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結婚式、サイコー!

 かねてからの予告どおり、日曜日は午前中臨時のインフルエンザ外来を行う。



 そして、お昼過ぎ、式場のバスで岩谷家、川島家の結婚式で宇都宮へ。

 新婦のアヤちゃんは
言わずと知れた我がロックバンド「CRP」のキーボード兼「まえはらクリニック」のナース。

 一方新郎の岩谷君は当院に出入りしてた製薬会社のヒトで、
いわばオレが「縁」となってるわけだ。


 開場は宇都宮モノリス。

 結婚式直後の二人。
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 いい感じですね。

 続いて披露宴に移ります。
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 二人を結びつけたのは「ピアノ」。
新郎新婦の連弾です。
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 恒例のケーキカット。
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 実は食べることは2人ともピアノより得意です。
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 そして、待ってました(?)、なんと「CRP」の演奏だ。
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 どこに行っても「爆音ライブ」。
演奏曲は「Basket Case/Green Day」「The Locomotion/Grand Funk Railroad」。
ついでにアンコールももらっちゃったので「20th Century Boy/T-Rex」
まで、やっちまったぜ。


 その後、2次会に。

 ナゼカまたまたケーキカットしてる2人。
よっぽどケーキ食いたいか。
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 そして酔っ払いになっていくヒト達
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 こちらやはり最近結婚した新婚夫婦とその父(?)
「オメーラ、仲良くやってっか?ダメだぞ、オメ、かみさんにサービスしねっと。」
「いや、ちゃんとやってますよ。」
「お父様、もっと言ってやってください。」
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 僕らも、早く結婚したいでーす。
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 といいながら2人を出し抜いて「婚活」する奴。
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 ともかく、がっちり掴んだこの幸せ、みんなが祝福しています。
とっても素敵な結婚式でした。
ガンちゃん、アヤちゃん、ホントにおめでとう。
いつまでもお幸せに。
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やっぱり・・・・。

 Jリーグもあと2試合。

 毎年最後の頃になると、インタビューでどのチームの選手も
「あと、残り試合、全部勝ちます。」
なんて事を言うが、これは政治家の公約と同じくらいあてにならない。
インタビューもマニュフェスト作ってもらおうか。



 2009年J1第33節
 京都サンガFC   1-0    浦和レッズ  (西京極競技場)
    (前半     0-0)
    (後半     1-0)



 でも、今日は、勝てたよなー。

 午後2時土曜京都ではスカパー観戦だ。

 連勝、しかも前節の劇的勝利で波に乗りつつあるレッズ。
4位キープならACLも見えてくる。

 一方、ここのとこパッとしないサンガ。
ただし今日勝てば残留確定とか。


 試合はほぼレッズが支配。
パスもかつての横、後ろ、足元へのゆるいパスではなく、
緩急のある効果的な崩しもけっこうあり、
実況の八塚さんも(このヒト好き、ほんとサッカー好きなんだろうなー、ってのがいつも伝わってくる)
解説の福西も(コイツはキライ、現役時代の汚いプレーを見てると、きっと善人ヅラしてワルイ奴なんだろうなーと思ってしまう)
レッズのパスサッカーの完成度を評価していた。


 しかし、サッカーは点をとらんとイカンのよ。


 今日の高原のコースを変えるヘッドや、ディフェンダーに体を預けて反転して打つシュートは
彼の持ち味だが、昔はみんなあれがゴールに入ってたはずだ。



 前半が終わった時
「何となく、負けるかも。」
という思いが、過去の経験から頭をよぎる。
多分、選手にも・・・・?


 そして、負けるならこの形しかない、という
カウンター、サイドチェンジ、マークずれる、ウラ取られる、のパターンから失点。



 結果にすごく納得してしまう自分がカナシイ。


 ああー。



 さて、試合中に何回か病院の電話なりましたが、
深夜は取っても試合中は電話取らないのが当院の方針ですのであしからず。
急患の方は試合終了を待ってお電話してね。


 試合後には1人、インフルさん診ましたが。

今度の日曜日、インフル外来します。


 緊急連絡です。

 先日の休日の患者さんの話、またまたブログ読者の方からのご連絡により
休日診療所が大変なことになってるようです。


 んー、このままではイカン。


 そのため、急遽、今度の日曜日当院もお手伝いすることにしました。

 医師会休日診療所の担当の方と相談した結果、
休日診療所に問い合わせがあった患者さんのうち、
インフルエンザ疑いの発熱患者さんをこちらにまわしてもらうことにしました。
まあ、問い合わせはほとんどがインフル疑いのヒトでしょうが。


 ただし、今度の日曜日は午後からCRPのアヤちゃんの結婚式のため、
お昼過ぎにはバスに乗って(しかもギター持って)
宇都宮まで行かなきゃならないので、
11時~11時半くらいで受付は打ち切りになっちゃうと思いますが、できるだけやります。


 朝、9時半からです。


 日曜日はインターネット受付は「なし」ですので、
状況をお電話で確認いただけるとよろしいかと思います。
もちろん、直接来ていただいてもけっこうですが、
インフルエンザ疑い以外の通常の初診、再診は受けませんのでご理解ください。
耳が痛い子は、もちろん診ます。


 熱が出てから数時間たってからの方が検査の正確性が出ます。
土曜の夕方、夜から、あるいは日曜日朝からの発熱の方は、
日曜の午前中にお越しください。


 日曜のお昼、午後からの発熱の方は、月曜日の受診で間に合いますから、
熱が多少高くても、なるべく夜間救急を受診しないようにしましょう。
本当に重症な方がきちんと診られなくなります。


 昨日のブログで述べたように、新型はそれほど恐れることはありません。



 この提案に対し、
二つ返事で引き受けてくれた薬局の小峰君、
そして、当院のスタッフの皆さん、
感謝です。


 やはり、今回のインフルエンザは一つの「社会的災害」ではあります。

 常々思っていることですが、医療機関は個人経営でもやはり公的な役割があります。
かつてのブログ「やり残した事」で書いたことがすこーしだけできるかも。


アフリカやアフガニスタンはそう簡単には行けなくても、
ここでは多少、役に立てるでしょう。
1分で行けるし。


季節性とパンデミック、どっちが怖い?


 さて、皆さんは従来型の季節性インフルエンザと
いわゆる新型インフルエンザ(パンデミック・インフルエンザ)では、
どっちが怖いと思いますか?


