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「肺炎球菌ワクチン」についてのお話~その3


 第3章 肺炎球菌ワクチンについて

 肺炎球菌には90種類以上の型が報告されています。

 これは表面抗原の違いで、同じ肺炎球菌でも違う服を着てるわけです。


 この型によって効くワクチンが違ってくる。


 例えば、インフルエンザのワクチンで、
ソ連型も新型も「H1N1」なのに従来型のワクチンは、
新型には効かない、という話は昨年の経験でご存知でしょう。



 今回認可になってる肺炎球菌ワクチン「プレベナー」は
7価のワクチンです。

 ということは90種類のうち7種類にしか効果が無い、ということです。


 なーんだ、たった90分の7なのー、と思うでしょ。


 しかし、90種類といってもその頻度、病原性から、すべてが重要というわけではないので
このワクチンによって「侵襲製の高い肺炎球菌感染症の75%に効果あり」といわれています。



 実は現在「13価」のワクチンが開発中で、
こちらですと、90%程度になるようです。



 「肺炎球菌ワクチン」には以前から主として高齢者用の「ニューモバックス」という製品があります。

 こちらは「23価」のワクチンです。


 23種類の肺炎球菌に対して免疫をつけることができます。



 じゃあ、これ打てばいいじゃん、と思いますが、
実はそうはいかないんです。


 一般に「2歳以下」の子供では免疫機構が未熟なため、
通常のこのタイプの「多糖体ワクチン」では、免疫がつかないのです。


 そこで、この「プレベナー」では特殊な技術で乳幼児にも
免疫がつくようになってるので、「2ヶ月の赤ちゃん」から打てるようになっています。




 「13価」のワクチンはまだできてないので、
とりあえず「7価」を打っといて、2回目以降は「13価」に乗り換え、って事は可能です。



 本来こういったワクチンは「公費」で集団接種し、
地域の保健状態を改善するのが理想ですが、
今のところ「自費」接種です。


 1回1万円程度、奨励されるスケジュールだと4回接種ですから、
費用対効果を考えます。



 適応としては「肺炎球菌による侵襲型感染症の予防」ということになっており、
これは「細菌性髄膜炎」「菌血症」「侵襲性肺炎」をさすので、
「中耳炎」は、入っていません。


 先ほどの「75%」をカバーも、「中耳炎」に限ると「60%強」になっちゃうみたいです。


 しかも、もちろん「肺炎球菌の中耳炎の60%」ですから、
肺炎球菌による中耳炎が全体の40%とすると
雑な計算で「急性中耳炎の4分の1位に効果」ってことですかね。



 だから、これ打てば中耳炎に対してはある程度の効果は期待できますが、
中耳炎にならなくなる、ってわけではないです。

 
 まあ、怖いのは「髄膜炎」とかです。


 考え方としてはこれは「保険」みたいなものですから、
リスクが高いお子さんは積極的に受けるべき。


 中耳炎はオレが何とかするけど、
「髄膜炎」「菌血症」になったら死んじゃうこともあるんだから。



 つまり、保育園児や、上に保育園、幼稚園の兄弟アリ、喘息あるいは喘鳴を起こしやすい
「2歳以下」のお子さんは打った方がいい。



 小さい子ほど重要です。



 0歳代で保育園行ってる、なんてお子さんは是非受けるべきでしょう。



 5歳以上は原則的にそれほどの意味はないと思います。



 当院でも予約を開始しますので、
受付にご相談ください。



 安全性についてですが、副反応は他のワクチンに比べ高率で、
接種部位の腫脹・硬結は8割に、
発熱は30~40%の子で出るようです。


 全体で何らかの副反応が出る率は初回で89.5%、
追加免疫を含めた累計では98.3%というかなりの数字が出ています。


 まあ、腫れて熱が出るのは普通、と考えていいようです。




(おまけ)

 以前書いたので、このブログの読者の皆さんは
ご存知と思いますが、

 「細菌性髄膜炎」のもう一つの重要な起炎菌は「インフルエンザ菌」ですが、
これは「ヒブ」といわれる「夾膜型インフルエンザ菌B型」で、
「急性中耳炎」を起こす「非夾膜型インフルエンザ菌」とは別物なので、
「ヒブワクチン」は「髄膜炎の予防」には有効ですが、
「急性中耳炎の予防」には無効ですのでお間違えないように。


 未読の方は過去のブログ「ヒブ・ワクチンって何?」(←クリック)を、ご一読ください。


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「肺炎球菌ワクチン」についてのお話~その2


 肺炎球菌の話の続きです。


 第2章 肺炎球菌の耐性化

 近年「PRSP」というものが問題になっています。

 これは「ペニシリン耐性肺炎球菌」のことで、
いわゆる「薬の効かない菌」のことです。


 抗生物質を飲むと菌が死んで、中耳炎や肺炎が良くなります。


 中耳や肺からは菌がいなくなりますが、鼻腔からは菌は消えません。


 
 こういった菌はヒトからヒトにうつります。


 しかし、鼻の中なら別に何の症状も出ないので、もらってもそれとはわかりません。


 特に、保育園、それも年齢の小さい子供たちのクラスでは頻繁にこのようなことが起こります。

 幼小児の4割がこういった「潜在的病原菌」を普段から持ってるといわれますが、
これが「集団保育の子供たち」では9割にもなるといいます。



 近年、こういった菌の中に抗生物質が効かない菌が増えてきました。


 菌の耐性化は偶然起こるものですが、
いったん耐性化した菌は、ヒトからヒトへとうつります。


 抗生剤を使ったとき、耐性菌だけが生き残るので、
やがて、感染の主要な菌になっていきます。



 このような耐性菌が増えた理由は抗生物質の濫用です。


 本来、風邪はウイルス感染ですから、抗生物質は無効です。

 最近の考え方だと熱が39度だろうと40度だろうと
それだけでは原則的に抗生物質は使いません。



 しかし、かつてはそうではなかった。



 耐性菌の増加は
安易に「念のため」とか「とりあえず」で抗生物質を出していた我々医者の責任です。


 中耳炎を起こすから「予防」のため、なんてのもダメです。

 抗生剤飲んでても中耳炎になりますし、
そのためにかえって治りにくくなることもあります。


 まさか今はいないでしょうが、
兄弟で「溶連菌」の子が出ると、
症状の無い兄弟全員に抗生剤を飲ませるセンセイもいたらしいです。



 大分前に「MRSA」というものが話題になりました。

 これは「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」のことで、
やはり薬が効かない「耐性菌」です。



 しかし、「MRSA」が「PRSP」と大きく違う点があります。


 それは「MRSA」は「弱毒性」という点です。


 同じブドウ球菌でも「MRSA」は、通常の健康な人に感染症を起こすことはまずありません。

 低体重新生児、ガン末期、などの免疫力の弱い人に感染を起こすので
主として病院内の「院内感染」が問題になります。



 ところが「PRSP」はそんなことは無く、健康な人にも
どんどん感染症を起こしてきます。


 近年、中耳炎が治りにくくなってるのはこのためで、学会でも問題になっています。


 中耳炎で問題になってるって事は、
中耳炎そのものがべらぼうに多いからなので、
同じ肺炎球菌の「重症感染症」も治りにくくなってることが推測されます。


 中耳炎であれば鼓膜切開などの手術もありますし、
すぐに生命の危険は無いわけですが、
こういった菌が「髄膜炎」「菌血症」「肺炎」などを起こした場合は深刻です。


 そのため、小さい子の肺炎球菌の制御は大きな意味があるわけです。




 第3章ではいよいよ肺炎球菌ワクチンについて説明します。


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「肺炎球菌ワクチン」についてのお話~その1


 最近、問い合わせの多い「肺炎球菌ワクチン」ですが、
ここで、ご説明しましょう。

 今回から数回にわたってご説明しますので、
興味のある方は、是非お読みください。


第1章 肺炎球菌とは

 私が、医学生の頃「細菌学」の授業の最初に聞いた話です。



 その、最初に教授が言ったことは、
「諸君は細菌というと、赤痢菌やペスト菌を連想するだろうが、
そんな菌に日常遭遇することはまずありません。」




 要するに「細菌」には3つのグループがあり
①体に入れば必ず病気を起こすもの(赤痢菌、ペスト菌etc.)
②通常は病原性を持たないもの(いわゆる常在菌)
③場所によっては「常在」するが、臓器に進入して病気を起こすもの
に分けて考えることができる。


