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ヤバい若者



 先日、サッカーの試合で埼玉スタジアムに行ったときの話である。




 その時の相手は鹿島アントラーズ。




 関東を本拠地とする人気チーム、上位同士の好カード、
しかもJリーグ20周年記念試合であった。





 こういうゲームだと
ふだんサッカーをナマで見たことないヒトなんかも
スタジアムに足を運んだりする。




 バックスタンド上方、ワタシの席の隣にあとからやってきた
20歳前後と思われる若い男性2人組もそんな感じだった。




 「えーと、×○列の○×△番は、おお、ここだここだ。」




 スタジアムの段を上ってきてワタシの隣に腰を下ろす2人。




「おお、ここ、やばくね?」


「うぉー、これちょー、やべー。」


「やばいだろ?」

 
「うん、やべ、やべ。」



 最近の若者言葉では「ヤバい」は主として
オドロキを持った喜びを表す形容詞、もしくは感嘆詞である、
らしい。




 どうやら、初めてスタンドから見るピッチの様子に感動しているようだ。





 そのうち、場内アナウンスとともに
オーロラビジョンで選手紹介が始まる。




 まず、鹿島アントラーズの選手紹介です。



 時を待たず場内から割れんばかりのレッズサポのブーイング。




 それを聞いて、

「おおおおー、やっべー。」


「やべーー、やべーーー。」




 つづいて、我らが浦和レッズのスターティングラインナップです。




 場内湧きあがる歓声と打ち振られるたくさんの大きなフラッグの波。



「おお、見ろよあれ、やっべーーなあ。」



「うん、やべー、やべー。」




 ともかく、やべーしか言わない会話である。




 その後も応援歌が歌われたり、点が入ったり、勝利のホイッスルが鳴ったり
そのたびに2人して「やべー」を連発。




 おそらく、
「今日の試合、やばかったな。」


「ああ、チョーヤバかった。」


などといって帰ったんだろうなあ。





 まあ、言葉は時代とともに変わるものだから、
コミュニケーションの手段として成功していればいいんですけど。







 ここからはワタシの想像ですが・・・・





 とある病院で耳鼻咽喉科指導医のA先生が研修医のB先生と
頸部腫瘍の摘出手術をしています。




A「お、B先生、みて、CTと違うよ、これやばくね?」



B「ああー、センセイ、マジッすか、こりゃ、やばいっすねー。」



A「ほら、これ、こんな感じ、な、ヤバいだろ。」



B「あれあれ、いや、ヤバすぎですね。」





 実は、難しそうに見えた頸部腫瘍が、
いともあっさり無事摘出できた時の会話だとしても、
もし局所麻酔だったら患者さんは生きた心地はしないだろうな。






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テンション、上がってる?



 先日来た患者さんの女の子、6歳くらいだったか、
「かぜ、ひいてね、でも、なんかかえってテンションあがっちゃって・・・。」




 うーん、この「テンションあがる」という言葉、
最近よく聴きますよねー。




 どうもなじめない、っていうか。




 文脈から察せられる意味としては
「気分が(よい意味で)高まる」
とか
「元気が出てる」
みたいに使ってると思われる。




 「ハイテンション」なんて言い方もある。




 どうもしっくりこないのは、もともと「テンション」とは、
「緊張」「張力」という意味のはず。





 たとえばギターの弦や、ドラムの皮の「張り」の事をテンションという。





 「精神状態」ということでは英語本来の意味から言うと
「テンションが高い」状態とは
むしろ 「緊張している(不安である)」という意味のような気がするが。





 まあ、ガイジンには通じない和製英語なんでしょうけど、
誰が言い出したんでしょうかね?





 この意味のテンション高い、は英語で言うと「hyper」とか「lively」とかに当たるのかなあ。




 「ハイパー」は日本語でも同じ意味で使いますね。





 ちなみに「ハイパーテンション/hypertention」となると、
お医者さんや看護師さんなら誰でも知ってる「高血圧症」という意味になっちゃいます。
よくカルテに「HT」などと略号で書きますな。





