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新型インフルエンザについて

 

パンデミックとかエンデミック、エピデミックなんて言葉は
大学時代、「公衆衛生学」の授業で習いました。
「懐かしいー」なんていってる場合ではないぞ。

 さて、今回の豚インフルエンザは一応、新型インフルエンザと認定されたようです。

 WHOもフェーズ5を宣言し、いよいよパンデミックか、というところですが、
心配なのは、情報が正確に伝わり、正確に認識されるか、というところ。

 我が国でも、この調子だと近々患者発生、となる可能性は高い。

 その時の、国、地方自治体、医療機関、会社、学校その他もろもろの対応が
きちんと行くかどうか。
 何せ、見えない相手だからその辺が大変。

 狂牛病や鳥インフルエンザなどでも、間違った認識で見当違いの反応をしたり、
納豆ダイエットでいきなり納豆がスーパーから消える国だから、
今後、相当慎重に行かないと、大変なことになりますよ。

 そもそも、ウイルスってのがまず難しいヤツです。

 病原微生物として、よく細菌(バクテリア)との混同が見られますけど
ウイルスは細菌よりずーっと小さいもんで、
そもそもウイルスは生物ではない。

 細胞を持たず、それ単体では増殖できない。

 例えば、細菌を培地といって、栄養のある場所(寒天を引いたシャーレなど)におけば
増殖してコロニーをつくる。

 ところが、ウイルスはいくら栄養があっても動物の体の外では増殖できない。
他の動物の細胞内に侵入してはじめて増殖することができます。

 簡単に言うとウイルスは殻に入った遺伝子そのもの。

 生物はDNAに書かれた遺伝情報によって自己を複製しますが、
ウイルスはその遺伝情報だけを持って渡り歩いてるのだ。
他の動物の細胞に侵入し、そこにあるものを使って自らの複製をつくる。
そして、増殖して細胞を破り、またそれぞれが別の細胞に侵入する。


 例えて言うと、ある料理のレシピだけ持ってる人が、
マンションに入ってきて、勝手にある家に上がりこんで、そこんちの冷蔵庫を勝手にあけて
よそのキッチンを勝手に使って自分の好きな料理を作って、食い散らかしていくようなもの。


 いやー、こりゃ迷惑だわ。


 ちなみに免疫とは、一回そんな被害にあったマンションの住民が覚えていて
「あー、あのヒトよー。ダメダメ、追い出しましょう。」
といって、料理を作る前に追い出しちゃうこと。

 ワクチンとは、本人ではないが、写真とか扮装で
「こんな風体の人が来たら、危ないので追い返してください」
と予習すること。


 で、今回の新型インフルエンザで困るのは、誰もまだそいつを見た事がないので
とりあえず、マンションに入り、家の中まですぐ入っちゃうって事。


 ただ、どれくらい侵入しやすいとか、どれくらい食い荒らされるかは、まだわかんないわけだ。
つまり、ウイルスで問題になるのは
1.ウイルスの感染力
2.ウイルスの毒性

の2点です。

 まだ、この辺正確にわかってません。
またその毒性なんかも途中で変化する場合もあります。
最初は、サラダくらいだったけど、途中からフルコース作るようになっちゃったとか
または、その逆とか。


 いたずらに騒ぎすぎるのはいけないが、甘く見るのはもちろんダメです。

 きちんとした情報のコントロールが大事でしょうね。

 かつての「タミフルが消えた冬」のことを考えると(過去の私のブログを見てください)
すっごい不安です。

 大体、インフルエンザだけど0歳でタミフル飲めないからメイアクトを出します、
なんてことを言う医者がいるくらいだから・・・。





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内容か結果か



 ゴールデン・ウィーク始まったということで(まだ、連休には、なってないけど)
足利市駅に行くと、人だらけ。
フラワー・パークの藤が見ごろで、駅からシャトルバスが出てるようだ。
みんな、出かけたい気分になる季節みたいで、
東京行きの「りょうもう号」もほぼ満席だった。

 で、きょうはアウェイ、清水戦だ。
場所は「日本平」ではなく、「エコパスタジアム」。
ここは実は初めてです。
東京駅からは「こだま」で掛川まで行く。
「こだま」って乗るのはじめてかも。

 バスで山の上に登ってくのは「日本平」と似てるなー。
やっぱ、帰りは渋滞しそうだから、歩きで「愛野駅」からにするか。
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 さて、何は無くても、まずビール。
埼スタは車なので飲めないっすからね。
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 パルちゃんショー。
いつもこれで気合が抜ける。
(あと、レースクイーンみたいなおねえちゃんが踊るショーも。)
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 さて、みかん星人には負けないぞー。


 2009年J1第8節
  清水エスパルス  2-2   浦和レッズ  (エコパスタジアム)
        (前半  1-1)
        (後半  1-1)




 前節とはピッチの状況が良くなったこともあり、またパス・サッカーのペースが戻ってきた。
中盤を支配し、効果的にサイドに散らす。
左サイドがつまり気味な一方、右サイドの暢久の前にスペースができ、
ここから再三チャンスができた。

 しかし、痛恨のPK。
闘莉王は高さ強さがあるが、スピードの面で裏を取られると弱い。
まあ、しょうがない。
これで1-0の勝ちはなくなったな、と思ったけど。

 前半に追いついたのは良かったし、
選手たちも落ち着いていた。

 そして、後半。
直輝のシュートはよかったねー。
みんなで「直輝」コールをやったあと、
場内発表は「原口元気の得点」!?
アウェイとはいえ、そりゃないっしょ。

 さあ、これで1点リードの勝ちパターンだ、と誰もが思ったのだが・・・。


 内容の悪い1-0の勝ちと、内容の良い2-2の引き分けは今の時点のチームでは
どっちが、いいの?

 直輝の初ゴールが、生で見れたことに免じて
まあ、今日はこれはこれで、良かったとしよう。


 さて、また早く帰んないと、最終で帰ってこれん。
すると、帰りの「愛野駅」ごらんの大混雑。
ここは山手線か?
P4290023_ks.jpg

 んでもって、入ってきた電車が何と3両編成!