 我々が通常の臨床で遭遇するのは③のグループの菌が多い。




 そんなわけで、講義の第1回は 「黄色ブドウ球菌」 だった。
んで、次に習ったのが「溶連菌」として有名な 「溶血性連鎖球菌」。



 もう、30年も前の話だが良く覚えています。



 肺炎球菌は、この③のグループに属する菌で、
その名のとおり「肺炎」の原因菌としては最重要ですが、
ヒトの鼻咽腔に「常在」することがあり、特に幼小児と老人で問題になります。



「中耳炎」の原因菌としては頻度がもっとも多い菌です。



 肺炎球菌が引き起こす病気として、もっとも危険なのは
「細菌性髄膜炎」 です。


 発症率は 5歳未満の10万人に2.9人 といわれていますが、
3分の1程度は死亡や重い後遺障害が残るといわれており大変危険です。

「細菌性髄膜炎」の原因としては「インフルエンザ菌B型(ヒブ)」の方が
頻度は高いですが、重症度は肺炎球菌のほうが高いといわれています。


 次に 「菌血症」 があります。

 発症率は 5歳未満の10万人に328人

 菌が血液の中に入ることによって多くの臓器にうつります。


 そしてもちろん 「肺炎」 です。
これはぐぐっと頻度は上がります。



 で、「中耳炎」 ですが、これはさらに3桁くらい頻度が上がります。


 まあ、そんなわけで「肺炎球菌感染症」を日頃一番診てるのは我々耳鼻科医なんです。

 毎日のように、
「うーん、こりゃ、肺炎球菌ですね、」
というセリフを口にしてます。



 肺炎球菌はインフルエンザ菌と並んで急性中耳炎の2大起炎菌ですが、
インフルエンザ菌と比べて、臨床症状が激しいのが特徴ですね。




 そして、その「肺炎球菌」が、近年、大きく変貌しています。



 ~第2章に続く

 次回は近年の肺炎球菌の問題点についてお話します。

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勝ちの妄想、負けの予感



 キック・オフは先週と同じ4時だが、今日は土曜日なんであわただしい。


 出発前にビデオのチェックを。


 ええと、中継はテレ玉はなし、スカパーか、おっと、今夜は「レッズ・ナビ」あるんだ。


 ちょっとだけ、やな予感。



  2010年J1第7節

  浦和レッズ      0-1       ジュビロ磐田    (埼玉スタジアム2002)
        (前半  0-0)
        (後半  0-1)



 途中で昼飯を買って埼スタに。


 結果はあまり語りたくないが・・・。


 先週の胸のすくような勝利の後、今日は簡単に勝てると思ってたでしょ。

 いやー、みんな、思ってた思ってた。

 口では油断できないとか、過去のレッズは良い試合の後には…とか言うけど、

 でもやっぱり勝つと思ってたでしょ。


 私はスタジアムで後半40分までは逆転で勝つのでは、なんて思ってた。



 レッズのパスサッカーはポゼッションではジュビロを圧倒し、
終始、ゲームの主導権を握る。


 パスも崩しも悪くないし、ドリブルやサイドチェンジの緩急もあった。



 事実、決まってもおかしくない決定機は結構あったし。



 じゃあ、無かったのは「運だけ?」 かっていうと、やっぱりそうではない。
(埼スタのポストはレッズの味方じゃなかったのかよー)



 あれだけ攻め込まれたジュビロのシュートが前半レッズよりまさってたのは
やはりパスの出所を抑えきれてなかったせいだし、


 ドン引きされた相手を揺さぶって前に引き出すアイディアは、
今回もあまり見られなかったし。


 新潟や川崎相手にうまく行ったのは、彼らがフォアチェックに出てきてくれたから。



 まあ、今後の清水、名古屋の連戦が前半戦の大ヤマであることは間違い無い。

 彼らはドン引きはないですから、ガチンコで、是非打ち負かしていただきたい。
(気になる元レッズの選手もいるし)



 チーム自体はここのところいいサッカーしてきてると思うので、
自信を持って、決戦に臨んでほしいものです。



 それにしても、レッズ・ナビは負けた試合の方が盛り上がるんだわ・・・・・。




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ビールは「ズピナチオン」で。


 先日、ある耳鼻科の会合で耳鼻科の先生方と会食をしていた時の話。



 私の横にいた若い女医さんが

「小倉先生、どうぞ。」

といって、ビールを注いでくれた。



「○○先生、ビール注ぐの下手だなー。色気がないなー。」


「よく、言われます。」


「ビールはねー、ズピナチオンで注ぐんだよ。」


「ズピ・・・??」


「ズピナチオンだよ、オレ学生時代に解剖学の授業で教授に教わったんだから。」




 さて、「ズピナチオン」 とは、何ぞや。


 日本語で言うと 「回外」 といいます。



 この言葉、聞いたことこない人が殆どでしょう。


 ご説明します。




 右手を親指を上にして握手する時みたいに前に突き出してみてください。


 そこから、親指が外側に向くように手を回します。


 この動きを「回外」といいます。


 英語だと「Supination(スピネーション)」ドイツ語で「ズピナチオン」と読みます。



 その反対の動きは「回内」。

 英語で「Pronation(プロネーション)」ドイツ語で「プロナチオン」と読みます。



 この言葉、テニスやなんかでは使うらしいですが。




 さあ、右手でビール瓶を持って
親指を外側に向けるように、手のひらを上に向けるように瓶を傾けます。

 その時、空いてる左手を、ビール瓶のお尻に添えます。


 ほーら、色っぽいビールの注ぎ方の完成です。


 奥様方は是非、ご主人にお試しください。

(もっとも、私は妻にビール注いでもらったこと1回もないんですけど・・・。)




 さて、その会食の席で件(くだん)の女医さんの上司の先生が言いました。

「いや、小倉先生、そりゃ、無理ですよ。
我々のころと違ってドイツ語なんか使ってないですから、きょう日の医学部は。」



 ああ、今はドイツ語使わないのね。



 年寄りでスイマセン。


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Journey to the Center of the Earth~アイスランドの火山が爆発して思ったこと

 アイスランドの火山爆発でヨーロッパの空の便は大混乱で、
連休を控えて心配な方もいらっしゃるでしょうね。

 幸い(?)ウチは海外旅行の予定は無いのでヨユーですが。


 自然のエネルギーの威力を実感します。


 そもそもアイスランドといえば「火山国」で、
何年か前のテレビで発電はすべて「水力」と「地熱」で、
「火力」「原子力」を使わないクリーンな国、と紹介されてましたが、
まあ、火山が多いってことですね。


 んで、アイスランドで思い出すのは、
ジュール・ベルヌのSFの古典的名作「地底探検」でしょう。


 アイスランドの火山の火口から地球の中心につながる道があるという。


 子供の頃読んで、映画も(ビデオで)見ました。

 映画は最近リメークされWOWOWで見ました。





 そして「地底探検」といえば、1974年のかの「リック・ウエイクマン」のアルバムを思い出す方も多いのでは。


 プログレッシブ・ロックの一時代を築いた「イエス」のキーボードプレイヤー。

 「イエス」の代表作「こわれもの」「危機」で、弾いているのが
もと「ストローブス」の「リック・ウエイクマン」でした。


 彼が絶頂期の「イエス」を脱退して発表したのが
ジュール・ベルヌの小説を題材にした「地底探検」。

 ロンドン交響楽団と協演したライブでした。


 私も当時聴きましたが、これがつまんなかった。


 世界的には大ヒットして、次の「アーサー王と円卓の騎士」も成功したのですが。



 ロック少年の「クラシック・アレルギー」が関係したのかしら。
(でも最近またCDで買いなおしたけどピンとこなかったなあ。)



