スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

忘年会時代(第4話)

 第1話、2話、3話からの続きになっておりますので、そちらからご覧ください。



「それでさあ、セーラームーン、ウケたわけよ。」



「ふーん、そうなの。見てみたいわね。」



「いやあ、見ない方がいいって、ビデオとかもないし。」



 家に帰って、妻に忘年会の話などする。




 当時、妻は、4月の予定日の第1子の出産を控え、
前橋から実家である博多に里帰り出産する準備中であった。






 年も明けたある日、病棟の看護婦さんが、
「ああー、センセイ、この間のセーラームーン、良かったわあ。
何回見ても笑っちゃうのよねー。」





 あ、ビデオあるんだ・・・・。





 で、家に帰って何気に

「こないだのあれさあ、ビデオ看護婦さんが撮ったらしいよ。」




「え、見たーい、見たーい。」




「・・・・やっぱりね。じゃあ、今度借りてくる。」





 何となく気が進まなかったが、
まあ、あんまり見たがるんで看護婦さんにビデオを借りて
帰宅後、夜一緒に観賞(?)した。




 もちろん、私自身も初めて見る映像である。




「いやあ、こりゃヒドイなー。」




「あははは、でも、すごーい、おもしろーい。」



 妻も、もうずいぶん大きくなったおなかを抱えるようにしてウケていた。




 大いに盛り上がって、さて寝よう、とベッドに入った。




 ・・・そして深夜。




「ねえ、ねえ、なんかおかしいの。」



 トイレから戻った妻に、起された。



「水が、出るみたい・・・。」




 すわ、赤ちゃんの一大事と、車を飛ばして病院に。




 担当の産婦人科の先生を呼んでもらい、診察。





 診断は「切迫早産、前期破水」。




 予定日は4月だからまだ4ヶ月もある。




 一瞬、頭真っ白になった。




 しかし、即日入院となり
感染予防と、ウテメリンの点滴で治療、
2月中旬に無事長男を出産。





 里帰り出産の飛行機や向こうの病院もすべてキャンセルしたが、
母子ともに健康で出産でき、ホント、良かった。




 産婦人科のセンセイ、ありがとうございました。





 やっぱり、直接の原因はセーラームーンだろうか。





 全く、あんなビデオ、見せるんじゃなかった。




 ホント、お仕置きされちゃいました。




 以後、女装してません。
(いや、それはフツーだけど。)




   ・・・・・・・・・


 さて、この「忘年会時代」の第1話をアップした時に
「我々の鉄骨娘の写真を見たい」
というコメントをいただきました。



 残念ながら、私の手元には幸か不幸か「鉄骨娘」をはじめ、
毎年の宴会芸の写真は一切ありません。



 しかし、たった1枚だけ、
件(くだん)の「セーラー・ムーン」の写真 が現存しています。




 御覧に入れようかどうしようかズイブン迷ったのですが、
スキャナーで取り込んだスナップ写真を、ここに特別公開いたします。




 この下にありますが、
妊娠中の方は危険ですので、
なるべく見ない方がいいです。





 その他の方も
部屋を明るくして、
画面から充分離れてご覧ください。






 それでは、どうぞ。


   ↓



   ↓



   ↓



   ↓


EPSON001_convert_20101222180820.jpg
 左から、オレンジ色が耳鼻科のT先生、同じく耳鼻科のN先生、私セーラームーン、
受付のAちゃん(彼女だけ女性)、そしてセーラージュピターのT先生なのだ。


 やっぱ、こりゃ、シラフじゃグロいわ。




 くれぐれも、良い子はマネをしてはいけません。




 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。





スポンサーサイト

忘年会時代(第3話)