 うおー、こりゃ乗れんなー、と思ったが、意外とすんなり。
あれ、乗らない人が多い。
実はこの電車となりの掛川止まりなので、清水や静岡の人は次の熱海行きを待ってるわけだ。


 で、予定より10分早い電車に乗れたので、
予定より30分早い新幹線に乗ることができ(こだまは1時間に2本くらい)、
予定より1時間早い、最終の1本前の足利市行きに乗れたので(こっちは1時間に1本しかないのだ)
今日は早く帰宅できました。



 今日はいいこともあったし、悪いこともあったなー。



新市長に期待します

 昨日行われた足利市長選挙で大豆生田さんが当選しました。
このままでは、この町はダメだ、何とかしなくては、という市民の思いが、
既得権益を守って、自分たちだけ潤おうとする現体制を打ち負かした、ってことですね。
足利にとっては、30何年ぶりの、新体制ってことですね。


 いやー、よかったよかった。


 先日のブログでも書きましたが、私が応援演説をしたのが8年前。
今回は渡辺よしみ氏が強力に応援していて、最後に行った立会演説会でも
応援演説してました。
 あー、8年前はオレがやってたんだわ、あれ。
大分、役者が違いますね。


 さあ、それにしても、こっからがスタートです。

 テレビで対立する飯野氏の演説会もやってましたが、
地域の政界、財界の大物がずらりと周りを固め、そうそうたる顔ぶれでした。
何でも100近い団体が支持したとのことで、
これじゃあ、当選したらこのヒト、こいつらの言いなりだろうなーといった雰囲気でした。

 ということは、今後こういった議員、団体が大豆生田新市長の抵抗勢力になりかねませんね。
応援演説でも相当露骨な中傷をしてましたから。
議会が市長に協力しない、なんてのは他の地方自治体でもありました。
市議会議員の収入やボーナスカットも取り上げてるので、反発もありそうです。

 でも、膨大な借金を抱える足利市ですから、そういった「企業努力」は当然です。
民間企業では、賃金、ボーナスカットや場合によっては人員削減をして
生き残りを図ってるのですから、お役所だけが何の対策もしないのは不自然です。

 市会議員の皆さんも、今回の市民の声を真摯に受け止めて、
自らの身を削っても、市長、議会が一丸となって足利の再生のために
改革を進めて行ってほしいですね。
今回は、「組織の強制のない、市民の自由意志に基づく票」が4万4千票も入った、
ってことですからね。


 それにしても、勝ってよかったね。
44401票ですか。
新聞とかテレビ見て、あの最後の「1」がオレの票だ、
なんて言ってるヒトいっぱいいるよね、きっと。


 

雨の千葉戦

 

 外来が終わったのは1時半過ぎ。
計算では12時半に出れば、千葉まで間に合うわけだったが、
まあ、そんな時間に行けるわけないとチケットは取らずにいた今日の試合。

 最近は、花粉症もインフルエンザも終わり
平日は患者さんはガラガラで待ち人数0になったりすることもあるのですが、
土曜日だけは、朝から70人待ち。

 ああ、やっぱり間に合わなかったな、と久々にスカパー観戦。
(外来が早く終わっちゃって、行けたのにーと思うと、逆にがっかりするとこだ。)
さあ、ちゃんと、赤い服着てマフラー巻いてテレビの前に。


  2009年J1第7節
  ジェフ千葉   0-1   浦和レッズ   (フクダ電子アリーナ)
      (前半  0-0)
      (後半  0-1)



 なんだ、オレ行かなくてもやっぱ1-0かい。


 しかし、テレビで見てもすごい雨。


 雨の千葉アゥエイというと2005年のナビスコ準決勝第2戦を思い出す。
フクアリはまだ無く、市原臨海の最後の試合だったかも。
雨の中、がっかりして帰ってきたのを思い出す。
(そーいや、あん時は、第1戦は駒場で巻のゴールで負けたが、
この得点は実は帰ってビデオでみたらヘッドでなくハンドだった。
以後、巻は「手巻」といわれ浦和サポに嫌われてる。)


 さて、前回まで、パスサッカーが成熟してきたレッズ。
ここにきて、雨のピッチ・コンディションでどうなるか心配だったけど、
やはり今までのようなパスワークが出来なかった。

 加えて、前回初白星のジェフは、前線からの激しいプレスで浦和に中盤を作らせない作戦だ。
ミラー監督は、なかなかよくレッズを研究してる。
昨年は、レッズ戦の勝利をきっかけに残留への足がかりを掴んだんだったっけ。

 昨年、見事なルーレットからゴールを奪った「不快な」深井も、激しく左サイドを上下して
暢久、ポンテに自由なプレーをさせない。
アレックス(千葉の)も良かったし。

 今回は、ヤバかったですね。
シュートも少なかったし、ポンテの調子も悪かった。


 しかし、そんなレッズを救ったのが直輝の豊富な運動量と、古巣相手の阿部勇樹の活躍。
そしてエジミウソンの決定力でした。
(あと、千葉の決定力の無さ)


 試合終了間際にコーナー付近で時間をつぶすのは、ここんとこ手馴れた感じだが、
やっぱ、2点目をとって勝ってほしいなー。

 そして、何と、山形が鹿島と引き分けたので
レッズ、首位じゃないですかー。
ちょっと、予想してなかったので(最近謙虚になってたので)
正直、やや、戸惑います。

 いや、いっその事このまま残り試合、全部1-0で勝って優勝しちゃえー!
(あと、27試合ありますけど・・・。)

酔っ払ってわかんなくなっちゃうヒト

 SMAPの草ナギ氏が、酔っ払ってハダカになって逮捕されちゃいましたね。
彼のことは、よく知らないけど、NHKの動物番組のナレーターよくやってましたね。
新聞記事見ても、おとなしい人みたいなので単に「酒癖が悪い」ってタイプなんでしょうか。



 この件で、ふと思い出した人がいます。


 その人は、私の耳鼻科医局時代の先輩のT先生です。

 黒縁のメガネをかけて、やせてて顔色の悪いT先生は、
わたしが国家試験に受かって医者になり、耳鼻科の医局に入局した時の1年先輩でした。
すごく真面目な先生で、いつも小声でぼそぼそ話すのですが、
新人の私にも優しく丁寧に指導してくれました。

 正確に言うと先輩としては1年にちょっと欠けます。
私の前の年は3人入局者がいました。
広島大を出たS先生、産婦人科から転職したT先生
(イニシャル同じで混乱するな、じゃあT1先生で、もう1人がT2先生、
うー、これじゃあリンパ球みたいだ。)

 まあ、今回の話のT先生は、最初東大の小児科の医局に入ったのだが、
なぜか2ヶ月でやめ、
ウチの大学の耳鼻科の医局に入ってきたのだった。

「なんで、医局変わったんですか。」
と、ほかの先輩に訊くと
「うーん、本人は言わないけど、アレじゃないの。」
「そうね、アレだろうねー。」
「アレって何ですか?」
「そのうちわかるよ。」