 当時は「プログレ黄金時代」で、特に「シンセサイザー」という
「新しく発明された楽器」の誕生により、キーボード・プレイヤーが脚光を浴びた時期でした。



 「イエス」の「リック・ウエイクマン」と並び称されたのは
「ELP(エマーソン・レイク・アンド・パーマー)」の「キース・エマーソン」。


 この2人の人気はすごかった。


 ミュージック・ライフの人気投票ではいつも1,2位を分け合っていました。



 ちなみにその頃「万年3位」だったのが「ディープ・パープル」の「ジョン・ロード」。




 近年発売された、当時のディープ・パープルのライブで
リーダーのジョン・ロードがメンバー紹介をしている箇所があります。

「イアン・ペイス、オン・ドラム・・・。」とか。


 その時最後に自分のことを
「マイ・ネイム・イズ・・・・・リックエマーソン

と言って、会場中がどっちらけになるシーン、

何回聞いてもイタイです。

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"Not" Too Old To Rock'n'Roll~ロック・オヤジの熱い夜。


 「今日は赤ペケ病院と合コンなんだ。」

 「えー、センセイ、まじっすかー。」

 「ただし、ナースじゃないよ、オヤジだ。」


 実は、前回の「CRPライブ」を見に来た、赤ペケ病院のオヤジから、
「是非、女子高生バンドみたいに前座やらせて欲しい。」
とのオファーがあり、一緒にライブすることになった。


 その打ち合わせで、「飲み会」をすることになったのだ。


 キーボードのアヤちゃんと指定の居酒屋に。


 「ええと、赤ペケのY田さんで予約はいってますか?」

「Y田様ですか・・・、ええと無いですね。赤ペケの○○様で7名さまがはいってますが・・・」

「それかもなー。」


 なんせ、こっちは相手の顔も知らないのだ。



 「こちらです。」

 と案内されて入っていくと、

「おおー、センセイ、こちらはアヤちゃんですね。」

 と、いきなり挨拶される。


 こちらは相手のことはぜんぜん知らないが、
ブログやライブでこっちのことは逆に良く知られてるわけだ。


 なんか、芸能人になったみたいだ。


 「Y田さん」は赤ペケ病院の事務で、私と同じ50歳。

 メールのやり取りで、きちっとした文章を書くので

「学校の先生みたいな人かなー」と予想していたが、
ガタイが良く、どっちかというと
「宅配便の人」 みたいな感じだった。



 そして、当ブログにもたびたびコメントをいただいている、kazuさんと、
バンドのギタリスト、軽音楽部の部長であるW林さんが向こうのメンバー。


 kazuさんはお会いしたことがあるがW林さんも初対面。


 ちょっと「モヤシメガネ」な感じだがヨーロピアンHR/HM系の人だという。
(HR/HMとは「ハード・ロック/ヘビー・メタルのことです)



 ドラムの野口先生も合流し、みんなでビールをがんがん。


 なんせ、趣味も年代も同じなので、盛り上がる盛り上がる。




 そして、おもむろにY田さんがある写真を取り出した。


「これ、誰だか分ります?」


 写真には何やら「ロックな感じ」の外人と東洋人。


「どっちが?」


「いやこっちは若いころの私で、こっちの外人はコージー・パウエルですよ。」


 おお、コージー!


 コージー・パウエルといえば第2期ジェフ・べック・グループのドラマーで、
レインボーに加入、その後数々のバンドでパワフルなドラムを叩きまくった
「ハード・ロックなら何でも叩くぜ、ドッスンバッタン系元祖ダブルバスドラマー」だ。


「ラフ・アンド・レディー」のジャケットで、
どっちがジェフ・べックよ、というほどべックに似てたあの顔だ。




 しかし、もっとびっくりしたのは、その横の東洋人。
 

 山本恭二もビックリのロン毛パーマのその男が
目の前の、Y田さんとは・・・・。


 思わず、

「ヅラですか?」


「・・・いえ、地毛、でした。」


 熱帯雨林の砂漠化は我々の想像よりもはるかに急速に進行しているようだ。


 なんとY田さんはかつてロック雑誌の仕事をしていたという。

「ロッキン・f」という、オレもたまに買ってた「ファッキン」な雑誌だ。

 コージーにインタビューしたときの写真だという。


「ギョーカイ君だったんですかー、へー、で、今は宅急便で・・・」

 いや、違うって。




 その後もロック談義、バンド談義で盛り上がり、
2次会ではロックを歌いまくって
ロック・オヤジの夜は熱くふけていったのだった。



 そんなわけで、次回「CRP」ライブは7月10日(土)太田の「ミュージック・アシスト」です。

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「おしゃぶり」の危険性

 問診は診察の基本。


 耳鼻咽喉科は主として「目で見て」診断する科なのですが、
やはり訊かねばわからないことも多い。


 乳幼児の発熱のとき初診で必ず訊くことは

①保育園に行っていますか
②母乳栄養でしたか、ミルクでしたか
③上に兄弟がいますか
④今まで中耳炎したことがありますか
⑤風邪で小児科等でよく薬をもらってましたか


 まあ、これらが要するに
子供の風邪、そして中耳炎が治りにくくなるリスク・ファクターなわけだ。


 他には、家族、特に母親の喫煙とか、
両親のアレルギー素因とか、
アトピー、喘息の合併とか、いろいろありますが。



 そして、中耳炎のときにもうひとつ大事なのが
「おしゃぶり使ってますか?」
という点です。


 実は「おしゃぶり」は中耳炎の誘発因子です。
 これが意外と盲点だったりします。



 常に口から吸い込むことによって鼻咽腔が陰圧になることが原因です。




 小児歯科領域でも「おしゃぶり」は良くないみたいですな。


 インターネットで調べるとまずそっち関係がいっぱい出ます。

小児歯科学会」←こんなのとか


 まあ、歯のことはわかりませんが、中耳炎やった事ある子(滲出性中耳炎を含む)は
おしゃぶりやめといて頂きたい、です。




 ちなみに私の「おしゃぶり」のイメージは
「ひみつのアッコちゃん」の「少将」です。(古っ!)



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「勝利」のイメージ

 開幕戦でアントラ-ズに負けて以来、実は負けの無いレッズ。


 好調とは言えないが、今日勝てば(暫定だが)首位。


 しかし、ここまで、その開幕戦の鹿島を除けば、
選んだように下位チームとしか対戦してない。


 そして、川崎フロンターレ。


 サッカーライターの中にはこのチームを今季優勝の最右翼に推す者も少なくない。


 そう、今日こそ、「実力」が試される。




  2010年J1第6節

   浦和レッズ     3-0     川崎フロンターレ   (埼玉スタジアム2002)
        (前半  2-0)
        (後半  1-0)



 寒い日が続いたが、今日は割と暖かい。


 先週参戦した新潟戦で勝ったので、
その時と、同じシャツ、同じジャケット、同じキャップ、同じタオマフ、
同じGショック(レッズ・バージョン)
同じ靴(ナイキ・限定レッズモデル)
同じパンツ(浦和ロゴ入り赤パン)。


 そのまんま。


 ただし、パンツは洗濯したけど。


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 さあ、ホーム・ゲームだ。


 開始早々レッズの選手の好調さが伝わる。


 川崎は攻撃力はリーグ随一だが、組織的な守備が苦手。


 そこにレッズのパスサッカーがぴたりハマった。
ドン引きした相手より、はるかにやりやすい。


 混乱する川崎ディフェンスの隙間から次々にシュートを打つ。


 この数試合、シュートの意識が上がっている。


 細貝の先制点も達也の2点目も、入らなかったが柏木のシュートも
思い切りのいい振り抜きから生まれている。


 この間の阿部ちゃんのシュートがみんなのイメージにあったかも。



 早い時間に2点のリード。


 予想通り、川崎の怒涛の攻めが来る。


 まだ前半半ばなのに、後半終了5分前のような、川崎のなりふりかまわぬ攻撃。


 この「ケンカサッカー」に昨年はやられたのだ。


 しかし、今回は
「中盤のフォアチェック」、「守備は必ず2人で1対2のかたちで」、が徹底されていて、
怖い相手フォワードに、仕事をさせなかった。


 そして、後半、早い時間帯のPK。


 2点差があったがここで失点すると、
その後カサにかかって来る川崎をしのぐのは並大抵のことではない。



 そう、去年もPKから、破滅したのだ。


 ところが、なんとなく
「止まるかも」
という気分があった。


 水曜日にPKを2回止めたのはギシではなく順大だし、
場所も、相手ももちろん違う。


 しかし、漠然と、そういった「空気」がスタジアムに流れていた。


 ある意味、このPKのセーブが勝敗を決めたかもしれない。



 いずれにせよ、この勝利は大きい。


 チーム全体が「ポジティブなイメージ」を共有したことが、
今日の勝ち点3につながったでしょう。


 「阿部ちゃんのミドル」「順大のセーブ」が、今日に生きていた。

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 ああ、こんな気持ちのいい勝ちは、ひさびさじゃー。


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オペラ座の夜

 春のライブも終わり夏に向けてそろそろ準備を始めようかい、というオヤジバンド「CRP」。

 なんかやりたい曲ある?とメンバーに訊いたところ、
ドラムの野口先生から意外なオファーが。

「クイーンのYou're My Best Friend」!