 第1話、第2話の続きなのでそちらから先にお読みください。





 耳鼻科の忘年会芸は、毎年人気を呼んでいたが、
毎年、キャッチーなネタを考えれるのがまたキビシイのであった。



 今年は、どうしようかなあ。

 去年の「M.C.ハマー」は、良かったが、
顔、真っ黒くしちゃって、あと大変だったなあ。
全員で、トイレで顔洗ったけど、なかなか落ちなくてなあ。

「ハマー・タイム!」mc-hammer_convert_20101221215754.jpg





 ああでもない、こうでもないと思い悩む毎日・・・・。




 と、ある日、外来の女の子供の患者さんのシャツを見て
「今年は、これだ。」
とひらめいた。



 それは、当時女の子の大人気だった
「美少女戦士セーラームーン」。




 言わずと知れたこれである。
月に代わってお仕置きよ!2328_key.jpg




 早速、秘密裏に準備を始めた。



 そんな頃、耳鼻科外来に小児科のTセンセイがやって来た。



 この先生、私より10年近く上で、
小児科のナンバー2だったんだが、
結構仲良かった。



「あのさ、オグラ先生、お願いがあるんだけど・・・。」



「また、子供の気管切開ですか、やだなあ。」



「いや、そんなことじゃないよ。」



「じゃあ、どんな?」



「ねえ、忘年会、セーラームーンやるんだって?」



( げっ、ど、どっからそんな情報を・・・。)
・・・いや、手加減しませんからね。」


「そうじゃなくってさ、僕も入れて欲しいのよ。」


「!」



 そういやあ、この先生、酔っぱらうとオネエ言葉になるし、
そっちの趣味あるというウワサも・・・。


「・・・・ううう、まあ、いいでしょう。その代わり、一つ条件があります。」


「おう、どんな?」


 「セーラー・ムーンはボクがやります。
先生は、セーラー・マーズか、セーラー・ジュピターです。」



「ああ、じゃあ、僕、ジュピター で。」



「いいでしょう。じゃあ、頑張りましょう。」(握手!)



 などというような、患者さんのお母さんが聞いたら
ドン引きするような「密談」が交わされたのだった。




 ということで、話がまとまり、
T先生も一緒にやることになった。




 年末の忙しい合間を縫って、
各色のカツラなど、小道具を高崎まで買いに行ったりした。




 衣装作りももうお手の物だ。





 そして、本番、前橋「ミヤマ会館」だ。





 結果は予想以上の大成功で、
終わって、トイレで着替えていると
隣りの広間でやはり忘年会やってた「東京電力」のヒト(実はオレが見てた患者さんだった)が

「いやあ、センセ、スゴイですね。
あとで、我々も使いたいのでその衣装、貸してください。」

といったほどなのだ。
(実際、後日、病院まで借りに来た。)





 もう、ずいぶん昔だなあ。





 実は、このセーラー・ジュピターことT先生、
いまやG中央総合病院の 病院長 なのだ。
(ばらしちゃったけど、もう20年近く昔の話なので。)





 さて、しかし、このあともう一個、タイへンな後日談が・・・。




 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。





忘年会時代(第2話)


続きですので第1話からお読みください。





 さて、「ネタ」はどうするか?



 「忘年会」なので、なるべくその年を象徴するネタがいいなあ、
ということで、雑誌やらテレビやら見ていたが、
ある日、
「これだ!」
というものを発見。



 その年、1990年に大ブームを呼んだ
「鉄骨飲料」

演じるは「鷲尾いさ子と鉄骨娘」 


 これである。
washio1.jpg



 さっそくCDを購入、コマーシャルをビデオに撮り、
準備に入る。



 昼間はできないので、
オペが終わった夜の外来で、
部下のN先生と受付のAちゃんと毎晩猛練習。




 「鉄骨飲料。鉄骨、鉄骨、鉄骨飲料、
     陽気に鉄分カルシウム、毎日こつこつ鉄骨飲料、
         いづれ血となる。骨となる。
               そーれそーれ鉄骨飲料♪~」