 やがて、我々新入医局員(我々の代も3人でした)と新人ナースの新人歓迎会が、
教授から、講師、婦長、看護婦さんなど集めて伊香保温泉のホテルで盛大に行われました。
当時はバブルの始まった頃で、大宴会場の宴会のあと、
地下のバーに、みんなでショウを見に行きました。
ポリネシアン・ショウみたいなヤツで、外国人のダンサーが男女多数出演し、
火の輪を回したり、派手なダンスを踊ったりします。

 お酒を飲みながらボックス席で見ていました。
そのうち、激しい打楽器の連打とともにリンボー・ダンスが始まりました。
「あ、あれ、T先生じゃない?」
見ると浴衣姿の客が、ダンサーに混じってます。
「えー、さっきまでここにいたけど。」
そこには、空のグラスがあるだけでした。

 フラフラしてるのですがリズムとともにリンボー・ダンスを始めちゃいました。
ほかのお客さんもいっぱい見てるのに。
見ると、いつもの伏し目がちな暗い表情ではなく
視線が定まらず、口元がニヤニヤしてます。

 でも、もともと体が硬く、しかも泥酔してるのであっという間にコケてしまいます。
浴衣がはだけ白いブリーフが丸見えです。
でも、ゆらりと立ち上がり、帯も解けたまま、またへらへらとリンボー・ダンスの列に入っていきます。
見かねた医局員があわてて「回収」しました。


 「アレが、東大辞めた理由らしいぜ。」

 T先生はお酒を飲むとワケわかんなくなっちゃう人だったのです。
別に暴力をふるうとか、怒ってあばれることはないのですが。
しかも、翌朝はなーんにも覚えてない。

 なるほどー、東大で酒の席でなんかあったんだなー。
しかし、それにしてもここの医局は何てやさしいんだ。
みんなが暖かく迎えてる、
っていうかなんか逆に楽しみにしてる?


 その後も、飲みに行くといろいろ面白いことがありました。

 特に泊まりで温泉なんか行くと大変で、
浴衣のまま岩風呂に飛び込んで、そのまま湯船に浴衣を脱ぎ捨てて風呂から上がり、
ほかの医局員の浴衣を着て部屋に帰っちゃったり。
浴衣をとられた医局員は裸でホテルの廊下を通り部屋まで帰って来ました。

 また、ある時は夜中にホテルの2階の窓から出て、
外の壁をつたって看護婦さんの部屋まで行き、
半裸でスパイダーマンのように窓に張り付いいて、
部屋にいた看護婦さんたちに悲鳴を上げさせたり。



 その後、私よりちょっと先に埼玉県で開業しました。

 最近は、お会いしてませんがどうなんでしょうねー。



 さて、話は戻って草ナギ氏。
やっぱ、だからこーゆーヒトは周りの友人がちゃんと見ててあげないと。
まあ、やったことはトンデモない事だけど、そんなに悪いことしてないよねー。
某大臣が激怒したらしいけど、あんたらそんなこといえるほど潔白か?


 賄賂や詐欺、恐喝でもないし、人を傷つけたわけでも、禁止薬物を使ったわけでもない。
例えば、人妻と不倫なんかした芸能人なんかのほうが
法律的にはともかく、もっと社会的に制裁を受けるべきだとは思いますが。


足利市長選

 足利市長選、始まりました。
大豆生田さんと、飯野さんとか言う元副市長(だっけ?)のヒトとの一騎打ちですね。

 実は、前々回の市長選の時、私、大豆生田さんの応援演説で足利中回りました。

 大豆生田さんは、実は薬局のコミネ君の後輩です。
薬剤師さんなんですね。

 その関係で、政治とは全く縁もゆかりも無い私が、応援演説を頼まれることになっちゃったのです。

 それまで、選挙演説会なんて聞きに行ったこともない私が、
なんと、演説をする方になっちゃったのだからびっくりでした。

 まあ、大豆生田さんとは、その前から知り合いで、
家族で一緒にバーベキューなんかしたこともありましたし、
本人やご家族が患者さんでウチにかかったこともありました。


 ともかく、彼の誠実な人柄と、政治に賭ける熱い情熱はよく知ってましたので、
応援弁士を引き受けたわけです。

 その時は、現市長に負けちゃったわけですが、
実際に参加してみて、いろんなことがわかりました。

 選挙ってのは、自分がいいと思ったヒトに一票を投じるもの、と思ってましたが、
そうでもないことがあるようだと。

 要するに、組織、団体が自分たちに利益をもたらしてくれるヒトに票を取りまとめる
「組織票」ってのが、かなり多いらしい。

 私も、応援する以上、勝ってもらいたいので、知り合いやなんかに声をかけると
自分は大豆生田さんに入れるけど、
親は会社のほうから相手候補に入れるよういわれてるのでどうしてもダメみたい。
なんて、話がやたら出てくる。

 どうも、特定の大規模な支持団体を持たない大豆生田さんに対し、
相手は、地元の有力企業やいろいろな団体から支持を取り付けてるみたいなのです。
なるほど、これが「組織型の選挙」ってやつなんだ。
日本の選挙はこれが多く、田舎に行くほどその傾向が強いという。

 でも、これはおかしいですね。
団体に属さない、個人の意見が政治に反映されない。
強者はますます力を持ち、弱者はさらに衰退してしまう。



 やっぱり、自分の目で見て、政治家を選んで欲しいです。

 実は、医師会ってのもいわゆる「圧力団体」です。
選挙のたびに、ポスターがまわってきたり、後援会に名前を書いて欲しいと紙が回ってきます。

 私は、一回もポスターを貼ったり、名前を書いたことはありません。

 別に医師に不利益でも、社会全体から見て利益になることならそのほうがいいでしょう。

 そうやって、医師会の推薦は無視して自分の意思で投票してます。


 今回の選挙も、自分の意思で投票します。


 足利市は、このところ衰退の一途をたどってます。
近隣の佐野市や太田市の躍進振りを見ると、このままではかなりヤバイ、と思います。
小売店がつぶれ、人口が減少し、ショッピングモールも賑わいません。
映画館も無くなっちゃったし、子供も少ない。
若い人がどんどん、この町から離れていきます。


 今回の対立候補の方も、現市長の後継を立てようとした団体がいろんなヒトに声をかけたが
何人も断られて、やっと頼み込んでたってもらったという経緯を耳にしました。
無理やり頼まれて立候補した人と、
ずっと以前から市長になって足利を良くしようという情熱に燃えてる人なら
どちらを選べばいいかは明らかです。