 本人も「多分却下されると思いますけど」という前フリつきで、
メールしてきました。


 「You're My Best Friend」。

 この曲はクイーンの4枚目のアルバム「オペラ座の夜/A Night At The Opera」にはいっています。


 実はこのアルバムを境に私はクイーンを聴かなくなってしまったのだ。


 ロック小僧だった中学生時代、
ツェッペリンやパープルを聴きまくっていた頃、
「ブリティッシュ・ロックの新星」としてデビューしたのがクイーンだった。


 デビュー・シングル「Keep Yourself Alive(邦題は『炎のロックン・ロール』!)」
を、ラジオで聞いて、おお、こりゃ、かっこええと思い、
その後出た、ファースト・アルバム「Queen/(邦題は『戦慄の王女』)」
を聴きまくっていた。


 クイーンなら「王女」じゃなく「女王」じゃないの、と思ってはいたが。


 この時点では「ブライアン・メイ」がリーダーだと思ってた。
(ベースの「ジョン・ディーコン」は、しばらく日本では「ディーコン・ジョン」と紹介されていた)


 セカンドアルバム「QueenⅡ」は、実はお昼の校内放送で初めて聴いて、
「このバンドは何だ。」
「こりゃ『イエス』でしょ。」
「いや『ツェッペリン』の新譜かも。」
といって、友人とわざわざ放送室まで調べに行ったことがある。


 3枚目「Sheer Heart Attack」は英語の勉強にもなるといって
辞書片手に友達と歌詞の翻訳をした。


 ただし、キラー・クイーンの冒頭に出てくる「Moet et Chandon」がわかんなくって挫折した。

 (これ、フランスのシャンパン「モエ・エ・シャンドン」だが、
中学生の英和辞典には出てねえわなー、フランス語だし。)



 そして、初来日公演の日本武道館にも行き、
発売を楽しみにして聴いたニューアルバム「オペラ座の夜」。


 その内容はロック少年の期待を大きく裏切るものだったのだ。


 ブリティッシュ・ハード・ロックは影を潜め、オペラ調の曲や、カントリー、ポップなコーラス。

 なんだー、こりゃー。


 そして、シメはかの『ボヘミアン・ラプソディ』。




 そんなわけで、次のアルバム『華麗なるレース』からは、もうクイーン聴くのをやめちゃったのです。



 その後『クイーン』はフレディのエンターテインメント路線をばく進し、
ゴージャスかつ完璧主義を売り物に世界的にも大成功を収めたわけですが・・・・。




 いま思うとこのアルバムは
『ビートルズ』における『リボルバー』にあたるアルバムだったんだなあ、
と思います。


 さあ、そんな私にとってクイーン最後のアルバム
『オペラ座の夜』からの曲、果たしてライブで演奏するのか?


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ジェネリック医薬品ってどうよ

 最近ジェネリック薬を希望される患者さん結構いますね。


 「ジェネリック薬」とは、医薬品の発売から年数がたって、
特許が切れたため、開発メーカー以外にも製造を許された「後発品」です。



 いわゆる「コピー薬」で、かつては通称「ゾロ」といわれてました。



 「主成分」は「先発品」と同じですが、
製薬会社の開発にかかったコストや、
認可をとるために必要な様々なテストがカットされ、
データの提出が免除されるので、
「先発品」に比べ、安い価格になってるわけです。


 厚労省は医療費削減の一つの目玉として、
近年、ジェネリック薬を大いに推奨してるのは周知のことです。



 当院も患者さんの要望によって薬局でジェネリック薬に変えてもいいですよ、
という趣旨の処方箋を出しています。


 

 かつては「ゾロ」は安く仕入れられるので
「儲け」が多く開業医が利益重視で使っていた時代がありました。


 最近は「薬価差」が無くなり、院外処方が普及したため、
薬で利益を稼ごう、というお医者さんはまあ、あまりいないでしょう。
(そもそも医者が設け主義では困りますが。)


 だから、以前のように
「ゾロばっかり使ってる医者はちょっとなあ…」
というイメージは今はありません。


 多くの先生が積極的に「後発品」を使っています。



 ただし、一般的にはお医者さんは本当はジェネリック薬、
あんまり好きではないのではないか、と思います。


 問題はジェネリック薬は「先発品」と完全に同じ薬ではない、
という点です。


 「主成分」が、同じならばいいので、薬の製法上違う成分もあったりするわけです。


 特に子供用のドライシロップ製剤などは「主成分」はもちろん大事ですが、
「味付け」の成分も大きな要素を占めます。


 だから、当院は必ず「味見」をして、先発品と遜色ないものを
近くの薬局にはお願いしています。


 たとえば抗生剤の「クラリス」「クラリシッド」は、もともと、とても苦い薬で、
開発したメーカーは、発売後、研究に研究を重ね、3回味付けを変更して、
今の味になっています。



 ところが「後発品」は、主成分は同じでも
味付けの「秘技」はコピーできないので、
かなり飲みにくい薬になっています。




 また、もう一点はメーカーにより製品の質にばらつきがある、ということもあります。



 まあ、中にはちょっと怪しいメーカーもあるので、
完全に「コピー」しきれて無い奴もあるようで。



 実際にステロイドの軟膏を「ジェネリック」に変えたら、
ぐんと効きが良くなって、実はステロイドの濃度は同じだが基材が違ったので
元の薬より吸収良くなって実質的には強いステロイドを使ってることになっていた、
なんて噂も聞きます。


 また、皮膚に貼る気管拡張剤のテープも、基材が違って、
血中濃度が通常より高く上がってしまい、その分早く下がってしまうということもあるようです。




 そんなこともあって、薬剤師さんになるべく信頼できるメーカーの製品を勧めてもらうようにしています。



 最近は「先発品メーカーの子会社」や「先発品メーカー」そのものが
「ジェネリック医薬品」を作っているところも多く、
まあ、この辺なら信頼できるかなー、と思っています。



 ただ、処方箋はどこの薬局に持って行ってもОKなので、
なかなか難しい面もあるのですが。



 あと、心配なのは、ジェネリックが優遇されてくると、
メーカーはワリの悪い新薬の開発より、
リスクの無いジェネリック生産に走るようになり
良い薬ができないのでは、ということも感じます。



 まあ、適切に使えば、これはメリットも大きいわけで、
我々も勉強しますので、皆さんも正しい知識を持って使用してください。




「センセイ、なんでも最近は『ジェネリック』とかいういい薬が出たんだって?」

「いや、ジェネリック、薬の名前じゃありませんから。」


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人間万事塞翁が牛

 ナビスコカップはテレビ中継があまりないので、
一時は神戸行き(帰りは夜行で翌朝)という線も考えたが、
スカパーの中継があると分かりテレビ観戦にしました。



  2010年Jリーグ ヤマザキナビスコ・カップ 予選B組第2節

   ヴィッセル神戸    1-3     浦和レッズ  (ホームズスタジアム神戸)
       (前半    0-0)
       (後半    1-3)