 「そりゃ、新型が怖いに決まってんだろ。」

 と、思ったあなた、間違いです。


 「だって、テレビで言ってたけど、死んだ人だってけっこう出てるじゃん。」


 なるほど、でもそこに情報の落とし穴があるのです。


 従来の季節性のインフルエンザで毎年何千人もの方が亡くなってます。
何百人もの子供が脳症になってます。

 でも、それは一般には報道されません。

 なぜって、当たり前だから。
肺がんや胃がんで何人死のうとニュースになんないでしょ。
健康なヒトがただの風邪で運悪く肺炎になって死んじゃっても、それもニュースにはなりません。


 もちろんインフルエンザが老人健康施設や老人病棟なんかで集団発生して、
死亡があった場合はニュースになります。

 しかし、それ以外はいわゆる「ニュース・バリュー」がありません。



 一方、新型の方は最初は「感染疑い」だけでもニュースになりました。
続いて、患者が確認され過剰な報道がありましたね。

 死亡例も最初は大々的に騒ぎましたがだんだん減っています。


 マスコミは(特に日本は)そんな体質です。

 食品の偽装問題があったときには次々にニュースで出てました。
しかし、今は全く話題になりません。

 急に無くなるわけはないので、日本のどこかでは
産地や賞味期限の偽装くらい、今でも小規模ながらあるでしょうが、
今は「ネタ」としての価値がないので報道されないだけです。


 確かに推計で感染者900万人ともいわれる新型インフルエンザは脅威ではありますが、
実は今のところ重症化は少ない。


 インフルエンザの病原性は
(毒性という言葉はやめましょう。インフルエンザは毒素を出しません。)
感染力とは別のものです。


 ウイルスがどれだけ急激に体内で増殖し、それが宿主に影響を及ぼすかです。


 「新型」インフルエンザは多くの人が免疫を持ってないので、
とりあえず罹りやすい。

 しかし、ウイルスは細胞の中でしか増殖できません。

 新型は、まだ人間の細胞で増殖した経験が少ないのでまだそのテクニックが未熟です。
もたもたしてるうちに感染した人間の作った抗体に捕らえられてしまう。

 一方、従来からある季節性のインフルエンザは、何年も流行を繰り返してきました。
人間の体の中で生きていく術(すべ)を知り尽くしているといえます。


 新型インフルエンザの症状が比較的早く改善するのはこのためです。
すぐに熱が下がるヒトが多いです。
(これはもちろん喜田先生から聞いた話を元に私が推測したものです)


 もちろん、H1N1なので、年長者が何らかの抗体を持っている可能性や
流行がまだ若年者に限られているので、
毎年インフルエンザの大半の死亡例となる高齢者の感染が少なく、
死亡率に関しては厳密な議論ができないとは思いますが。



 また、将来的にこの「新型」がヒト細胞での増殖力を増した型に変異していくことは
充分考えられますし、おそらくそうなっていくでしょう。


 かかるんなら、今のうち?


 いや、無理にかかることはないすけど。
どんな危険があるかもわかんないし。


 まあ、理想的には新型ワクチン打ったあとで軽くかかっとく、
ってことができたらベストでしょうな。

(ベルリンの壁崩壊とは関係のない)ソ連の消滅の話

 新型インフルエンザワクチンの予約を開始しております。
 今回対象者は未就学児童(1歳以上)です。


 実際問題として一体、何本入荷するかわかんないですが、
とりあえず希望者は木曜日までに予約してください。


 もちろん「新型」にもうかかっちゃったヒトは必要ありません。



 さて私が10月19日付で書いたブログ「従来型インフルエンザと新型インフルエンザ
を覚えておられるでしょうか。


 ここで、疑問として
今回「新型H1N1」が出たので今までの「Aソ連型H1N1」と「A香港型H3N2」は
今シーズン以降どうなるんだろうということを書きました。


 マスコミでも全く触れられてなかったもので。



 この疑問について、この間の専門医講習会で講師の先生2人がコメントしてました。



 現段階では推測の域を出ないが、従来のAソ連型H1N1は消えるだろう。
B型はもちろん残るが、A香港型H3N2は、消えるかもしれないし、残るかもしれない、
とのことです。


 まあ、私の予測もそうでした。


 病院でやってるいわゆる「簡易検査」はA型とB型の区別はできますが
ソ連型と香港型の区別はできません。
まして同じH1N1であるソ連型と新型の区別もできません。

 しかし、私はこのA型は全部新型ですと患者さんに説明してきましたが、
この間の講習会で提示されたPCR検査のデータを見ると、やはりほぼすべて新型でしたね。

 わずかにB型も出てましたが。
実際に足利市でもB型の報告がありました。


 じゃあ、今年はB型も流行ってるの、っていうとそうではありません。


 実はAにしろBにしろ、インフルエンザは一年中出てるはずです。


 でも流行期で無いといちいち検査をしないので、
普通の風邪として処理されてるわけです。
流行期でなければ、重症化も少ない。


 今年は、こんな形で新型インフルエンザが流行ってるので
検査をすると、たまたまB型がひっかっかって来る、ということに過ぎません。


 そして毎年、B型や香港型に先行して流行するソ連型が殆ど出てないとすれば
新型にとって変わられる可能性は高いでしょう。


 「Aメキシコ」っていう名前になるのかしら。


 だから、このままソ連型が新型に取って代わられれば
今打ってるワクチンのAソ連型の成分はまあ、意味が無い。
でもA香港はビミョーとしても、少なくともB型に関しては大いに意味があるわけです。



 つまり今年の予防接種はB型とA型が別になっちゃったわけですね。

 メンドクサイ。


続きを読む »

インフルエンザキットの功罪



 新型インフルエンザ、いつまで続くんでしょうね。

 毎日、検査、説明の繰り返し。

 同じことをいちいち説明しなきゃなんないのは、花粉症のときと同じ。

 まず、新型であること、学校への届出、休む期間、証明書について。
そして、感染の様式、マスク・手洗いの必要性、食事・寝室・トイレの注意。
抗ウイルス薬の説明、タミフルとリレンザの同じ点と違う点、服薬期間。
合併症・重症化について気をつける症状、解熱剤の考え方、併用薬。
家族に発症した場合、不顕性感染、予防接種の考え方。