 私としては、是非、大豆生田さんに、市長になってもらい
思い切った改革で、この町を建て直して欲しいですね。


 あれ、なんかこのブログ、応援演説みたいになっちゃいましたね。





右も左もワカリマセン

 
 さて、4月になって、職場にも新人がデビューする頃ですね。
まあ、当院は別に新しい顔ぶれは無いんですけど。
何となく、新鮮な気持ちになる季節です。

 もう、はるか昔、医者になったばかりの事を思い出しますね。


 さて、医者になって新人の頃はそれこそ右も左もわかんないのだが、
実際に耳鼻科医になると、本当に文字通り右と左がよくわかんなくなります。


 どういうことかっていうと、患者さんと相対して、
患者さんの右耳は向かって左の耳、左の喉の辺りは向かって右の喉の辺りなわけだ。

 当たり前なんだけど、これが、けっこう混乱するんです。

 「どっちの耳が痛いんですか。」
 と尋ねて、

 「右です。」

 と、言われたら、カルテに

 「Rt.-Otalgie(右耳痛)」
 と、まず書けばいいのですが、

 「こっちの耳です。」
 と、指差された場合
  えーと、指してる耳が向かって左ってことは、
 患者さんの右耳だな、という段階を経ないといけない。

 逆に、
 「右です。」
 といわれて、カルテに右って書いて、じゃあ診てみますね、といっていきなり左耳を診そうになる。



 まあ、これは、しばらくすると慣れるのだが、そうすると逆に日常生活で混乱します。


 そこ右に曲がれとか、ちょっと左のほう見てみて、ってのはそうでもないのだが、
「その、左のヤツとってくれる?」
などという、自分から見て前にあるものの右左が混乱しちゃうのだ。


 今までは出来ていた瞬間的な判断ができなくなっちゃうのです。



 どの科でも、そういったことは少なからずあると思うが、
耳鼻科は特に右左の確認が多いような気がする。
内科なんかは少なそうだが、やっぱ、眼科とか整形なんかも多いのかなー。



 そういえば、それに関連してCTの見方が耳鼻科と脳外科で逆さまなのご存知でしょうか?

 CTスキャンを撮ったとき、耳鼻科は患者さんと、相対したと同じ向きに見ます。
つまり向かって左に患者さんの写真の右が来ます。
一方、脳外科では、手術の時、術野は患者さんのアタマのほうから見ることになります。
そうすると、医者の左右と患者さんの左右が同じになるので
CTの写真を向かって右に患者さんの右が来るように掲示します。
レントゲン写真は裏も表もシャーカステンにかければ見られますが、
その掲示の仕方が互いに裏返しなのです。


 大学病院時代、脳外科とカンファランスをすると、
この点がどうも厄介でした。




 今でもたまに、
「どっちの耳が痛いんですか?」
と尋ねると
「ええ、先生から見ると左なんですが、私からすると右の耳です。」
などと、気を使った答え方をしてくださる方がいます。

 大丈夫です。
もう25年もこの手のコトやってますから。

1-0の中味


 さて、今回は私の今季初の、ナイトゲーム。
私が、スタジアムに行くと、必ず勝つ、という勝利のジンクスは今夜はどうか。


  2009年J1第6節
   浦和レッズ   1-0   京都サンガ   (埼玉スタジアム2002)
       (前半  1-0)
       (後半  0-0)



 勝ちましたね。
しかし4戦連続1-0かい!


 これを、得点力不足と見るか、堅実な守備と見るか。

 フィンケ自身は
「(このスコアでは)イタリア人の監督と思われるかも知れない。」
とジョークを言ったようですが。

 しかし、同じスコアでも内容はどんどん進歩している!

 横浜戦の1-0はPK。試合内容はリアクションサッカーだった。

 大分戦の1-0はオウン・ゴール。攻めていたがシュートは10本。

 名古屋戦の1-0は崩して原口。中盤でパスがつながりシュートは15本。

 今回、京都戦の1-0はポンテからエジミウソンの裏への飛び出し。
 完全に、試合を支配しシュート数は17本。
 得点は認められなかったが、うち2本相手のゴールネットを揺らしたシュートもあった。
 相手GKの好セーブに阻まれたのもけっこうあったし。


 開幕、鹿島戦では、パスをつなぐことだけに専心し、ゴールに向かうイメージは希薄だった。


 それが今日のゲームを見るとゴールに向かう様々なアイディアがいっぱいだ。
名古屋戦から、試合内容はさらに向上してる。
ボールをもらった選手は、つなぐためのパスではなく
ゴールに至るまでのパスをイメージしてるのが見て取れた。


 それにしても、感心したのは、浦和の選手たちがトラップが上手くなったこと。
トラップとは受けることだが、実はアクションの始まりでもある。
ボールを自分のものにしてから、何をするか考えるのではなく、
ボールをもらったら次に何をするかということを考えているので、
トラップしてからの動きが早い。

 マッチ・デイ・プログラムを読んだら、フィンケは浮き球の処理の練習をしてるそうで
なるほどなー、と思った。


 今回、攻めた割りに点が取れなかったことについては、いろいろ言われるかもしれないが、
大丈夫、このまま行けばもっと入るって。



 さて、唯一の心配は仕事で次節の千葉戦行けないこと。
私が行くようになっての4連勝なので、ジンクスが心配だ。

まあ、今節、千葉は今季初勝利を勝ち取ったらしいので、
浦和のもつ「連敗ストッパーのジンクス」は、心配がなくなったのだが・・・。


ヒゲナマズの逆襲

 前回のドクター・ホリデイの記事いかがでしたでしょうか?



 さて、そーいえば、こんなことがありました。


 開業して数年たったある土曜日、
その日は学校検診で耳鼻科受診を指示された(いわゆる「ひっかかちゃった」)子供たちで
外来はけっこう込んでました。

 私は、あまり「ひっかけない」方なんですが、チェックの厳しい先生もいます。

 「ったく、この位、わざわざつけなくてもいいじゃん。」などと内心思いつつ
 「ハイ、大丈夫みたいねー。」
と、治癒、プール可にマルつけて、ハンコ押してかえします。

 紙出さないと、プールに入れないのでプール開き前の土曜日が最も混みます。

 
 ・・・・そして、
「ハイ、○○君ですね。こんにちは。小5、鼻炎って言われたわけね。
普段、ハナとか出るの?」

「えー、フツーです。」

 んー、何がフツーなんじゃ。出ないって事?