 今季公式戦では初戦に勝ったがその後勝ち星のない神戸。


 逆に初戦は落としたが、その後負けの無いレッズ。



 レッズの今日の4バックは、峻希、暢久、スピラ、サヌ、そしてGK順大。


 初めて、外国人新戦力がそろい踏みした形になったわけだが、
試合慣れしていないことからか、不安定極まりない。


 特にスピラの足元は危なっかしい。


 ヴィッセルに狙われまくりでしたね。


 それでも勝てたのは、勝ってるチームと負けてるチームのメンタリティの違い。



 リードしている時は良くても、追いつかれた瞬間に
「ああ、今日もダメなのか。」
との、意識が芽生え、動きが止まっちゃうんだなー。


 そういうのって、よーーーく分かるのよ。


 なんせ、かつてのレッズが長らくそうだったから。


 加藤順大のキックや飛び出しも、相当ヤバかったけど、
最後のPK2回止めたのは、今後の自信になるでしょうね。


 あのPKの判定はちょっと厳しかったけど、
結果的には、よかった。
 PKやり直しの判定も、えー、なんでじゃーと思ったけど
結果的には、よかった。



 人間万事塞翁が馬、
いやヴィッセル神戸は牛でしたか・・・。



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結婚記念日

 本日4月14日は我々夫婦の20回目の結婚記念日です。


 当時、群馬大の耳鼻咽喉科の医局に所属していた二人は、
結婚式に際してある企みをしたのだった。

 医局では結婚したら式の当日を含めて2週間は休んでよい、
という規定になっていた。



 当時はバブル時代。


 新婚旅行には、ヨーロッパ旅行に行こうと相談して決めた。


 そこで、カレンダーをにらむ。


 なるべく長く休みを取りたい。

 新婚旅行も長く行きたいし、その後の親戚回りとかいろいろ時間もかかりそうだし。


 日曜日に式を挙げると、その晩2次会3次会に行きにくいから、
式は土曜日の午後に。


 その年は4月14日が土曜日だったのでここに決定。



 さて、なぜ4月、なぜ14日なのか。


 4月中旬、14日から規定通り2週間休みを取ると、
28日まで休み。


 29日は「天皇誕生日(現昭和の日)」で祝日。

 そしてすぐ5月の連休だ。



 医局長に申し出ると
「はい、じゃあ小倉先生と上原先生は4月14日から2週間休みね。
ん?ゴールデン・ウイークかあ。
じゃあ、病院来るのは5月6日からでいいや。」


 と、まんまと長期の休暇をせしめたのだった。


「ふふふ、してやったり。」




 結婚記念日の今日、水曜日は午後休診だったので近所のイタリアンレストランでランチを食べました。

 (ちなみにお店はウチから歩いてすぐの「Fortuna」。お勧めですよ。)
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 そういや、新婚旅行はイタリアだったなー。


 その後20年間で海外旅行に行ったのは、4年前の職員旅行のサイパンだけだけど。





 まあ、20年間一緒に頑張ってくれた妻に感謝、です。




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家族割引ききませんか?

 夫婦で同じ仕事やってるとそりゃ便利なことのほうが多いんですが、
困ったこともあります。


 医学関係の案内、雑誌、新聞、ダイレクトメールが
ぜーんぶ2通づつ送られてくる。


 当然、日本医師会と日本耳鼻咽喉科学会は入ってるので、
これらの学会誌が毎月2冊。

 鼻科学会と耳鼻咽喉科臨床学会は私だけだが、
気管食道学会は2人加入してるので毎月2冊。


 そのほか、日経メディカル、朝日メディカル、メディカルトリビューンなどの
いわゆる広告付きで無料で(勝手に)2冊づつ送られてくる医学雑誌が何種類もあります。


 日経メディカルにいたっては伊勢崎にいる泌尿器科医の弟の分まで、
毎月3冊も送られてくる。


 まあ、これらの医学関係の雑誌はまあ、一通り目を通すのだが
1冊で変わりばんこに読めばいいので、無駄だよねー。


 マンション、証券、予備校案内は、封も切らずにそのままゴミ箱に。

 といいたいとこだが最近はゴミ分別なので、
ビニールの封筒は別にして、紙だけ資源ゴミにしなくちゃいけない。


 ってゆーか、この現象自体が資源保護に逆行してて
ぜんぜんエコじゃないっす。


 何とかなんないですかねー。




 そうそう、無料のものと違って学会誌は高い会費払って「買って」るわけで、
夫婦の場合学会費が「雑誌いらない割引」になるといいのに。


 家族で同じ雑誌を毎月2冊づつ買う、ってありえないですよね。


 携帯の家族内割引みたいには、いかないものか。


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これはどうだ「本態性」

 「特発性」の記事を書いていて、もう一つ思い当りました。

「本態性」。


 これは、主に「本態性高血圧」で、用いられる。


「本態性高血圧」?


「熱帯性低気圧」ならよく聞くけど。



 実はこの「本態性」も大体「原因不明の」という意味だ。



 たた微妙に違うニュアンスがある。


「特発性」の場合は、
「良くわかんないけど、珍しい病気になっちゃって、んー、こりゃ残念、カワイソウ。」
という、患者さんを思いやる気持ちが入ってるような気がする。


 しかし、一方「本態性」は
「いや、あんた、こりゃ原因は分かんないけどさ、
しょうがないのよ、まあ、人間の性(さが)っていうかさ。」
という、突き放した感じがくみ取れる。



 世の中に高血圧症の人はすごい数がいるが、
ほとんどはこの「本態性高血圧症」って病名がついてるはず。



 我々が医学生の頃、内科学で「高血圧症」を勉強するときは大変だ。


 まず、高血圧症には「本態性高血圧」と呼ばれる原因不明の「一次性高血圧症」と
原因のわかっている「二次性高血圧症」に分けられる。


 んで、この「二次性高血圧症」が、ハンパねえ数 あんのよ。


 代謝、遺伝性、血管異常、腎臓、下垂体、甲状腺、腫瘍、電解質異常・・・・・
ともかく、ほとんどあらゆる臓器の疾患を網羅しそうな勢いだ。


 それで、高血圧の問題が試験に出ると大変だ。


 内科の知識を総動員して答えを探さなきゃならない。


 特に遺伝子の何番が欠損してどうとか、
何とかいうホルモンを活性化する物質の代謝経路のどこが遮断されてるとか、
覚えるのがメンドクサイったら。


 しかもそういった病気がことごとく「ナントカ氏症候群」などという
発見したガイジンの名前が付いてるので、またこの暗記が大変。



 絶対、オレ、医者んなっても高血圧の診断、できないかも。


 と、思っちゃうわけだ。



 ところが、実際は
「うーん、血圧、高めだねえ。薬出しときましょう。」


 ってんで、3分で診断がついて、その薬を30年飲む、
なんてことがあったりして・・・。
(いや、見たわけじゃないけど、極端な場合それに近いものもあるのでは・・・)



 なんたって、実は、高血圧症の9割以上は原因不明の「本態性高血圧」なのだ。



 私などは、耳鼻科医で高血圧症は診断も治療もしたことないので、
いまだに血圧が高いんです、といわれると
「どっかに 褐色細胞腫 (←試験のヤマ) があったりして・・・・」
などと考えてしまうのですが。



 まあ、国家試験には、逆にそういうのしか出ないですからね。




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お・サヌ、お・サヌ、お・サヌ、おサヌ、・・・


 「センセイ、○○さんがインターネットから受付はしてあるんだけど、
ちょっと、遅れるそうです。」


「えーー、まじっすかー。ともかくなるべく、早く来てねー。」


 普段ならどうってことないのだが、
今日は午後4時までに新潟に行かねばならない。


 最後の患者さんを診ると直ちに、
あらかじめ用意してあった服に着替え、観戦セットの入ったリュックを持って出発。


 まずは、車で高崎駅まで。
JR両毛線を使うより、北関東道の方が断然早いのだ。



 焦って、車庫から出した時、路上駐車の車にぶつけそうになった。


 あぶねえ、あぶねえ。


 昨年、秋、やはり土曜日、4時キックオフの新潟戦に間に合ったので、
大体時間は読めている。


 ただ、1時台の新幹線ならヨユーだが、2時台だと、キックオフギリギリになる。



 まあ、あとの列車でもいいやと思い車を飛ばしたが、
高崎のパーキングに駐めると、時間が微妙。


「おお、前に間に合うかも?」



 「ダルマ弁当(昨年、新潟に行く途中、これ食べて勝ったので、今年も決めていた)」
とビールを買って、ホームに駆け上がると
ちょうど、発車のベルが鳴っていた。


 とりあえず一番近くのドアに飛び込む。


 おお、ラッキー。


 出発の時のニアミスといい、列車のタイミングといい、
今日はついてるかも。



 しかし、こんなところで運を使って試合で負けたら・・・。


 サッカー(バカ)オヤジはいろんなことを考える。




 国境のトンネルを抜けると4月半ばというのに新潟はまだ雪国なのだった。
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 またまた、やってきました「ビッグスワン」。

 入場のSゲートはホームとアゥエイと2つあってわかりにくい。

 まあ、もっと早く来られれば赤い列がずーっと並んでるので
間違うことはないが。
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 本日は「亀田製菓デー」ということで全員にお土産。
太っ腹なことだ。
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 試合前の場内アナウンス。

「皆さん、われわれは今、非常に苦しい戦いを強いられています。」


 なんだ、なんだ?