 これらのことを患者さんの反応を見ながらもれなく話さねばならん。


 たまたま、一緒に結果が出た人は2人まとめて聞いてもらったり。
これも花粉症のときと同じだー。


 おかげで声がガラガラだー。



 まあ、この新型から
「因果関係が明らかでインフルエンザと診断できる」ものについては
簡易検査をしなくてもタミフル、リレンザを出していいことになったのは助かります。
この8月に出た通達です。



 ところが、昨日の休日、昼飯食ってると病院の電話が
「もしもし、Tですが、子供が熱を出しまして・・・。」
「ああ、お姉ちゃんが5日前、お母さんが2日前にインフルエンザでしたから
インフルエンザでしょうね。」
「それで、昨夜救急で病院かかって・・・。」
「夜間かかったのか、インフルだからタミフルかなんか出たですね。」
「それが、検査陰性で、明日熱があれば、またかかるようにと。」
「いや、それもうインフルだから薬出していいのよ、小さい子だし。
じゃあ、休日診療所に電話して、もう検査要らないから診察だけで、タミフル出してもらって。」
「それが電話したら50人待ちで・・・。」


 そりゃ、しかたがない、ってことで
患者さんに来てもらって診察してタミフル出しました。
薬剤師さんとこにも電話して来てもらって。
もちろん診察で中耳炎、その他の発熱の原因等の無いことをチェックしますが
インフルエンザの簡易検査はしませんでした。


 そもそも、これは、その救急の医者が、きちんと
「インフルエンザです」、と診断すれば
もっと簡単に済んだ話。


 厚労省の8月の通達を知らないのか、
こんなん症状も状況も、インフルに決まってるじゃん。

 まして小さい子だし、何より 翌日も休日 だってことはわかってるはず。


 その前も、夜間に救急病院かかったのに、
3時間も待たされて検査陰性ですと返された園児がいた。
そこんちも1日前にウチでお兄ちゃんがインフルエンザと診断されてる。
こういう子は検査いらないでしょ。



 検査キットができてから確かに診断は簡単になったけど、
医者は、いや人間は何千年も前からインフルエンザを診断してきたわけだ。


 まさに検査結果だけ見て患者さんをみない医者って事です。



専門医講習会、大変勉強になりました。


 そんなわけで、土日は専門医講習会で仙台に行ってきました。

 いやー、いろいろ勉強になったです。

 1日目は、好酸球性疾患を中心にアレルギーとの関連の話をいくつかと、
ショートステイ・サージェリー、つまり日帰りや短期入院手術の話を聞いてきました。

 この分野は次々に新しい知見や技術、器具なんかが開発されてる分野なので、
最新の講演を聴くと大変タメになります。

 中には、おー、あの機械使ってみたいなー、なんて手術器具もあるんですが、
「これはまだ日本に輸入されてなくもちろん保険も通りません」、
などという話で、悔しかったりする。


 まあ、花粉症や、アレルギー性副鼻腔炎などの話で、
以前と違った概念や新しい治療の方法・方針も
いっぱい聞いてきたので、これは即実践したいと思います。

 だから、当院の治療指針もモノによって微修正が入ります。
今までと違う説明、投薬もあります。
医学って難しいですね。



 2日目は、ウイルス性疾患の話をいくつか聞いてきましたが、
なんといっても、いわゆる「新型インフルエンザ」のすばらしい話を聞いてきました。

 演者は日本のインフルエンザ、ウイルス関連では第1人者の喜田先生でした。

 このセンセイ、初めて話を伺いましたが、スゴイです。

 まず、話がわかりやすい。

 アタマ悪い人ほど話が難しくわかりにくい。
難しい話をわかりやすく説明できるってのは「できる」人の証拠です。

 そして、モノの見方がすばらしい。

 この方は、話を聞くと研究室でパソコンやってるんではなく
アラスカやモンゴルや中国に自ら出かけていって、
そこで、渡り鳥の糞や死体を調べたり、豚を実際に解体したりしてる
現場の人、なのだ。

 だから、モノを見て、考える、
その筋道が非常にしっかりしてる。

 だから、厚生労働省の役人や政治家のダメなとこが我慢ならない。
こんな事やってちゃダメだ、とはっきり指摘する。
ホントはもっといいたいことイッパイあるんでしょうが、
公の場なのでやんわり皮肉交じりに言ってましたが・・・。



 ともかく、私が、インフルエンザに対して持ってた疑問やなんかが、
この先生の話を聞いてことごとく、氷解した。

 「やっぱり」、とか、「なるほど」、とか、「ごもっとも」、とかの連続でした。


 結局、今のままのインフルエンザ対策ではダメってことです。


 なぜ、新型インフルエンザはすぐ熱が下がるのか、
なぜ、新型の予防接種は1回でいいのか(1回でいいんです!)、
なぜ、鳥インフルエンザは高病原性になったのか、
なぜ、新型インフルエンザは豚から始まったのか、
なぜ、今のままのインフルエンザ対策ではダメなのか、
今後季節型インフルエンザはどうなっていくと考えられるのか、

 みーんな、納得のいく説明ですべて理解できました。


 今後、機会あるごとに、外来での説明や当ブログでお話します。


 どうして、こういうことが、マスコミできちっと伝えられないんだろ。



 ちなみに、今回の「新型」インフルエンザという名前は正しくないそうです。

正しくは「パンデミック・インフルエンザ」と呼ぶべきなのですが、
適当な訳がないまま、「新型」とよばれるようになってしまったとか。



 このウイルスが確認された時、喜田先生はこのワクチンを従来の季節性ワクチンに
組み込むべきだと主張したそうですが、
厚労省がわけのわからん理屈をつけて却下したらしい。


 その時にきちんとワクチン対策ができてれば、
現在のワクチン騒動は防げた可能性が高いですね。


正夢?

 専門医講習会で仙台から帰ってきて真っ先にすることは
録画したこの試合を見ること。
もちろん、情報は封印してある。

 土曜日は、学会場では赤のネクタイ、シャツも真っ赤とはいかなないのでピンクのシャツ。
下着は、真っ赤なトランクスでレッズの勝利を祈っていた。
いわゆる「勝負下着」である。


 その晩、仙台のホテルで夢を見た。


 妻が「昨日の試合、3対2だったね。」
「えっ?」
「早い時間に2点取られて、その後追いついたんだけど・・・。」
「おおー、帰ってから見るんだから、試合の結果ゆーんじゃねー。」
というところで目が覚めた。


 2009年J1第32節
   浦和レッズ     3-2     ジュビロ磐田  (埼玉スタジアム2002)
       (前半    1-0)
       (後半    2-2)



 なんと、オレは予知能力があるのか?