そこに突然
「ウチ来る時は、ハナかんでるな。」
連れてきた、おじいちゃんとおぼしき男性が、口を挟む。

「くしゃみとかはどうかな?」

「うーん、フツー。」

「くしゃみも出とるんじゃないか。」

またまた、おじいちゃんが入ってくる。


 当院は、親が来ても口がきける子なら、まず子供に話を聞く方針だ。
そもそも、周りが口出すから、ちゃんと会話が出来ない子になっちゃうんじゃないか。

 全く最近の子供ときたら、何を聞いても
「フツー」と「ビミョー」と「チョー」の三択で答えやがる。


 それにしてもこのおじいちゃん、作務衣とか着て、変わった感じだし、
何となくさっきからだんだん、こっちのほうに近づいてくるなー。
大体、一緒に住んでるわけでもないみたいだし、
無視して患者さんに、集中しよう。


「はい、じゃあ、ちょっとハナ診てみましょう。あー、ちょっと、悪いかもね。
副鼻腔炎があるかもしれないなー。」


と、その時、そのおじいちゃんがささっとオレのところに近づいてきて

「こんにちは、サクライです。ご無沙汰してます。」

と、囁いた。


 え、サクライ?ゴブサタ?
も、もしかして、往復ビンタの「ヒゲナマズ」!?

 と、びっくりしておじいちゃんの顔を見ると、ニヤニヤしてるその顔は
紛れも無く、元担任のサクライ先生だったのだ。
あの、往復ビンタの。


「あ、ど、どうも、ナマ、いや、サ、サクライ先生。
その節は、た、大変お世話になり、その後、私も医者になって、耳鼻科で、いや、その。」
突然の事に、アタマん中が真っ白になって、自分でも何言ってるかわからない。


「じゃ、じゃあ、レントゲン、撮ってみましょうか。」
といって、あわててレントゲン室へ逃げ込んだ。


 いやー、あせったあせった。


 結局、その子は副鼻腔炎が見つかり、薬で治療することに。


 そして、診察後、急いで薬局に電話をいれる。

「おー、コミネ、大変だ。ナマオが来たぞ。」

「えー、ナマオって、まさか、あのビンタのナマオか?」

あだなの「ヒゲナマズ」から通常は「ナマオ」と我々は呼んでいた。

「もうすぐ、そっち、行くと思うから。気をつけろ。
ナンカ、作務衣みたいなの着てるから。」

「おお、そりゃ大変だ。了解、サンキュー。」


 何に気をつけろってわけでもないんだが、とりあえず連絡してやんないと。



 コミネ君には、あとで、おかげで心の準備が出来て大いに助かったと、感謝されました。



 でも、誤解ないように言っとくと、我々は別にサクライ先生を、嫌ってたわけではありません。
それどころか、とても好きな先生でした。
確かに、おっかなくて手が早いけど、まあ、こっちが悪さして起こられるのは当然だし。
後で、ネチネチ言うとか、えこひいきをするとか、そういうのが一切無く
男らしく、さっぱりした先生でした。


 そもそも、私なんか、その先生の指導のおかげで、
栃木県青少年作文コンクールで、特選がとれたのじゃ。
それで、「作文学習の窓」っていう、県内の小学生向けの作文指導の副読本に
私の作文が載ったのは、
この間の「ドクター・ホリデイ」に私の文章が掲載される37年前の出来事だった。




 今回「ドクター・ホリデイ」に掲載されたのも、今、こうしてブログ書いてるのも、
当時のサクライ先生の作文指導のおかげかも。

お約束のドクター・ホリデイ掲載原稿、全文です。

 皆さんは星占いを信じますか?私は、断固信じません。

 もちろん、医者たるもの科学者のはしくれですから、そんな非科学的なことは信じない、
というのは当然のスタンスですが、私の場合もっと積極的な理由があります。

 協和発酵の方からこのテーマの原稿を勧められた時、浮かんだのは、ある男のことです。
 それは、生年月日が私と同一、幼稚園、小学校、中学校、高校が一緒で何と現在、
当院のすぐ近くで調剤薬局をしている薬剤師、小峰衆一君の事であります。

 生年月日が同じってことは、星占いも同じなわけで、こやつと同じ運命とはというのはどうも私には受け入れがたい。


 付き合いの最初は、幼稚園のクリスマス会でキリストの生誕劇をやった時、私が東方の博士で、彼が羊飼い役だった以来だから、そりゃクソ長い。

おまけに、小学校3年生から同じクラスになり、小学校の時のサッカースクール、中学も当然サッカー部で一緒、中学時代はついでに生徒会なんかも一緒にやってました。


 この男の性格は、一言でいうとトンデモナイ。頭は切れるが、スケベで、酒好きでいいかげん。小学校、中学校時代は彼のせいでずい分先生方におこられました。(彼にいわせると、逆のことを言いますが。)



 小学校6年生の頃、担任が出張で授業が自習になりました。図工だか、なんだったか。
ともかく、ナンカのきっかけで私と彼はクラスの女の子の顔に絵の具で次から次へと落書きをし、女の子がとなりのクラスの先生のとこに駆け込みました。

 早速、呼び出し。2組のK先生は女の子たちに訊きました。

「この二人に、私がビンタをくれるのがいいか、それとも、君たちが好きなように二人の顔に落書きをするか、どっちか選びなさい。」

クラスの女の子は「落書きの刑」を選びました。
そして、油性マジックで我々二人は顔中落書きだらけにされてしまいました。

「帰るまで、そのまま落としてはいけない。」
と先生に言われ、そのまま給食を食べ、
昼休みはその顔で、驚く下級生たちの前で校庭でサッカーをし、
午後の授業を受けて帰りの掃除の時間になりました。

 我がクラスの担任、通称「ヒゲナマズ」が帰ってきました。へらへら掃除をしてた我々の顔の落書きだらけの有様を見て

「なんだっ、お前らその顔はっ。」

「いやこれは、自習時間に、かくかくしかじかで・・・。」

って、全部説明が終わんないうちに

「バカヤロ、(パン、パン、パン、パン)」

と、二人とも往復ビンタ。

「顔、洗って来い。落とすまで帰ってはならん。」

と、怒鳴りつけられました。

季節は真冬。手洗い場で冷たい水を流し、
蛇口にぶら下がったネットに入った石鹸で顔をゴシゴシやると、
ビンタもらったほっぺたが痛いのなんの。

「油性、落ちねえな。」

「しかし、最初んときにビンタもらってたほうがよかったな。」

「結局ダブルで食らっちまったな。」


 おー、今思い出してもおぞましい。こんなエピソードはまだまだいっぱいある。

その後も、中学でもこいつといると、どうも先生に怒られる。
高校でクラスが離れ、大学は、もちろん全く関係がなかったので、
もうすっかり忘れていたのだが・・・。


 開業の時に、また彼が現れたのだった。
院外処方を持ちかけられそのまま、もう10年以上も調剤をお願いしている。
大体、就学や理科が苦手で、政治学、経済学は教師も舌を巻くほどだったバリバリ文系のコイツが、何で薬学部出て薬剤師なんかなってんだ。