 開幕から1勝もしてないアルビレックス新潟は現在最下位。



「この苦境を乗り切るために皆様の温かいご支援を、ぜひ我々にお願いします。」


 なんか、選挙戦終盤の立候補者みたいだぞ。

「サポータ-の皆様の清き一票を。」なんて。

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 しかし、情けは無用じゃ。
(いや、いつも結構情け深く「連敗ストッパー」なんていわれてるけど。)
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 2010年J1第6節

  アルビレックス新潟   0-2 浦和レッズ   (東北電力ビッグスワン)
         (前半   0-0)
         (後半   0-2)



 さあ、今日の収穫はなんといっても「サヌ」でしょう。


 宇賀神の怪我の功名(?)か、早い時間から登場したサヌは、
その実力を発揮。


 速さとうまさを重ね持つばかりか、
しばしば外国人プレーヤーに欠けている「チームのためのプレー」もしっかりこなす。


 背は小さいのだが、ジャンプ力が抜群でヘッドでも高い相手に競り負けない。

 視野も広いし、いい選手だと思う。


 先のスピラノビッチの失望を埋めてくれそうだ。


 ただサヌのコール
「お・サヌ、お・サヌ」
はなんとなく、笑っちゃうなー。


 あと、阿部ちゃんは、やっぱ「ボランチ」がいいですね。




 終わってみれば今季初の「2点差勝利」。

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 また来年も来たいぜ新潟。





「おまけその1」
 ハーフタイムに「ぽたぽた焼きのおばあちゃん」がエコキャンペーンに参加。

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 しかし、この後、前の良く見えない(?)おばあちゃんは
ボールボーイ用のイスに蹴つまづいてこけちゃうのだ。
そして、立ちあがり、また次のイスにぶつかりそうになると、今度はクリヤー。
これ、レッズがわのサポの前だったんですが、ウケましたね。



 「おまけその2」
 帰りに見かけたスタジアム近くの調剤薬局。
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 絶対、アルビレックスファンだよね。




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易感染性の読み方


 医学関係の調べ物があって、インターネットを検索していた。


 最近は図書館に行かなくても、すぐパソコンで調べられて便利だ。



 しかし、情報の質は様々で、よく受けて側が吟味しないと、
とんでもないガセネタを掴まされることもあるのでご注意。



 まあ、病院や研究所などの「署名」記事は、
それなりに著者が責任を持ってるわけだ。


 しかし、出どころの知れない記述や、
医療関係といっても整体や鍼・灸の先生が専門外のこと書くと
結構、荒唐無稽だったりする。




 まあ、我々プロが見ればわかるが、素人は危ないなー、と思うこともある。





 でも、今日の本題はそこではない。





 感染症について調べていて、あるお医者さんが書いてるサイトに当たった。


 おお、なかなかよくまとまってるし、ええんでないの。
新しい知見も取り入れている。



 と思ってみてたら次の言葉を発見。


「易感染性」。


 これは感染しやすい、ということを表し、
たとえばステロイド飲んでるとか、糖尿病だとか、体が弱ってる状態にあるときに、
感染性病原体(まあ、風邪のウイルスとかインフルエンザとか)に、かかりやすい状態を指す。




 ところが、この先生はこの言葉に「易感染性(えきかんせんせい)」とわざわざ振り仮名を振っている。




 うーん、残念でした。





 さて、漢字には2通り以上の読み方がある文字が少なくありません。



 私が中学生のころ、英語の辞書を買う時に、
死んだ親父が「ゼッタイこれだ。」と買ってくれたのが
「三省堂のコンサイス英和辞典」。


 これは、古(いにしえ)の名著で親父も学生時代使ったらしい。



 本当はその時点では「研究者の英和中辞典」の方が優れてたんだが、
今回はそれも関係ない。

「三省堂」


「お父さん、これ何て読むの?サンショウドウ?」
と尋ねたバカ息子に親父はこう言った。


「『省』の文字は2つの意味がある。

『ショウ』と読んだときは『省略』の『ショウ』で、

訓読みは『省く(はぶく)』。

『セイ』と読んだときは『反省』の『セイ』で、

訓読みは『省みる(かえりみる)』だ。

論語の『日に三度我が身を省みる』からとったから『サンセイドウ』だ。

毎日3回も省略してどうする。」



 なーるほど。

 その時バカ息子はちょっと親父を尊敬したのだった。



 さあ、「易」に戻ります。


 もう、お分かりですね。

「易」には2つの意味があり

一つは「変える、交換する」で、それは「貿易」とか「改易」とかで「エキ」と読みます。

もう一つは「簡単な、たやすい」という意味で「平易」とか「簡易」で「イ」と読みます。


「感染し易い」なら「イ・カンセンセイ」です。



 ほーら、オグラのブログは患者さんばかりでなく
中高生の勉強にも役立つぞ。




 しかし、その後私の英単語力が伸びなかったのは、
ひょっとして、なんとなく意味わかるからいいやー、
と平均1日3回くらいは辞書ひくのを 省略 しちゃったせいだろうか?

 と、今になって 「反省」。

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「特発性」って、どーゆう意味?



 病名について「○○病」とか「××症候群」なんてのがありますが、
「○○性××」という名づけ方をする病気は多い。


 たとえば
「アレルギー性鼻炎」や「騒音性難聴」「アルコール性肝炎」なんていうと、
ああ、こんな原因でなったんだな、と分かりやすい。


 一方「突発性難聴」や「進行性筋ジストロフィー」「一過性脳虚血発作症」なんていうと、
病気の起こり方がなんとなくわかる。



 ところが、全然分かんないのがある。


「特発性○○」。


 検索すると
「特発性正常圧水頭症」とか「特発性血小板減少性紫斑病」「特発性心筋症」なんてのが出てくる。


 耳鼻科領域でも
「特発性感音性難聴」「特発性顔面神経麻痺」なんてのがありますが、
「特発性」とは、何ぞや?


 そもそもこんな日本語はナイ。


 これは英語の「Idiopathic」を訳したもので「特異な病気の」くらいの意味でしょうか、
要するに 「原因不明の」 という意味です。


 「不明な心筋症」や「わけのわからん顔面神経麻痺」では、カッコ悪いので
無理やりつけた感が伝わってきますね。


「キミぃ、こりゃ、『特発性ほにゃらら』だよ。」

「・・・わかんないのね。」



 ただ、原因がわからなくても、疾患としてはっきり診断ができれば、
治療法の確立されてる病気も多いわけで、
原因不明がダメ、と言ってるわけではない。




 先にあげた中、「特発性血小板減少性紫斑病」は原因が「自己免疫疾患」であることがわかってきて
「自己免疫性血小板減少性紫斑病」という病名に変わりつつあるようだ。



 まあ、医学用語はこんなわけの分かんない、いい加減なものもあるわけだ。




「何だって先生、昨夜そんなにいっぱい飲んじゃったんですか?」

「・・・いや、特発性で・・・。」


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ナガサキの夜

 昨夜は診察終了後、長崎病院のフットサルにお邪魔してきました。



 前回、われわれのフットサルに来ていただいた
「ヒデ長崎」先生のお誘いで行ってみたわけですが。




 まだ春休みなので、仕事も早く終わり、
佐野市のフットエナジーに駆けつける。


 ここはいつも我々もやってる場所だ。




 ・・・・しかし、



 いやーレベル高っ。



 パススピード、シュートの威力、攻守の切り替え、
どれをとっても我々のフットサルとは別物だ。



 これが「世界」のサッカーか。


 確かに「ナガサキ」は出島を通じてヨーロッパの文化、風習が入って来ているという。



 阿蘭陀(オランダ)との交流が深いのかも知れぬ。



 中に「サンフレッチェ」のレプリカを来た色の黒い人がいたので訊ねてみると
「ヒロシマ」から流れてきた 「南蛮人」 であった。


 そのほか、テクニシャンぞろい。



 そしてまた眼をひくのは、ひときわ小さい選手。


 足も速くドリブルも得意、そして中距離から強烈なシュートを放つ。



「カレハナントイウセンシュデスカ?」

「オメエ、あれが『ワンダー・ボーイ・タツヤ』だ。『ヒデ長崎』の息子じゃよ。」

 
 