 試合はずばり3-2。


 先に2点取られたわけじゃないけど、「追いついた」という点はあってる。
ただ、3点目がどっちに入ったかまでは夢の中で聞かなかったんですが。


 闘莉王、高原、ポンテ、来シーズンの去就が注目される選手が先発。


 試合の入り方は良かったし、得点シーンも良かった。
あのヘッドは相当難しいですぜ。

 しかし、相手に合わせる悪いくせで、時間とともに試合がマッタリしてくる。
これ何とかなんないかなー。


 そして、その油断を「奥目の前田」はしっかり「見て」いた。


 エジの得点王争いを考えると、もっとも取られたくないヤツに2点を奪われてしまう。

 その後前田は3点目のチャンスになんでシュート打たなかったでしょうね。
再三ピンチがあり、ジュビロに点が入ってもおかしくなかったですね。


 逆転され、やっと「目の覚めた」レッズは攻勢に出るが、なかなか得点が奪えず。


 しかし、同点に追いついた時、私の頭をよぎったのは
2004年の埼玉スタジアム、当時まだリーグ屈指の強さを誇っていたジュビロ相手に
ロスタイムに長谷部が勝ち越しゴールを決めて
3-2のスコアで勝った試合だ。
(あの時、雨でしたね。私、スタジアムで少し泣いちゃいました。)


 あんなことが、ひょっとして起こってくれれば・・・。


 それがナント、現実となる。
エジのまさかロスタイムの「サヨナラ・ゴール」!!


 おお、オレってホントに予知能力が・・・?
(でも、こっちは予知ではなく願望か。)


 でも、今度から、いい夢見られるように、
試合前はマクラの下にレッズの選手の写真でも入れて寝ようかしら。



 そーいやマジでレッド・ボルテージあたりで
レッズの選手が七福神みたいに宝船に乗ってる
マクラカバーなんか作ると売れるかも。
古沢優センセイのイラストで、商品化、どうです?


今度の土曜日ホントに学会で休診です。


 えーと、ご連絡ですが今週の土曜日は学会のため休診です。

 ホントに学会です。

 サッカーじゃないです。


 専門医講習会で仙台に行ってきます。

 我々耳鼻咽喉科専門医は国家試験とは別に試験を受けて専門医を取るわけだが
(「耳鼻咽喉科認定専門医試験」参照。)
これの更新に単位が必要。

 この「専門医講習会」毎年この時期にあるのです。

 日本を6つのブロックにわけ持ち回り開催なので
11月の第3週の土日に、
仙台、東京、名古屋、大阪、広島、福岡のローテーションで行われる。
毎年、土曜の午後から日曜日のお昼までという日程です。


 11月第3週といえば、Jリーグもいよいよ大詰め、優勝争いが気になる頃だ。
以前も、学会場を途中で抜け出してホテルでテレビ見たり
(この時は初めてのステージ優勝の時、でも見たのは後半だけです)
名古屋だったか広島だったかで学会があった時は、ともかく帰って家でビデオ録画で見ようと
途中の駅、新幹線とかで試合の情報を一切遮断して帰ってきたりとか
(この時はJ1復帰決定の時)
そんなタイミングがこの時期だ。


 まあ、今年はそんなこととは残念ながら無縁なので、
学会に専念できますが。
(でもホンネは土曜日のジュビロ戦行きたいよー)


 それにしても今年はたまたま連休なので、日月開催にしてくれれば、
休診にしなくて済むんですが。



 そんなわけで、土曜日の朝行って、日曜日の夕方には帰ってきますが、
急患の方は日曜夕方まで電話取れませんのでゴメンナサイ。

禁断のアイテム



 週末はアレルギー関係の研究会で東京に行ったが、
ついでに、銀座の伊東屋で買い物をしてきた。

 この店は好きでときどき覗く。
万年筆やなんかも殆どココで買ってるし、
毎年この時期はシステム手帳の来年分のリフィルを買ったりする。


 文房具は、基本的に好きなので今回もあれこれ見ていたのだが、
ふと目に止まったものがあった。


 「老眼鏡」である。


 数年前から近くのものが見づらくなり、
新聞や文庫本は読めるのだが、時刻表とか辞書がよく見えない。
薄暗い場所では、さらにダメ。


 特に、ポケット版の地下鉄路線図や、地図関係が困る。


 先日、北海道に行った時、
ガイドブックの「ラーメン・マップ」なるものを携帯して行ったのだが、
これが、夜、路上が暗いこともあって全然見えない。

 地図上のラーメン店の番号が⑥なんだか⑧なんだかわかんないわけだ。


 何となく「老眼鏡」必要かなーと思ってはいたが、
 ともすれば、今まであえて避けてきたものだ。


 そもそも「老眼鏡」という名前がイヤだ。

 なんか、
 ひなびた老人がお茶すすりながら、
縁側の碁盤の前で囲碁かなんかの本読んでるみたいだ。



 しかし、伊東屋で目に留まったのは
 「シニア・グラス」

 しかも「ドイツ製」!

 形もなかなかシンプルでカッコいい。


 イメージ的には
 ショーンコネリーがスコッチ片手に、
暖炉の前でチェスの手を考えてる感じになってる。


 おお、いいかも。


 鏡の前でつけたりはずしたりしてたら、店員さんがチェック表を持ってきました。
いろんな大きさの字が並んでいて、その横に
40代、50代、60代などとおよその目安が書いてある。

 やはりチェックすると40代と50代の間らしい。

 で、ついに買っちまいました。



 あー、オレもついに老眼鏡オーナーになってしまった。
落胆と安堵が入り混じった複雑な気持ちで店を後にしました。



 ほいでもって、帰りの電車の時刻表、すごく見やすかったです。

テオドール、どうでしょう?