 まあ、読書家なのは昔からで、膨大な知識を持ってるが、
最近もよく文献を調べたり学会や研究会に積極的に参加し、
私の知らない知見を教えてくれたりする。
(あるいはオレを出し抜こうとしている?)
まあ、その点非常に助かってるし、処方や疾患の上での疑問点をバシバシ直接訊いてくれるのは、医者と薬剤師の関係として、とても良いことだ。

 開業医という、閉塞しがちな立場で、役に立つ知見や情報は何よりも大事。
そして、お互い忌憚のない意見がいえることが、患者さんの役に立ってるのかなーと思っている。



 しかし、よりによってこいつとこんなにずっと付き合うとは思わんかった。
やっぱ、星のめぐりが悪かったのか。あ、いや、星占いは信じないんでした。

サッカーはさすがに最近はフットサルになったが、
カヌー、スキー、ダイビングと相変わらずよくツルんで遊んでる。


 まあ、これからもよろしく、とりあえず。
って、感じ。



名古屋、今年は日帰り

 先週、埼スタ大分戦から帰って、
 うーん次は名古屋か。
そーいや、去年の名古屋戦は夜行の「ムーンライトながら」で
月曜日の朝5時に東京駅に着いたんだった。
「ムーンライトながら」ダイヤ改正でなくなちゃったんだっけ。
まあ、月曜日の朝5時に東京着いて、そのあとそのまま外来診療、大変だったけど。

 さて、今年は名古屋午後4時キックオフ、じゃあ6時前に終わる、で時刻表検索すると・・・
ん、帰ってこられるかも!

 というわけで、調べた結果、足利着23時48分の最終でナントカ帰って来られることが判明。

 じゃあ、行くしかねえか、名古屋。



  2009年J1 第5節

  名古屋グランパス   0-1   浦和レッズ   (豊田スタジアム)
         (前半   0-1)
         (後半   0-0)



 朝、手早くイヌの散歩を済ませてから、足利駅から小山に向かい「やまびこ」で東京へ。
電車に乗ると本がいっぱい読めるのがうれしい。
普段なかなか、まとめて本読む時間取れませんからね。

 東京駅で駅弁とビールを買い、名古屋へ。

 豊田スタジアムは実は名古屋には無い。
名古屋から地下鉄、電車で小一時間。
豊田市って、けっこう遠い。

 やっと豊田市駅に着きました。盛り上がってるぞ。
P4120107_ks.jpg

駅を降りて、また20分くらい歩く。

  P4120109_ks.jpg
お、見えてきました。
P4120113_ks.jpg


 スタジアムに着いて、まず試合前にビールで気合を。
ツマミは、名古屋なので「みそ串かつ」。
P4120117_ks.jpg
こりゃ、相当甘いです。
名古屋人の味覚はわからん。


 さて、レッズ相手ということでビジュアルめいたこともやってみる「ナーゴヤ・グリャンパス」。
P4120120_ks.jpg
ちょっと、ショボイけどアントラーズよりはマシか。

 で、肝心の試合は・・・。

 主力の抜けた大分と違い、ほぼフルスタメンの名古屋相手に、立派な戦い。
同じパス・サッカーを目指すチーム同士相手に、
試合の主導権を握ったポゼッション・サッカーが出来た。

 そして、原口のJ初ゴール。
いやー、歴史の始まりを見たかも。

 この思いは、はるか昔、小野伸二のJ初ゴールをナマで見た時以来かも。
あの時は、確か横浜国際競技場で相手は今は無き横浜フリューゲルス。
フリューゲルスのホーム開幕戦だったような。
と、いうことはあの時もキーパーはやっぱ楢崎だったのかなー。

 後半、ダヴィのシュートは肝を冷やしたが、坪井、集中してました。

 いやー、はるばる名古屋くんだりまでいった甲斐があったというもんだ。
豊田スタジアム
 
 さあ、グズグズしてはいられない。
早く帰んないと、家にたどり着かない。
最後のすったもんだでロス・タイムが5分もあってハラハラした。
ったく、イエティはいつもこうだ。
P4120125_ks.jpg
 すばやく夕暮れのスタジアムを後にして、駅まで人の波をかき分けて急ぐ。


 さて、豊田市駅で電車に飛び乗り、
その後、地下鉄、東海新幹線、東北新幹線と乗り継いで小山まで。
小山で降りた「やまびこ」にもレッズ・サポがいた。

 そして11時11分発の両毛線最終で、足利まで帰って来ました。
何とか、ギリギリ今日中に。
P4120131_ks.jpg
さー、帰って試合のビデオ見るぞ。



 

哀愁のケフラール

 昨日も、まだまだインフルエンザ。
しかもB型もいたが、夕方来た患者さんは久々にA型でした。
今日も、B型が出たし、まだ続くのかよー、こんなに暖かいのに・・・・。




 さて、今日かかった、初診の赤ちゃん。
問診票の、飲んでる薬のところに「ケフラール」。

「尿管逆流症って、いわれてる?」

「ハイ。」

んなら、いいです。

 ケフラールって薬、私が医者になった頃(およそ4半世紀近く前か!)に出た抗生物質で、
それこそ、めちゃめちゃ売れた薬だと思います。

 いわゆる「セフェム系」の抗生物質で、当時ホントによく効いた。
時まさしく、抗生物質バブルの頃で、
何でもかんでも「とりあえず」抗生剤、って頃だった。

 その甲斐(?)あって、その後急速に耐性化が進み、
いまや、殆ど臨床的には役に立たないという、
逆に場合によっては耐性菌を元気にさせるので、使わない方がいいこともある、という薬だ。


 でも、この「尿管逆流症」には効くらしい。
私、専門外なのでよくわかりませんが、一応、論文取り寄せて読んだことがあります。
英語の論文だったけど、書いたのは日本の研究者でした。


 だから、今、この薬をそれ以外に使うことは、まず、無い。
(それでも20数年前と同じに効くと思って出してるナサケナイ医者もいたりするが。)
続いて、ヒットした「セフゾン」って抗生物質も、今や相当効かない薬になってます。
コッチは「黄色ブドウ球菌」に対する抗菌力があるので、「とびひ」なんかでは、
まだけっこう使われてますが、中耳炎なんかでは完全に出番ないですね。



 だから、そうやって処方されてる「ケフラール」を見ると、
昔は、一世を風靡した歌手が、いまや売れなくなって場末のドサまわりやってるみたいで
妙な哀愁があります。
ギャラ(=薬価)も、相当安くなったしね。


ドクター・ホリデイ

 このほど、私の文章が雑誌に載りました。
しかも、全国誌!