 ぬわんとまだ小6。


 うーん、やはりメッシにしろ、ルーニーにしろクリ・ロナにしろ
ユース世代からトップチームのエースにならんと世界レベルにはなれないのだ。


 クライフの息子は偉大な父を超えられなかったが、
多分こいつは超えるだろう、いや、もう超えてるかも。


 もう一つビックリしたのは、体育会ふうな統制のとれ方。


 リーダーが声かけるとすぐ全員が整列したり、丸く輪に並んだりする。

 動きが素早く、機敏だ。

 なんか、みんな、高校、大学と運動部でさわやかな汗を流してきたヒトビトのようだ。



 中学まではサッカーをやっていたが、
高校からロック・バンドなどという
不健全、不健康な道に進んでしまった私には縁遠い世界だ。



 でも、
「モヤシメガネ」や「エリリン竹居」「ガッツ添野」など知ってる人がいてホッとしました。
私ほとんど最年長(上から2番目)だったんだけど、
「新人」なんで、
「ヨロシクオネガイシマス」
とビビってましたから。


 知ってる人といえば、
そうそう、久々にお会いしました「スマイリー高橋」さん、お元気そうでなによりでした。



 そんなわけで、何とかピッチに立ってはいましたが、
いやーへとへとです。



 スペインに渡ったオークボも、イタリアに行ったヤナギサワも、
こんな気持ちを味わったに違いない。



 うー、次の日筋肉痛にならねばいいが。

 あ-、翌日の外来は、オレ一人なんだー。



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情熱ジン

 先日の披露宴でのライブ演奏のため、その2日前の木曜日の晩、
軽く音合わせをした。


 まあ、今回は野口先生のお嬢さんやら、子供コーラス隊もあったわけで。



 ほのぼのしてイイ感じですなー。
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 ん?

 よく見ると、鏡に映ってる写真を撮ってる私の姿のほかに、
野口先生の背後から、殴りかかろうとする何やら怪しい人影が・・・。



 実はこれ、「群馬テレビ」のスタッフさん。


 この度、野口先生が群馬テレビに取材され、なんとテレビに出るらしい。



 その「絵」を取りに来てたちゅうわけだ。



 こんな感じ。
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 で、その番組がなんと今夜「ОN・AIR」だそうな。
その名も「情熱ジン」(←クリックすると群馬テレビのホーム・ページの番組情報が見られます。)

 

 新聞のテレビの番組表には載らないくらいチッコイ番組だが、
地デジの電子番組表(EPG)では出ていたぞ。


 再放送もあるみたいだ。



 野口先生、アマチュア・ミュージシャンなんだ。
(まあ、プロじゃあないけどね。)


 オレもチラッと映ってるかも。
(練習なんで歌詞もコードも間違ってしまった。)



 ともかく「群馬テレビ」見られるヒトは見てみよう。



 ちょっと恥ずかしいですが・・・。


 まあ、主役は野口先生なんで・・・・。

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「突発的」に気がつきました。

 医学用語ではよく略号や略称が用いられます。


 一定の範囲内なら通じるのですが、知らないと全然分かんないばかりか、
同じ言葉が違った意味に用いられることもあります。


 「DM」は一般に「Diabetes Mellitus」で「糖尿病」の意味でつかわれますが、
場合によっては「Dermatomyositis」で「皮膚筋炎」という全く別の病気の略称で用いられます。
一般には「ダイレクト・メール」ですけど。


 以前、勤務医だったころ外科病棟に往診に行くと、
手術予定の欄に「Chole」がいっぱい並んでます。

 「Chole」は耳鼻科では「cholesteatoma」で「真珠腫性中耳炎」のことですが、
外科では「胆石」のことだそうな。



 この間話題にした「突発性発疹」は耳鼻科の病気ではありませんが、
お母さん方はみんな「トッパツ」というので、
小児科の先生方が、そう言ってるんですかね。



 耳鼻科だと「突発性難聴」って病気がポピュラーなので、
なんとなく「突発」っていう言い下しに抵抗があるんで、
「突発性発疹」と、ついフルネームで呼んでます。



 もっとも「突発性難聴」は耳鼻科医は「突難(とつなん)」と言います。


 あっ、そうか。

 「発性聴」 が 「突難」 なので、
発性疹」 は 「突発」 でいいのか。



 「突発」の「発」は「発疹(ほっしん)」の「発」だったのかー。



 でも、じゃあ、読み方は「とっほっ」あるいは「とっぽ」じゃね?





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結婚式、ロックな余興

 昨日4月3日の夜は、わが「CRP」のメンバー野口先生の奥さんの弟さんの結婚式。

 そこで、新郎の兄である野口先生の希望でなんと「CRP」が披露宴で演奏することに。


 ホンマにええんですか、といいながら式場の「冠稲荷グリーンパレス」に集まったメンバー。


 ここはいつも「CRP」の忘年会で使用する会場だ。

 しかし披露宴会場の裏の通路で待機してると、いつもと違う妙な「アゥエイ感」に緊張する。
リハも何にもなしで、いきなり音出しだし。

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 そして(ワケあって)ひときわ緊張してる野口先生の足元にご注目。
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 これは、裸足ではなく、特殊な、まあ「地下足袋」みたいなもの。
礼服の皮靴ではペダルが踏みにくいのだ。
しかも、礼服の裾が巻き込まれないようにキックペダルを踏む右足だけ御覧のように巻いてある。


 実は昨年のアヤちゃんの結婚式での演奏経験から工夫したそうな。


 うーん、場数は、踏むもんだ。


 そして、新郎新婦のケーキ・カット、それぞれの友人代表のスピーチを
廊下で聞いた後、司会者に促されウラから「CRP」登場。


 さて、野口先生が緊張していたワケは、ココ。
よく見てください。
歌ってるのは私ではなくドラムセットに座ってる野口先生なのだ。
背筋が伸びて、やけに姿勢イイですね。
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 1曲目の「Viva La Gloria」最初のピアノ+ボーカルのみの部分は
野口先生がリード・ヴォーカル、しかもピアノ演奏は写ってないけど野口先生のお嬢さん!


 なかなかニクイ演出じゃありませんか。


 で、ドラムのカウントが入って、こっからはドカーンと爆音で。
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 で、これまた写ってないけど、子供コーラス隊の「CRPドライ・シロップ」も参加。

 もう1曲グランド・ファンクの「ザ・ロコモーション」も披露して、
新郎新婦を祝福させていただいたのだった。


 おりしも、新郎新婦の門出を祝うかの如く「冠稲荷」の桜も満開。
P4030074_convert_20100404094443.jpg
 我々の演奏も多少なりとも、お二人へのはなむけになったなら幸いです。

 おめでとうございました。




 それにしても野口先生、次はドラム叩きながら歌ってみます?