 最近は院外処方が一般的になって、
患者さんが飲んでる薬が、本人にも第3者にもわかるようになりました。

 これは大変良いことで、複数の医療機関にかかる場合とか、
前医での治療歴がある場合など、必要不可欠な情報が得られます。

 また、専門家が見ると
「おお、この先生はできる!」
とか
「こんなのダメに決まってるじゃん。アホか。」
とか(実はこっちが意外と多い)
「へえ、この病気は今こんな治療するんだ。」
などと参考になることが多い。


 その中で、最近これってどうなの?と思ってることがある。


 それは、喘息(特に小児)の治療で使われる「テオドール」という薬だ。


 私は、耳鼻咽喉科専門医なので、もちろん喘息は専門ではない。

 しかし、耳鼻科の中での専門はアレルギーだし、
喘息を合併した子の、診察も治療もかなりしたことがある。

 そういった、研究会で話を聞いたり文献にも目を通す。

 で、最近の、特にこの5、6年で喘息治療の方針が大きく変わってきたのだ。

 昨今はいろんな疾患に「ガイドライン」というものができて
「この病気は、段階に応じてこんな治療法を選択していきましょう」
なんていうマニュアルみたいなもんがある。


 これは主に一般医を対象にした「指南書」で
耳鼻科領域の「アレルギー性鼻炎」「花粉症」「中耳炎」などのガイドラインなんてのは、
私なんかにとっては
「何をいまさら」
という内容なのだが、
自分の専門外の分野については、いちいち目を通すようにしている。


 それによると、現在「喘息治療の基本方針」は
「発作の予防」と「気道炎症の改善」が根幹で
その中心になるのが
「オノン」などの(お、どっかで聞いたことある薬!)アレルギーを抑える薬と
「吸入ステロイド」なのだ。


 気管支拡張作用を持つ「テオドール」は、かつて喘息治療の花形だったが
今や、あまり推奨されなくなっている。


 理由は「喘息治療の概念の変化」とテオドールの「副作用」の問題だろう。


 薬には血中濃度によって「有効域」と「中毒域」がある。
実は、テオドールはこの幅が大変狭い薬なのだ。

 つまり、少ない量では効かないが、多くするとけいれんなどを起こしやすい。

 しかも「発熱」や、「他の薬剤(特に問題になるのはマクロライド系の抗生剤)との相互作用」で
血中濃度の上昇をきたしやすい。


 「風邪」に基づく「喘息様気管支炎」で使用した場合、
熱が出てる場合が多いし、抗生剤が併用されることも多い。

 多くの副作用が報告される中、メーカー側も事故を怖れて
たびたび注意文書を発し、数年前には体重あたりの投薬量を見直して、
より少ない量での換算票に差し替えてきた。

 つまり
「もう、あんまり使わないで。」
ってことらしい。


 ところが、
ウチで治療中の子が、喘息発作みたいの起こして
「この間○○小児科で喘息って言われて薬が出ました。」
って、お薬手帳を見ると、「テオドール」。
このセンセイ、いつもこれだ。


 「ううむ。」


 これが私の専門領域ならああだこうだ言えるんですが、
「喘息」ってなると・・・・・。


 「なんか薬の説明受けた?」
「いえ。」
「うーん・・・。」
・・・・・どうなんだろ。


 以前からテオドール使ってる子ならまだしも、
まるっきり初めてで、これは・・・。


 もちろん、使い慣れてる、ってのはあるけど
医学の常識はどんどん変わる。
昨日の治療法が、今日は禁忌だった、なんてこともある世界だ。

 以前の創傷治療もそうだが、解熱剤にしろ、咳止めにしろ
昔とは180度考え方の変わったものはざらだ。

 せめて、一言使用理由の説明をしてもらえれば・・・。


 やっぱ、医者は常に知識をアップ・トゥ・デイトしとかないとまずい。



 そういや「風邪による急性胃腸炎」つって、
いつも下痢止めの「ロペミン」出してる小児科医もいるんだが、
これも、どうなんだろ。


 いやー、専門じゃないからよくわかんないけど、ちょっとオレは出さないよ。



査定くらっちまった


 「オノン」という薬があります。

 ロイコトリエンというアレルギーを起こす物質をブロックする薬で、
適応症は「気管支喘息」と「アレルギー性鼻炎」。


 最近は発売されて年数が経ったので、
いわゆるジェネリック薬の製造販売が認められています。
要するに特許期間が切れたので、コピー薬を他のメーカーも作っていいというわけです。
一般名「プランルカスト」といいます。


 当院は院外処方ですが、ジェネリック薬は患者さんの希望により
先発品に変えて処方していいですよ、という形にしてます。



 先日戻って来た、保険審査でこの「プランルカスト」が大量にカットされちゃいました。


 理由は病名漏れ。


 「オノン」は「気管支喘息」と「アレルギー性鼻炎」の両方の適応があるが、
同じ薬ではあるが、後発品「プランルカスト」は「気管支喘息」の適応しかないため。



 全く同じ薬でなんでこんなことがあるかというと、
「オノン」は発売時にまず「気管支喘息」の適応をとり、その後、臨床試験をして
遅れてアレルギー性鼻炎の適応が追加になったわけです。


 この時間差があるから、「気管支喘息」の「プランルカスト」は許可になっても、
「アレルギー性鼻炎」では「オノン」は通っても「プランルカスト」は保険が通らない。


 もちろんその辺はわかってたので、病名のチェックなんかはしてましたが、
常識的に考えて、まあ、大丈夫でしょうとは思ってました。
「オノン」で出しても、薬局でジェネリックに変更される場合がほとんどなので、
すべてチェックできてなかったこともあります。



 カットされると、病院のほうがその差額をすべて負担します。
薬局や、もちろん患者さんには負担なし。


 けっこう痛いですね。
件数が多いし、薬の性質上長期に出すことの多い薬なので、かなりの金額です。


 しかも、適応症は同じ薬なのでその後「プランルカスト」は臨床試験等をしなくても、
時間が経過すれば自動的に適応追加になります。


 その適応追加になったのがなんと、先月なのだ。


 それが、今月になって急に過去数ヶ月分に遡ってきられちゃいました。


 だから先月分からは、この薬、「アレルギー性鼻炎」で、堂々と保険が通るわけです。


 うーセコイぞ、意地悪すぎ。
先月からOKだってこと知ってて、その前までをカットしてるわけでしょ。

 例えていうなら、見通しのよい道幅の広い道路を、
流れにのって70km/時で走ってたら
スピード違反でつかまっちゃった。
しかもその道は来月から制限速度が80km/時に変更されることが、
すでに決まってる、みたいな。