 ・・・といっても、週刊朝日でもサッカー・ダイジェストでもなく、
まして文芸春秋でも月間キャバクラ通信でもない。

 協和発酵キリンという製薬会社が出してるPR誌「Dr.Holiday(ドクター・ホリデイ)」というヤツです。
製薬会社がお医者さん向けに出してるPR誌ですから、
一般の本屋さんにはおいてないし、そもそもタダです。


 なーんだというなかれ。
この本、私が病院勤務医時代からあり、けっこうその手の雑誌の中では老舗です。
あちこちの病院の医局で見かけるので、多分発行部数もそれなりに多いのでは?



 しかも、私、ムカシからこの雑誌、けっこう好きです。


 名前のとおり、学術的な記事は一切ありません。
この辺の割りきりがすばらしい。


 仕事もきっちりするけど、いろんな趣味や特技を持って
余暇も十分に楽しんでるというお医者さんを紹介する雑誌です。
(けっして、ろくに仕事もせずに、バンドだ、サッカーだなどと遊んでばかりいる医者の紹介をする雑誌ではないです。)



 しかし、私、この雑誌に乗ったの2回目。
(メディカル朝日や耳鼻咽喉科臨床には一回も載ったこと無いのに。)


 1回目は、趣味紹介のコーナーで「カナディアン・カヌー」やってる医者とのことで
掲載していただきました。
このときも、趣味って、どれにしようか迷ったのですが
サッカー・サポーターの先生も、ロック・バンドやってる先生も
確か過去にこの雑誌に載ったことがあるので、カヌーで行きました。



 で、今回。


 担当の高橋さんに
「いやー、先生、ちょーっとお願いがあるんですけど。」
と、例の東北弁のイントネーションで持ちかけられたのがこの掲載です。

「先生、ドクター・ホリデイに『悪友・親友』ちゅうテーマで一筆書いてほしいんですけど。」

「いや、オレ、その本出たことあるよ。」

「いや、今回、寄稿ちゅうことで、自分で書かなきゃなんないので
なかなか引き受けてくれる先生がいないんですよ。
先生ならブログやってるから、いいんじゃないかということで。」


 うーん。
なるほど、前回はきれいなお姉さんが取材に来て、それを元に記事を書いてくれた。
確かに、自分で記事を書くとなると断る先生も多いかもなー。
しかし、このオッサンにいろいろ頼まれると結局引き受けることになっちゃうんだなー、これが。


 まあ、モノ書くのはキライじゃないんで。



 そんなわけで「Dr.Holiday」4月号、手にされた方も多いと思います。

 雑誌読んで、このブログに来た方があれば、
是非ご感想を。

 また、逆にいつもこのブログをごらんの方でご希望があれば、
雑誌の記事をこのブログに転載してもいいかなと思いますが。
一般には手にすることのない雑誌ですからねー。
ちなみに、内容は、私と薬局の小峰君とのガキのころのエピソードを中心にした文章です。



 実は、偶然、この雑誌の同じ号に私の大学時代の同級生の林泰広くんが載っててびっくり。
彼は、群馬大卒業後、浜松医大の耳鼻科に入局し
今もその地域の基幹病院の勤務医としてバリバリ活躍してる男です。
昨年、大阪の学会でチラッと会いましたが忙しそうでしたねー。
しかし、勉強もデキましたが彼は多才な男で、特に落語研究会で活躍、
私も何回か、落語聴かせてもらいましたが、最近は、やってんのかなー。
すっごく、上手でしたよ、当時。
まあ、落語家もロック・バンドも声でかいから、オレと同じで耳鼻科向きだったんすね。




 ところで、私が昔からこの雑誌を好きな理由がもう一つ。
お医者さんが自慢の(?)娘さんを披露するコーナー「お嬢さん」。
このコーナーを楽しみにこの雑誌を読んでる方も多いのでは。
かつて勤務医時代はは毎回、同僚と雑誌を見ながら
「今回は当たりだ。」とか「こいつははずれだ。」とか、勝手なこと言ってました。

 うん、今回は2件ともかなり「当たり」なのでは・・・。
 


 そーだなー、次回は、5年位したら、ウチの娘を、このコーナーに。
 ・・・なんて。



インフルエンザ、もうちょっと

 
 インフルエンザも沈静化、昨日は2人だけ、今日はまだ出てないぞ。


 医師会から週間インフルエンザ発生の報告書が来た。
足利市内でインフルエンザの発生を知るために
昨年から、足利市内の医療機関が連携してインフルエンザ患者の発生状況を
毎日カウントし、医師会に報告する。

 医師会ではそれをまとめて、1週間分の患者数、年齢分布、地域を報告書にして
各医療機関に届けてくれる。

 それによると先週1週間の足利市内のインフルエンザ発生は41人。
おー、ずい分減ったのー。

 ん、待てよ。
「看護婦さん、ウチでインフルエンザ陽性、先週何人だっけ。」
「ええと、11人です。」

 そうだよねー、毎日1~2人出てたから。

 と、いうことは、市内のインフルエンザ発生の4人に1人はウチで診断してるんだ。
4人に1人はいくらなんでも、比率が高すぎる。


 やっぱ、見落とし多いんじゃねーの?