 衣装はそれっぽい生地で、3人分のミニスカワンピースを、
外来ナースのヒトが作ってくれ、
ナースストッキングをはいて本番に臨んだ。





 結果、本番の「ミヤマ会館」では
小児科男性ドクター5人による「白鳥の湖」をおさえて
堂々の初出場、初優勝を飾ったのだった。



 耳鼻科外来は一夜にして「宴会王」になったのだ。
(なんだそら)




 しかし、それ以後、毎年、秋になると、
ネタ探しに悩まなくてはならなくなってしまった。



 しかも、病棟の看護婦さんからは、
「今年は、耳鼻科、ナニ?」
と、再三の探りが入るようになった。





 そのうち、順位付けは無くなってしまったが、
(耳鼻科独走のせい?)
毎年、練りこんだネタで、大ウケを続けていたのだ。




~次回に続く



 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。

忘年会時代(第1話)


 先日赤ぺケ病院耳鼻科の忘年会に行って、
まあ、いわゆる「演芸大会」みたいなもんを見て、
ああー、懐かしいなあ、と思ったものだ。



 私も勤務医時代は「忘年会」と言うと燃えたなあ・・・。



  ・・・・・・・・・・・・



 今を去ること20数年前、
私は、新たに耳鼻咽喉科の科長として、
部下のN先生とともに大学から
G中央総合病院に赴任した。



「ねえ、センセイ、忘年会あるけど、どうする?」


「どうする、って・・・・。」



 実は耳鼻咽喉科の属する5病棟は、
小児科、眼科、歯科口腔外科との混合病棟で、
病棟ナースと、各科外来スタッフと、各科のドクターでの合同忘年会なのだった。



 そこで、毎年、演芸大会で優勝、準優勝など各賞を競う、
という趣向だった。



 耳鼻科の私の前任者はそういうことに興味がなく、
ついでに仕事にもあまり興味がなく、
院内では耳鼻科は「どマイナー」な存在だった。



 私が赴任して、耳鼻科の手術件数は倍増、
外科や整形に乗っ取られていた手術日もすべて取り返し、
最近は他科の手術日も時々食い荒らしている状態。



 もちろん、外来、入院とともに患者数は大幅に増えた。



 ここはひとつ、忘年会でも、耳鼻科の存在をアピールしたい。
(っていうより、この手のモノがもともと好きだ、ってのが本音であった。)




「よし、参加しよう。
しかし、出るからには優勝を狙う。」



 私の、芸人魂に火がついた。






 実は、私には「勝算」があった。




 その2年前、F赤十字病院の医長として初めて赴任した時、
そこでも、同じような忘年会があった。



 そこは、耳鼻科、脳外科、麻酔科、泌尿器科と病棟の忘年会だった。




 その時、耳鼻科は一人常勤だったが、
耳鼻科外来のナース、事務のお姉ちゃんの勢いがすごく、
彼女らに主導されるまま、
私も、ミニのワンピースに網タイツを履いて
ピンクレディーのUFOを踊り、
見事特別賞をゲットしたのだった。



 しかし、その後酔っぱらった脳外科の部長ドクターに、
網タイツの中のパンツにビールをぶち込まれたが・・・・。



 ともかく、その時、つかんだのは
「宴会芸は、おバカさと健康的なお色気だ。」
という、法則。



 やはり、オレだけ網タイツでもキモいだけ。



 若い女の子がやると可愛いけどインパクトに欠ける。



 で、これらを一緒にやると、
女の子がより魅力的に、オレがよりおバカに見えてウケる、
という論理である。




 こうして書くと、あほくさいなあ。




 さて、ともかく、戦いの幕は切って落とされた。


  ~第2話に続く。



 人気ブログランキングへ

↑ランキングに参加しています。一日一回応援のクリックをよろしくお願いいたします。
拍手ボタンもよろしくねー。




 | BLOG TOP | 

プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

カテゴリー

最近のコメント

最近の記事

月別アーカイブ

カウンター

FC2カウンター

現在の閲覧者数:

最近のトラックバック

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

ブロとも申請フォーム

FC2拍手記事別ランキング

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。