 もともと政府としては、医療費を削減するためにジェネリック薬を推進する運動してるわけなのに。




 まあ、こちらに非はあるので、泣き寝入りですが、
もっと無駄な薬使ったり、いい加減な処方したりしてるやつらを何とかしろー、
と、心の中で叫んだりします。


タミフル・ドライシロップについて

 ついに怖れていた事態が・・・。

 今日の連絡で、タミフルドライシロップが在庫薄だという事らしい。

 ここんとこの新型の猛威で、需要が急速に増大したためだろうが、
これは厳しい。

 一説には「予防投与」と称して、タミフルをばら撒いたアホ医者にも責任の一端があるかも。

 先日、予防投与の危険性について当ブログで述べ、
(「インフルエンザ困った話」参照。)
その後実際に医師会を通じて、「予防投与」をしないように文書が流れた。

 しかし、その通達の後に来た患者さんでまた「別の小児科医院」で
いまだにタミフルドライシロップが予防と称して、処方されていた。
まあ、ココのセンセイは他の点でもいつも、ちょっとアレなんだけど。



 また、医療機関等での「買占め」もあるのかもしれないが、
これについては、お上が目を光らせてるはず、だが。

 今日来た問屋さんの話によると、
急にタミフルを販売するメーカーの人が問屋さんに顔を出さなくなったらしい。

 ここんちは数年前のトラブルの時も急に姿をくらましたとのことだ。

 あの年は本当に大変だった。
タミフルの消えた冬」参照。


 今のところは「リレンザ」や「タミフルカプセル」に関しては、安定して供給されるらしい。


 カプセルが飲めず、吸入ができない子供に対しては、
また数年前のように、薬剤師のコミネ君にお願いして、
カプセルを割って調剤してもらうことになるかも。



 念のため言っとくけど、
リレンザが上手く吸入できない子に、喘息などで使う「吸入器」に入れて
吸入させるのはゼッタイダメです。

 これ実際にアメリカで死亡例があり、リレンザは吸入器で使わないで、
という通達が出ています。

 またぞろ、そーゆーことを知らないお医者さんがいないともいえない。
「タミフルが無いんで、リレンザを、いつも使ってる吸入器に入れて吸ってみるか。」
などといわれても、しないように。



 季節性のインフルエンザの時までに、タミフルドライシロップが間に合えばいいのだけど。
やはり、季節性の予防接種はしておいたほうがいいでしょうね。
もっとも、こっちもなくなりそうな勢いだけど。


 ともかく、皆さん、くれぐれも 冷静な対応 を。
全員が協力してこの事態を乗り切りましょう。


 我々もあらゆる手段を尽くして、全力で努力しますので。


PRIDE OF URAWA


 さて、今年もアウェイのFC東京戦がやってきた。

 ウチの近くの調剤薬局の本部が府中にあるので
毎年、この試合のときは、飲み会+試合が恒例になってる。

 今年は日曜日なので前日から乗り込んで、まず、飲み会なのだ。

 「かんぱーい。」
 「今年もがんばるぞー。」

 いつも、盛り上がりすぎて、ついつい飲みすぎて二日酔い
ということがままあるので、
「今年は、大人らしく、バカのみはやめよう。」
と語り合いながら・・・・・


 ・・・・・朝4時まで飲んだ、・・・らしい。


 ホテルのベッドの上で(つまりベッドの中でなく)
目を覚ましたのが、というより意識を取り戻したのが、10時前。
(ビジネスホテルなので確かチェック・アウトは10時だった。)


 こうしてはいられない。
大事なのは今日なのだ。



 2009年J1第31節
   FC東京    0-1    浦和レッズ   (味の素スタジアム)
      (前半  0-0)
      (後半  0-1)



 試合開始前にちょっとしたトラブルが。

 SS席のチケットを奮発したため、アウェイ側が完売で、
ホームのFC東京側しか手に入らなかった。

 まあ、SSだからほぼ真ん中だし、カンケーねーや、と思っていた。

 ところが、警備員がやってきて、
ホーム側でレッズのレプリカはダメなので
脱いでくれという。

 なんてこった。

 以前もこのスタジアムはメインでLフラッグ振っていたら、禁止なのでやめろといわれたことがある。


 だって、アウェイ完売だからしょうがないじゃん。
「レプリカ脱いでください。」

「やです。」(即答)

「じゃあ、ココでは観戦できません。」

「じゃあ、このチケットでゴール裏行ける?」

「このチケットではダメです。」

 こちらとしてはゼッタイレプリカ脱ぐ気はない。
っていうか、そう言われたらかえって意地でも脱がんぞとムキになるわけだ。
このレプリカは俺たちの誇りだ。


 ともかくラチがあかないので
その席を離れ、レッズ側に移動。
で、我々の代表者がもっとエライ人のところに交渉に行った。

 交渉の末、なんとアウェイ側のSS席をゲット。
予備だかキャンセルだかわからないが、
なんだ、空いてるんじゃん。



 で、無事(?)試合開始。


 試合はFC東京にほぼ支配されていた。

 しかし、火曜日にオレオとチップスターでお腹一杯になったFC東京は
もう一歩の貪欲さに欠ける。
チャンスは作るがゴールは奪えない。

 でもまた相手に合わせるレッズのくせで、
さらに一枚下を行くのがレッズのサッカーだ。


 試合が動いたのは後半。

 レッズのサッカーに変化が見られた。
タテへの速いパス交換が出てきた。
そのチャンスではゴールならなかったけど、
その直後、峻希のクロスをエジが見事なボールコントロールでゴール!
ういた球をよく我慢してシュートをふかさずワクに運んだ。



 ところが、その直後、元気が2枚目のイエローで退場してしまう。


 しかし、私はこれがかえってよかったのでは、とも思う。


 数的不利を負ったことで、チームの意思統一ができて、選手の集中が高まったのでは。


 5年前のナビスコ決勝でジャーンが退場したFC東京がウチ相手に見せたような・・・。
(いや、それは思い出したくないが・・・。)



 もちろん、忘れちゃいけない、ギシのファインセーブ連発!