 まあ、6歳の女の子だから風邪ひいて血圧が上がっちゃったわけじゃないでしょう。





 和製英語ってことを知っておかないと、
意外な場面で誤解を招くこともあるかも。




 いやあ、最近歳のせいか、テンション上がりっぱなしだよ、
塩分控えなきゃ、
 

  なんて。


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過去形丁寧語

 先月、学会で北海道に行った時のことだ。




 泊ったホテルで部屋まで案内してくれたマネージャーの人が
部屋の説明をしてくれた。




 部屋のかぎを開けて、


「お部屋、こちら○○号室でした。」



「タオルと浴衣はこちらにございました。」




 そう、ナゼか、文章がみんな「過去形」なのだ。





 これは、北海道の方言で、丁寧な言葉使いの時に過去形を用いる
ということらしい。


 その存在は北海道までの機内で読んだガイドブックでまさにその日に初めて知ったのだが、
いきなり「実物」に出会うと戸惑う。





 おお、これが噂の「過去形北海道弁」かあと思っても、





「お食事はこの下の2階のお食事処で夜7時でした。」





 おい、まだ、食ってねえよ。






「お風呂は新館7階の大浴場、夜11時まででした。」





 えー、もう終わっちゃたのー。




 
「非常口は、廊下に出ていただいて右手でした。」





 それで、今はどこが非常口なんだよー。






 頭で、わかっていても思わず突っ込みたくなる。







 で、フト気付く。





 これって、ちょっと前に問題になったあの奇妙な過去形コトバのルーツなのでは?



「こちら、ハンバーグステーキの方でよろしかったでしょうか。」



 という、アレだ。





 ひょっとして北海道から出稼ぎにきて「北海居酒屋チェーン店」とかでバイトする人たちが、


「こちら、函館産イカ焼きでよろしかったでしょうか。」


 などと郷土色を出してみたのが原因だとか?







 なんてことを、夕食を食べながら妻に言ってみると、


「さあねー、英語でも丁寧語の時は『Do you want to~?』を『Would you like to~?』っていうから、
過去形にはそういうニュアンスがもともとあるんじゃない。」





 なるほど「丁寧、上品な表現」≒「はっきり言わない、曖昧に言う」という図式は確かにある。






 ともかく北海道では「若者言葉」でも「誤用」でもなく、
キチンとした人がキチンとした場所で使うれっきとした丁寧語なのだ。







 しかしなあ、だからと言って、





「こちら、小樽港から直送の新鮮なお刺身でした。」






 ・・・・って、これ、もう時間がたって 今はもう新鮮じゃないのかー?





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時制の一致~謎の過去形疑問文応対

 伝票をチェックしていたら、NTTの電話料金が、以前前橋にいたときに作った
群馬銀行の口座からずっと引き落とされてることがわかった。
最近、こっちの通帳はめったにチェックしないので、知らないうちに残高がなくなっちゃうと困るので
他の、電気やガスと一緒の口座に変えようと思った。

 そこで、伝票にあるNTTの料金センターに電話を入れた。

 オペレーターの若い女性に、その旨伝えると
「それではお客様の、お電話番号を教えていただいてよろしかったでしょうか。」
「お客様の口座は、お使いいただけなかったでしょうか。」
「書類の方をお送りさせていただいてよろしかったでしょうか。」

 何で、みんなわけわからん過去形なんじゃー。
そんなん、日本語じゃねー。
何が言いたいか、わっかんねーよ。

 この謎の過去形、一時ずいぶん問題になり、企業なんかでも正しい言葉遣いに対する指導が
かなり行われたようだが、今時のNTTのオペレーターがこれでは、悲しい。

 他にも
「1万円から、お預かりします。」
とか
「コーヒーの、お持ちしました。」
などという、言葉遣いが、一時蔓延していたが、まだ、残ってたんだなー。
やれやれ。



 「採血の方、させていただいてよろしかったでしょうか。」
 「えっ、看護婦さん、よろしかったって、もう採血しちゃったの、上手だね、全然痛くなかったよ。」
 「いえ、まだゴム閉めて消毒しただけです。それでは、えいっ。」
 「うおお、やっぱ、痛ってー。」

 いや、ウチの病院はそんなことはないと思いますよ。

GWの話

 ゴールデン・ウィーク、NHKでは、この名称を使わず「大型連休」といいますね。
何でですかね。

 一般的にはGWなんて略されることも多いですね。

 この時期に毎年思い出すことがあります。

 今を去ること、20数年前(なんか今週はムカシ話が多いぞ。)
大学を卒業して、国家試験が終わった私は5月の大型連休明けから、
群馬大学耳鼻咽喉科に勤め始めました。

 といっても、まだ国家試験に受かったわけではないので、いわゆる医療行為は出来ません。
国家試験は4月の第1週にあり、発表は5月半ば。
その結果を受けて、6月1日から本採用となるのですが、慣例的に5月の連休明けから
病院に顔を出す、ということになっていました。もちろん、無給。
(だから、結果次第で5月半ばで一旦いなくなって、また来年、という人もいるわけだ。)