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久しぶりの「ベルマーレ」戦

 土曜のナイト・マッチだがバンド関係の用事(後日報告します)で現地参戦できず。

 家に戻って追っかけ録画再生で観戦しました。


 メディアは「BS」でも「スカパー」でもなくやはり「テレ玉」を選択。


 ったくナビスコ中継ないのに今回は何で3局もダブるんじゃ。



 2010年J1第5節

  浦和レッズ    2-1    湘南ベルマーレ   (埼玉スタジアム2002)
     (前半   1-0)
     (後半   1-1)



 実況はおなじみ上野晃氏、解説は柱谷哲二氏。


 柱谷さんの口を横に広げたまましゃべるしゃべり方は独特だが、
解説は結構好きだ。


 さて、その柱谷さんがいみじくもうっかり「平塚」と言ってしまったように、
レッズと「湘南」は、J1で初顔合わせ。

 思えば2000年、同時にJ2落ちして以来の対戦で、
J1の時まではまだ「ベルマーレ平塚」だったわけで。

 レッズがJ1にすぐ復帰したのに対し
ベルマーレはずっとJ2だったので対戦は久々。



 いや、待てよ、どっかで天皇杯で当たったような・・・。

 そしてそん時負けちゃったような・・・。



 ・・・まあ、よい。


 というわけで、前節に続いて「昇格組」との対戦。


 予想通りレッズのボール支配率は高い。


 しかしドン引きする湘南にゴールを割れない。


 ただ、今日は、ドン引きの相手に対し早くゴール前に運ぼうという姿勢は感じられた。


 達也のPKもそれで獲得したものだ。


 さあ、ポンテがPKをきっちり決め、前半を1-0で折り返し、
後半やはりFKだが、ラッキーも手伝ってこれが決まり2-0。

 課題だった「2点目」が取れた。


 もう湘南は気力も体力も尽きていた。


 ほとんどハーフコートのゲームになってレッズの怒涛の攻め。



 ・・・・でも、入んないんだなこれが。


 どの辺の時間帯からピッチ上の選手たちは
「今日は2-0でいいや。」と考え始めたのだろう。


 でも、埼スタのサポやテレビを見ているレッズファンはそんなこと思ってなかったぞ。

 柱谷さんも、解説で「もっと打て、もっと行け。」と繰り返してました。



 そして「レッズのお約束」のような形の終了間際の失点。


 スタジアムではストレスのたまる「勝ち試合」だったのでは。



 全然J1のレベルに達していない湘南にホームでこの程度では
この先がそれこそ心配だ。



 ポンテの調子がいいのはうれしいが、
「元気」が元気ないですねー。
昨年のようなはじけたところが無く、なんか迷いがあるような。



 順位は上がったが、ここのところの対戦相手を見れば、
もっと楽に勝ち点3を積んでおかないといけない。


 この後4月後半から5月、川崎、清水、名古屋、横浜と相当きついぞ。
マジで。

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「メス系」

 メス系という言葉をご存知でしょうか。

 オス、メスのメスではなく手術で使うメス。


 いわゆる「外科系」の診療科を「メス系」の科といいます。


 医者の間ではメスザイテなんて言ったりした。


 「ザイテ」はドイツ語で"seite"、英語で言うと"side"ですな。


 ただし「メス」は実はオランダ語でドイツ語では「Messer」だから
「Messerseite」なんだが、これは和製ドイツ語らしい。


 ちなみに「メス」は別に手術用に限らず「小刀」を指し、
英語では「Knife/ナイフ」です。




 まあともかく、「メス系」とは「外科系」、「手術をする診療科」の意味ですね。

「外科」「整形外科」「産婦人科」「泌尿器科」「脳外科」「形成外科」「眼科」「皮膚科」
そしてわれらが「耳鼻咽喉科」も「メス系」です。


 一方「内科」「小児科」「放射線科」「精神科」などは「内科系」ですが、
特にメス系に対応するような呼称はないと思います。
「聴診器科」とかね。



 まあ、切らないで治せるんならその方がエライ、という意見もありますが、
いざとなれば「手術」という手段のある外科系が私は性にあってます。



 卒業時進む科を選ぶ時、
ともかく「手術をする科」をやりたい、と思ったものです。


 群馬大の当時の「第1外科」と「耳鼻咽喉科」のどちらにするか、
最後の最後まで迷い「耳鼻咽喉科」に入局しました。


 勤務医時代はそれこそ朝から晩まで手術してましたが、
開業後もできる範囲の手術は必要に応じてなるべくするようにしています。



 まあ、日常一番身近な手術は鼓膜切開。

 うーん、どうしようか、鼓膜、切っちゃおうか。


 毎日、悩むわけです。



 患者さんにとっていちばんいい治療法が「内科的治療」か「外科的治療」か、
自分の経験と技量で決められるとこが「外科系の魅力」ですね。




 鼓膜切開もろくにしない
「草食系男子」ならぬ「内科系耳鼻科医」では耳鼻科医の意味がないですからね。




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似て非なるもの

 眼科と耳鼻科って、よく並べられるけど。

 外科系でマイナーで細かいし、首から上の感覚器を扱うってことで。


 まあ、眼(め)医者、歯医者、耳(みみ)医者なんて。


 んで、今日は「点耳薬」のお話。


 眼科では「点眼薬」を多用します。


 ひょっとして、内服薬より多いのでは。



 それで、世の中には「点耳薬」なんてのがあってすごく似た存在に思われてる。


 「中耳炎だから点耳薬」みたいな。


 間違いです。


 急性中耳炎では通常、点耳薬は治療に用いません。


 なぜか。



 それは鼓膜が基本的に防水だからです。


 目の結膜は「粘膜」ですから、薬の吸収はいいです。

 だから眼薬はよく効くわけです。
(白内障の点眼はちょっとどうかと思ってますが・・・。)


 ところが鼓膜は「皮膚」なので、外から薬たらしても中にはいかないのだ。


 「中耳炎」は鼓膜の向こう側で細菌が繁殖していますから、
外からつけても意味がない。


 点耳薬は「外耳炎」「(鼓膜穿孔のある)慢性中耳炎」「チューブ留置や鼓膜切開後の中耳炎」には有効ですが、
「痛がってる中耳炎」には無効です。


 痛いってことは鼓膜が腫れてるわけで、ということは穴開いてないわけだ。


 チューブ留置耳や、鼓膜切開後も耳だれが多ければ、その上からつけても意味ありませんから、
実際には急性中耳炎における点耳薬の出番ってほとんどないわけです。


 さらに、点耳をつけてると鼓膜が自壊した時に、
耳だれなのか点耳薬なのかわからないので、診断の妨げになります。



 漫然とつけると外耳道に「耐性菌」や「カビ」がはえてしまい、
またこれが治療に難渋します。


 そんなわけで、8カ月の子供が耳だれ出たといって、
耳も見ないで(もっとも耳垢充満で見ても見えなかったと思うが)
タリビッド点耳出す先生、やめてほしいなー。


 確かに1歳未満の子で耳だれっていうと外耳炎が多くて、
そーゆーのは点耳ですぐ良くなるんですけどね。



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お客さん、今日は若い子そろえてますんで・・・

 さて、ミッド・ウィークはナビスコ・カップ。

 毎年、レギュレーションが変わり、年々権威が落ちてる(?)ような気がするなあ。


 特に近年ACL出場チームが増えてそれらが予選免除となると、
予選リーグは代表とACLに上澄みを取られた「残り物リーグ」みたいな感じになってるのでは。


 おまけに放映権を握ってるフジテレビがまじめに放送する気が無い。


 開幕節というのに放送は2試合のみ。


 フジは地上波1つBS1つでCSは3つで、計5チャンネルあるんだから、
録画でもいいから全試合放送してほしい。
(いや、レッズ戦だけでいいから)


 なんか去年も同じこと書いた気がする。


 ともかく、浦和レッズ全公式戦録画保存の私としては甚だ困る。


 まあ、今日は直接観に行くのでインターネットで結果をチェックしつつというイライラはないけど。




2010年Jリーグ・ヤマザキナビスコ・カップ予選B組第1節

   浦和レッズ  1-1   ジュビロ磐田   (埼玉スタジアム2002)
     (前半  0-1)
     (後半  1-0)



 ナビスコカップは新人活躍の場、そしてフィンケ監督は若い選手が大好き、


 しかし、最終ラインの4バック+ゴールキーパーの5人のうち、
4人が変わる、ってのはややギャンブルでは?


 攻撃と違って守備は連携が命。


 案の定、左右に振られ、マークがずれ、
最終ラインが跳ね返すボールはことごとく相手のものになる。



 ボランチの阿部と細貝がそれこそ必死で火消しに走るが、
火の手はますます上がるばかりだった。




 後半の堤⇒ポンテの交代でリズムが生まれ、
攻撃の展開ができるようになった。

 啓太も中盤に落ち着きを与えた。


 でも、これは監督の采配が当たったわけではなく、
監督のスタメンが間違っていただけでは?



 それにしても、ポンテ、いい選手だ。

 特に今年のポンテは自分が何かこのチームに残したい、という思いを感じるような、
素晴らしいプレーをしている。



 ロスタイムのロビーのゴールで、
チームも、平日の寒い晩につめかけた2万人強のサポもホント救われました。



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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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