 
 そして、ついに歓喜のホイッスルが。

 喜びの面々。
PB080009_ks.jpg

 そして、瓦斯戦といえばこいつ。
PB080010_ks.jpg
 FC東京サポのY君。
ここんちも一家そろっての瓦斯サポなのだ。
(FC東京は前身が東京ガスなのでサポーターは通称「瓦斯サポ」と呼ばれます。)
以前試合前に家族4人づつ全員レプリカ着用で会食したこともある。
イタリア料理屋でテーブルを挟んで半分は真っ赤、半分は青赤。


 今日も娘さんに浦和大嫌いって言われたけど、私はFC東京大好きです。
確実に勝ち点を稼がせてくれるので。
また来年もよろしくね。


 ふふふ。




滲出性中耳炎の手術



 あー、今日の午後は疲れたぞ。

 インフルエンザは依然として猛威をふるってるし、
風邪引き、ハナタレから中耳炎になる子も増えて来た。

 しかも、金曜の夕方は滲出性中耳炎の子の手術が多い。



 鼓膜切開をした場合、耳だれなんかが出ちゃうことがあるので、
翌日診察をすることにしてる。

 すると、親の仕事の関係で平日なかなか来院できない子は、
金曜日の夕方切開して土曜日に再診、なんてパターンが多いのだ。

 特に今日は鼓膜切開が1歳と2歳の2名3耳あったが、
あらかじめ予定手術として4歳児の鼓膜チューブ留置が入ってた。



 Sちゃんは4歳の女の子だが滲出性中耳炎がずーっと治らない。

 これまでに鼓膜切開を両耳3回づつしたけど、
いずれも粘っこい滲出液が満タン。

 そして、その穴が開いてるうちは良いが閉じるとともに水がたまっちゃうのだ。

 それで、チューブ留置を勧め、2週間前に右側を手術。
左は先週の金、土でやるはずだったが、
先週私のほうでお通夜に行く用事が入っちゃったので今日になった。


 問題はSちゃん、あばれ方が半端じゃない。

 診察で耳を見るだけでも大暴れ、お父さんはいつも汗だくだ。

 普段はおとなしいが診察台に座ると突然豹変する。
エクソシストとかあんな感じだ。
2週間前の手術もそれはそれは大変だった。


 それでいて、家では妹(今日の鼓膜切開の2歳児)と一緒に
「ジビカごっこ」をしてるらしい。
「ハイ、お耳、みてみますね。」なんて。
実はこの妹も大暴れムスメなのだ。


 今日もSちゃん、鼓膜麻酔まではおとなしくさせるのだが、
いざ診察台に来ると大暴れ。

 麻酔をすると耳の痛みは全くないのだが、
恐怖心で激しく全身を使って抵抗する。

 スタッフ4~5人で抑えるが一瞬たりともじっとしていない。
ものすごい力だ。

 ちなみに家での「ジビカごっこ」では、あばれるシーンは入ってないらしい。


 何とか耳垢を取り、まず鼓膜切開。

 視野を確保するまでが一苦労だ。

 顕微鏡を動かしながらタイミングを待つ。

 コンマ何秒の隙を見てメスを入れる。

 果たしてドロドロの滲出液が充満。
吸引管でもなかなか吸いきれない。
やっぱ、こりゃ、チューブ必要だよねー。


 さて、こっからが問題だ。


 子供の細い耳の穴の奥の鼓膜に正確にチューブを入れるのはなかなか至難の業だ。


 研修医では全身麻酔で20分で入れられれば上出来だが、
局所麻酔ではそんな悠長なことは言ってられない。


 私は訓練の甲斐あって3秒あれば入れられるようになった。


 しかし、今日のSちゃんの動きは半端じゃない。
3秒間も止まってはくれないのよ。

「オウチ、カエルー」
「ほら、もうちょっと、がんばってー。」
「ぎゃー。」
「Sちゃん、みーっつ数えようか。いーち、にー・・・」
「イーヤダー、おかね、ハラウー。」

 ちなみに「お金払う」とは、いつも診察後お会計すると帰れるので、ということらしい。
金でこの一件を示談に持ち込む、という意味ではないようだ。

 みんなで押さえること2~30分。
私は顕微鏡を動かしながら、ずっと鉗子をもって、チャンスを待ってる。


 そして、一瞬止まった隙を見てチューブを挿入。
その間1秒足らず。
「よし、入った、みたい。」


 しかし、その後もチューブがちゃんと入ってるか確認するのに
大暴れが止まらず、またしばしみんなで格闘した。


 無事入ってました。


 めでたくチューブの入った鼓膜の写真を撮り、
同じファイルにSちゃんのピースサインをしてる顔写真も取り込んだ。
2週間前の写真は泣き顔だったけど、
今度チューブが入ったらピースサインするって、お母さんと約束してきたらしい。


 いやー、Sちゃん、良かったねー。
これでお耳がよく聞こえるようになるぞー。
ピアノも上手になるぞ。


 それにしても、粘り強くがんばったスタッフの皆さん、そしてお父さん、
大変ご苦労様でした。

 きっと、明日はみんな筋肉痛だ。


 Sちゃん姉妹、今夜は「ジビカごっこ」、するんだろか。
きっと、疲れて、すぐ寝ちゃうね。


 おやすみなさい。


CRPライブのお知らせ

 さて、我らがオヤジバンド「CRP」ですが、
来る12月5日(土)に、ライブを行います。


 今回はグリーン・デイの新アルバム「21世紀のブレイクダウン」からの新レパートリーを織り交ぜ、
目一杯、ロケン・ロールしますので、よろしく。

 場所は足利織物会館地下GOKURAKU-YAです。
7時過ぎ開場、8時過ぎ開演の予定です。


 場所はココ「GOKURAKU-YA」。

 要するに小倉耳鼻咽喉科から歩いて1分の距離です。
この地図だと織物会館の真ん中にピンが立ってますが、
北側の建物の外の階段から入るので注意してください。
ご来場の方は当院駐車場利用していただいてもOKです。


 入場無料、ドリンクも無料、どなたでもお越しください。
轟音に弱い方は耳栓持参をお勧めします、耳鼻科医としては。

P7040110_ks_20091105141002.jpg



新型インフルエンザの予防接種について



 季節型インフルエンザの方は毎日予防接種してますが、
新型インフルエンザの予防接種医療機関が
ようやく我が栃木県でも発表になりましたね。

 関係ないけど、患者さんの中に
「季節風インフルエンザの予防接種お願いします。」
と、おっしゃる方がいた。

 「きせつふう」って・・・・・、
今、秋だから注射器にキノコとモミジでも添えようかしら
などとフッと想像したりして。



 さて新型の接種機関は栃木県のホームページで閲覧できますし、
おそらく明日付けの朝刊にも載るらしいです。


 足利市でも当院を含め多くの医療機関が載ってます。



 今後、優先接種に該当する基礎疾患を持つ方の接種がまず開始されます。

 原則として、入院あるいは通院してる医療機関での接種となるので、
とりあえず当院で該当する方はほとんどいないと思いますが。


 妊婦さんのほか、慢性呼吸器疾患、慢性心疾患、慢性腎疾患、慢性肝疾患、
神経・筋疾患、血液疾患、糖尿病、免疫抑制状態、小児の慢性疾患です。


 これらの病気をお持ちでしかもその病院が新型の接種を行ってない方については、
当院でも接種可能ですが、その場合、主治医の証明書が必要です。



 間違いやすいのが、慢性呼吸器疾患のうち「喘息」ですが、
「気管支喘息」で継続して治療を受けているか、治療を受けてなくても
定期的に経過観察で受診してる方などですから、
「風邪を引くと喘息っぽいね、とか喘息様気管支炎だね、といわれる。」とか、
「この子は喘息の『ケ』があるね、といわれた。」程度の方は該当しませんのでご注意を。