 注射、点滴、投薬などは出来ないので、先輩にくっついて、その診察を見学したり、
カルテを調べます。
外来カルテでは、病名や症状に応じたそ処方をノートに書き写して、処方の仕方を ”盗む” わけです。
病棟のカルテでは、術式や治療方針を調べます。

 んで、病棟のカルテを開いてみると、
どの人のカルテも
「5月○日 GW 5月△日 GW ・・・」
と、GWばっかりです。
「そっかー、いくらお医者さんといってもゴールデン・ウィークなんだー。」
しかし、ゴールデン・ウィークが終わったページもカルテは「GW」が続く。

「もう、ゴールデン・ウィーク終わってますよねー。何なんですか、これ。」
「あほか、オメエ、こりゃドイツ語だ。GazeWechselの略だ、ホウコウだよ。」
「へっ・・・。ホーコー?(方向?、芳香?、彷徨?、咆哮?まさか砲口?・・・)」
「包交だよ、包帯交換だ。手術した患者さんとかの創部を消毒して、ガーゼを取り替えるんだよ。」


 なーるほど、包帯交換ね。
そーいや病棟では半日かけて入院患者さんのガーゼ交換を毎日してた。
別に患者さんが彷徨(さまよ)ってるわけでも、吼えてるわけでもないのね。
大体、ゴールデン・ウィークなんてカルテに書く意味ないし。
勉強不足でした

「放校」にならないように、せいぜい一生懸命医局に「奉公」しよう、なんて思ったりしたわけです。

エイプリル・フールと4月バカ

エイプリル・フールですね。
さて、エイプリル・フール、昔は、4月バカともいいました。
ほんとだってば。今の若い人は、信じないかもしれないなー。何せ、今日はエイプリル・フールだから。
でも、40歳以上の人は、この「4月バカ」という言い方に、昭和を感じたりするはずだ。


 いつしか、この言い方は使われなくなったが、
それには「バカ」という、差別的表現を、特に放送、マスコミ関係で
規制されてることもあろうが(だからといって4月の知的障害では何のことかわからない)
日本人が、英語に慣れたことも大きいのでは。

 かつて1ドルが360円の時代(これも、ほんとの事だからね)日本人は英語に、慣れてなかった。
だから「横文字」なんて言葉もあったわけだ。
巷にある英語はごく限られたもの、基本的な単語だけ。「ファイト」とか「ジャンプ」とか。
「テレビ」とか「ラジオ」は英語じゃないし
「ナイター」とか「シャープ・ペンシル」「サラリーマン」などのように
欧米では通用しない和製英語もあふれていた。
(ちなみに「ライブ・ハウス」も和製英語だということだ)

 よって、洋画のタイトルもみんな翻訳。007の「ドクター・ノォ」は「007は殺しの番号」だった。
(もちろんダブルオー・セブンなんて読まない、読み方は「ゼロゼロななはころしのばんごう」、なんか引越し屋のコマーシャルみたいだ。)
テレビですが「STAR TREK」は「宇宙大作戦」、「MISSION IMPOSSIBLE」は「スパイ大作戦」だった。
大作戦、はやってたなー。
そういえば、「サンダーバード」の前にやっていたITCの人形劇「STINGRAY」もたしか「海底大作戦」だったような・・・。
「戦略大作戦」とか「空軍大作戦」なんて映画もあった。安易ですねー。
 
 最近は、みんな英語のまま出すのが多いようです。
「MISSION IMPOSSIBLE」とか「ファインディング・ニモ」とか。
もっとも後者は
「ファイティング・ニモ」と間違って言ってる人、結構多かったような・・・
戦ってどうする。

 これが、レコード(これも死語じゃ)になるともっとひどい。
イエスの「危機(CLOSE TO EDGE)」やピンク・フロイドの「狂気(DARK SIDE OF THE MOON)」はそれなりに雰囲気があり、今でも使ってるけど、
ビートルズの「A HARD DAYS NIGHT」は「ビートルズがやってくるヤァ!ヤァ!ヤァ!」だった。
しかし、今でもその手のもので、もっとも有名なのは
ジェフ・ベックの「ギター殺人者の凱旋」(原題BLOW BY BLOW)だろーなー。
これ、全然意味わかんねーよ

 今は、小学生でもアクセスとかアドレス、サイトなどのパソコン用語からプレッシング、アーリー・クロス、アスリートなどのスポーツ用語
その他サプリメントやコラボレーション、マニュアル、ビジュアルなど、英語があふれてる。
最近の子は英単語覚えるの楽だろーなーと思ってしまうが、実際、どうなんですかね。

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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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