 インフルエンザばっかりが当院に来るとも思えない。

「先週、熱が出て小児科かかったんですけど、インフルエンザではありませんでした。」
あー、そう。
まあ、いいか、とも思うんだが、やっぱそん中にはインフルエンザの場合も少なからずあったろうな。
鼻の入り口にチョコッと綿棒入れたくらいじゃきちんと判定できないぞ。
もちろん、インフルエンザはタミフルやリレンザ使わなくちゃ治んない病気じゃないし、
熱下がっちゃえば、それでいいんだけどね。


 ただ、じゃあ、ってんで抗生剤出す先生が多いので、それだけはカンベンしてよ。
インフルエンザはもちろん、風邪だって抗生剤は無効なんだから。


 でも、患者さんはその抗生剤で熱が下がったと誤解してんだよなー。

 
 さて、今日こそはインフルエンザいないかと思ったら、夕方、最後の最後でまたB型出ました。

 あーあ。



ジャズ・ボーカル初体験

 先日、埼玉スタジアムで大分戦の勝利を見届けたあと、
あわただしく車を飛ばして、館林のライブハウスに向かいました。

 我がバンドのドラマー野口先生んとこの患者さんがライブで歌うってんで
CRPのメンバーがそろって出かけたわけです。
(ベースの前原先生は春休みでどっか行っちゃってお休み。)


 患者さんつってもセミプロみたいな人みたいで、
バックバンドは皆、東京でやってるプロのミュージシャンらしい。

 問題は、「ジャズ」なのだ、これが。

 私、ロックばっかり聴いてたので、クラシックが苦手だが、ジャズもこれまた不得意です。

 金払ってジャズのライブなんて、画期的なのだ。

 ジャズっていえば、ピアノとかサックスとかが交代にアドリブやって
何コーラスかやって終わると「パチパチ」と拍手する、
あの展開が退屈で、曲がみんな同じに聞こえちゃう。

 1曲2曲はいいが、3曲目はもういいや、という感じなのですが
今回はボーカルモノなので、ちょっと期待してました。

 結果は、うーん、まあ悪くないけどもういいか、という感じかなー。

 まあ、もっとプロ中のプロみたいな人のすごいライブ聴けば別かもしれないですが。


 ただ一つ感じたのが、ジャズ・ボーカルって
私が子供の頃聴いた歌謡曲にテイストがすごく似てるってこと。
いわゆる1960年代の「演歌でない」歌謡曲です。
ザ・ピーナッツとか欧陽葬葬とか着物でなくドレス着て歌ってた人たち。
なんか、初めて聴く曲もどことなく懐かしい感じでした。



 要するに、その当時の歌謡曲のコンポーザーやアレンジャーそしてパフォーマーが
流行の「ジャズ」という音楽を意識、無意識に下敷きにしていたからでしょう。

 同じような意味で1970年代、80年代の歌謡曲は「ロック」を下敷きにしています。
ピンク・レディーも沢田研二もチェッカーズもシブがき隊も。


 そして、最近のJポップにリズム&ブルースを下敷きにした曲が多いというのも
同じ図式でしょう。
何せ、この4月からのNHKの朝の連ドラの主題歌もR&B調だったし。
(誰が歌ってるか知らないけど。)


 まあ、そんなわけで、やっぱオレはロックがしっくり来るなー、と。


 いや、でも、最後までちゃんと聴きましたよ。
歌も演奏も、それなりに上手かったし。



 もっとも、俺の後ろで聴いていたリード・ギターの土井先生は3曲くらい聴いたとき

「オグラさん、もういいですかね。俺たち、先にどっかで飲んでましょうか。」

と、いきなり帰る気になってたけど。


 このヒトも相当「ロックな」産婦人科医だからなー。


帰ってきた左足

 先週のアウェイ開幕戦に続いて、今回は「私のホーム開幕戦」だ。

 あー、埼スタはいいなー。
また、ここに「帰って」来た、という感じはまさに「ホーム」スタジアムだ。



 2009年J1第4節
     浦和レッズ  1-0  大分トリニータ   (埼玉スタジアム2002)
         (前半 1-0)
         (後半 0-0)



 ついに、帰ってきたぞアレックス!
昨シーズンは年間通して15分のみの出場、
単純に計算すると、時給は億単位になっちゃうという。

 4バックのサイドバックはレッズでは初めて。
いやー、長らく戦列はなれて試合勘がどうかとも思ったが、
けっこうキレキレでしたね。
コーナーやフリーキックも積極的に蹴りにいってたし、
左のキッカーがいるとやはり心強いです。

 得点もクロスの質がもたらしたオウンゴールだと思いますし、
(最初の場内アナウンスではエジミウソンのゴールだった。)
左SBというレッズに欠けていたパーツが一つ補われた形ですね。

 まだ、連携の面では熟成不足で、アレックスが左に開いても
ポンテや直輝が見てない場面も何回かあったが、これが形になってくると
強力な武器になりそうだ。

 もっとも、ウェズレイ、高松をはじめ故障だらけのトリニータに1-0では
物足りないともいえるが、内容は前回横浜戦と比べ格段に良かった。
(それにしてもピチブーいなくて良かった。こいつは苦手だ。)


 さて、今日の試合で感心したのがもう一つ。

 それは、主審の吉田さんのポジショニング。

 常にボールに近いところにいるのはさすが。
大分のユニホームが濃い青で、審判の濃いグレーとちょっと似てる。
レッズがボールを持った瞬間、そばに相手がいて、あー、もう寄せられてると思うのだが、
それがよく見ると相手ではなく、吉田さんだったということが何回かあった。
デフェンスラインの裏にボールが出たときもすばやく回り込んでいた。
遠くの方からミスジャッジを繰り返す、岡○正○氏や柏○丈○氏には是非見習って欲しいもんだ。


 それにしても今日のマッチデー・プログラムの大分トリニータのマークが
なんと、FC東京のマークになってた。
これが、実は勝因だったりして。

 今日のプログラムはあとでコレクターの間で価値が出る、・・・・わきゃ無いか。


身だしなみはキチンと

 今日来た小学生の男の子。
先日調べたアレルギーの結果を聞きに来ました。

「どうですか、その後、鼻の具合とか。」
「ええ、薬飲んでから全然大丈夫みたいです。」
「そうですか○○君は、花粉症ありませんでした。
おめでとー。もう、お薬はいりません。」


 花粉症かなー、と思っても調べてみると、そうではなく「無罪放免」なんて人は時々います。


「ちょっと診てみましょう。
そうね、鼻かぜだったみたいですね。
鼻ものどももう大丈夫だね。
ただ一つ、ちょっとマズイ点があるなー。」

「えっ、何ですか?」

「そのシャツ。」

○○君は「鹿島アントラーズ」のシャツを着てました。

「あ、いや、これはもらい物で・・・。」

にわかにうろたえるお母さん。
しかも、背番号は40番小笠原。

「オレ、小笠原嫌いなんだよなー。」

「いや、別に挑戦してるわけではありませんので。」

ますますあせって、わけのわからない言い訳してるお母さん。



 皆さんも、当院にかかるときは身だしなみに注意しましょう。
もちろん、何着てきても、ちゃんと診察はしますけど。


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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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