 しかし、「免疫抑制状態」には
「プレドニゾロン換算5mg/日以上のステロイドの継続使用」
という記載があるので、
某皮膚科で
「抗ヒスタミン剤」という説明で「セレスタミン」を朝晩飲んでる人は該当しちゃうのか?

 突発性難聴でステロイドを飲んでる方は持続的ではないので関係ありません。


 しかし、今回のインフルエンザ騒ぎで、
毎日のように国や県からの膨大な書類に目を通さねばならない。
しかし、その書いてある文章がわかりづらいこと。


 重要な点と、どうでもいいことが雑多に羅列されてるし、
文章そのものも、要領を得ないものが多い。
火災保険の約款みたいで、読む気が起きない。


 ああ、大人になってからこーゆー文章に出会うから、
それで、小中高とあんなにいっぱい国語の授業があったんだな、
と感じる今日この頃。



 それにしても、オメーラの方はちゃんと国語勉強したのかよ。
もっと、文章を簡潔、明瞭に書けねえのか、とも思ってしまう。


ギネの発音


 ここんところ何でサッカーないかしら。
代表の試合もないのに・・・。

 なんて思ってたら、アジア・チャンピオンズ・リーグ、天皇杯、今日はナビスコ決勝か。


 なーんだ、みんな今年はレッズは負けちゃったんだ。


 と、急に寂しさを実感する。
心に吹き抜ける秋風。



 さて、インターネットで、あるお医者さん専門の掲示板があります。

 時々覗くのだが、先日、そこであることが話題になってて、
今、「ギネ」というドラマやってるらしいですね。

 いや、見てないんすけど。


 ドラマの内容もさることながら話題の一つに「ギネ」のイントネーションがある。


 「ギネ」とは、ギネコロジー(婦人科)から来た医者の俗語で
一般に産婦人科のことを指します。
産科はトコロジーですので、ギネは婦人科という意味ですが、
一般に業界ではギネで産婦人科を指します。

【用法】「あのギネの教授、実はすっごいスケベらしいぜ。」

 で、我々はこれを「ギネ↑」と発音するのだが、関西では「ギネ↓」と発音するらしい。
文字で書きにくいですな。

 つまり関東では「飴」の感じで「ギネ↑」と発音し、
関西では「雨」って言うように「ギネ↓」というらしい。
あ、ひょっとしたら関西では「飴」と「雨」も、また関東と違うのかも・・・・。



【用法】「あのギネ(↓)の教授、ホンマはごっつうスケベいう噂やで。」


 
 やっぱり、ソバとウドンみたいにこれも関が原当たりで分かれるんでしょうか?


 この手の業界用語では
「泌尿器科」を「ウロ」、「皮膚科」を「デルマ」などといいます。
「精神科」を「プシコ」ということも稀にあります。


 我が耳鼻咽喉科は「Oto-Rhino-Laryngology」なので「オト」なんていう人もいますが
一般的ではありませんね。
耳鼻科医でそういう言い方をする人は聞いたことないです。
フツーに「ジビカ」とか、
カルテには「ENT(Ear-Nose-Thrort)」(英語)か
「HNO(Hals-Nasen-Ohren)」(ドイツ語)の略語で書きます。



 ちなみにこちらで「ギネ」は「ギネ↑」ですが「ウロ」は「ウロ↓」です。
関西では逆に「ウロ↑」なのかしら。
 今度、ウロやってる弟に訊いてみっか。

50番目の秋


 家の窓から見える、毎日犬の散歩に行く織姫山を見ると
木々が大分色づいてきました。

 この時期になると思い出す歌があります。

 岡林信康の「26番目の秋」。

「山は赤く、赤く色づいて~」
で始まる歌です。

 1973年発売。
当時中学2年生で「フォーク少年」だった私は
モーリスのギターかきならしてよく歌ったもんです。
まだ、私的には「ロック前夜」だったわけで。


 歌詞は病院におばあちゃんを見舞いに行って胸がつまる思いをしたとか、
姉に2人目の子供ができて、などという内容で、
当時14歳だった私には「26歳ってすげージジイだなー。」
と、遥か未来の事に思えたのですが、
ふと気がつけば、自分は

・・・・・「50番目の秋」。


 「角松や 冥土の旅の一里塚」
と詠んだのは一休ですが、私は10月になると似たようなことを考えます。

 私の父の命日は10月10日、母は10月9日です。

 特に、私が高校生の時に亡くなった父はやはり耳鼻科医で、9日の夕方まで診察してました。
その夜、突然胸部痛を訴え、翌日のお昼には亡くなってしまいました。
急性心筋梗塞、57歳でした。



 だから、10月になると死とか人生とかを考えてしまいます。
ついでに祖母も10月に亡くなってるので、
オレ多分死ぬとしたら10月だろう、とか。



 まあ、人間は生まれながらにして死刑宣告されてるみたいなもんですから、
その限られた時間をどう生きるか、なんてことを考えたりします。



 生物としての人間の使命は「種の存続」ですから、2人の子供がいるので
そのノルマは、まあ、果たしてるなとか。


 一方人間は社会的生物ですから、社会に対して使命を果たしたかというと・・・。


 そもそも医者という職業は一人前になるまでに
相当の時間とコストを社会からお借りしてるわけで、
後に、それを、どんどん社会に還元しなくちゃいけない。
(まあ、手前が一人前かということについては、ココでは伏せておくとして。)


 と、思うと、オレはマダマダだなーと思うわけだ。



 とりあえず、我が家の「鬼門」である10月が終わり、
今日から11月になりました。



 また1年、がんばります。

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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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