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「御机下」と「御侍史」

 内科の先生から紹介で来院された患者さんのお返事を書いていた。



 最近は手紙を書くことってないから、
患者さんの紹介状くらいだろうなあ。



 大概の用事は電話かメール、ファックスで済んじゃうし。


 紹介礼状の一番上に「○○先生 御机下」と書いて、
ふと思った。


 「御机下」とか「御侍史」って、一般に使うもの?



 ネットで調べると、ほとんど医者の間でしか使われない「慣習」みたいだ。



 ああ、そーなのかあ。



 我々が国家試験に受かって医者になると、
当時はまあ大学のどっかの医局にはいるわけだ。




 いきなり、仕事はできないので、
先輩の先生について見習いみたいなことをするわけだ。



 その中で、週2回の教授の外来に必ず横に座って見学をする。



 そして、教授の患者さんは大体紹介患者さんなので、
その返事の「口述筆記」をやらされるわけだ。




 これで、お医者さんの「手紙の書き方」を学ぶので大変勉強になった。




 その時に宛名に必ず○○先生のあとに「御机下」か「御侍史」をつけるように言われたので、
ずーっと、習慣的に書いてたけど、
まさか医者だけとは知らなんだ。




 ちなみに「御机下」は「ごきか」あるいは「おんきか」と読み、
あなた様に直接渡すなど恐れ多いので、
机の下にでも届けて、気が向いたら見てちょ、みたいな意味だと思う。



 同じく「御侍史」(おんじし・ごじし)は、やはり
あなた様に直接読んでいただくなんてモッタイナイので、
そばにいる「侍史」(=召使)にでも読んでおいてもらえばいいです、
という非常にへりくだった表現と思われる。




 「先生」だけでも尊敬語だが、医者は普段からお互いを
目上、目下にかかわらず「~センセイ」と呼び合ってるので、
こんな、メンドクサイ言い回しが定着したんでしょうか。




 これも一種の「医学用語」なのかも。



 医者とか軍隊とか教師とか僧侶とか、
そーいう、閉鎖的な社会だと、
意味もなく伝統が「保存」されてんのかも知れぬ。




 ちなみに、私は最初に「どちらかを書いておくように」と言われた時、
「御侍史」の「侍」が間違えやすそうだったので、
「御机下」を選んでから25年間、ずっと「御机下」ヒトスジです。



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目にはさやかに見えねども



 気象情報では、相変わらずの猛暑とか、暑さの記録更新を告げ、
9月もまだまだ暑いですのでご用心、なんていっています。



 しかし、お盆過ぎから外来患者さんには異変が。




「今週になってから、急に鼻水、くしゃみが。」

「この2,3日、妙に目をかゆがっていて。」


 なんてヒトが続出。



 カルテをひっくり返すと、
以前のアレルギー検査で、ブタクサやイエダ二が強く反応している。



 鼻を見ると明らかにアレルギー性鼻炎の所見が。




 ああ、生物学的反応は感覚的印象より正確だ。




 秋来ぬと目にはさやかに見えねども、
   ヒトの鼻にぞおどろかれぬる。


 【解釈】(毎日暑くて)秋が来たという様子ははっきり目には見えないけど、
     (アレルギー性鼻炎の患者さんの)鼻の中を見ると自然にはっと気付いた。

 【解説】 夏の間は花粉症にしろダニ・ハウスダストにしろアレルギー性鼻炎の患者さんは
     症状、所見が軽快する。まだ、夏だと思っていた作者は、
     患者さんの鼻粘膜の状態を見て秋の訪れに気付くのである。

     「ぬる」は、おなじみ「~ぞ」を受けての係り結びである。


    「おどろかれ」は「おどろく」に「られ」がついた形。
     「おどろく」は「はっと気付く」の意。
     「られ」は、可能、尊敬、受身、自発の4種類があるが、
     ここでは「おどろく」の心情表現があるので「自発」である。
     「自然と~」「思わず~」などの訳を当てる。
     「おどろかされる」と受身で訳すと減点ですので気をつけましょう。

     
      <用例>山岸ならPKをとめられると思った。(可能)
         ポンテ様がいい時間帯にゴールを決められた。(尊敬)
         ロスタイムにやられた。(受身)
         サポーターの気持ちがしのばれる。(自発)



        ・・・・・・・なんか、引きずってるなあ。
 




 なんだかんだで、過ぎゆく夏。

 

 そーいや、ツクツクボーシやコオロギの声が・・・。

     (ナニ、コーロギだと?あのやろー)





 まあ、夏休みも終わり。






 この土日は、夏休みの宿題で大変だった、という家も多いんだろうなあ。




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勝ち点「1」



 実は、夏休みで妻と子供が博多の実家に行っちゃってるので
この週末は「独身」なのだ。


 いや「独身」というより、そろそろ「独居老人」だったりして・・・。(そんなぁ。)



 で、午後6時キックオフの埼玉スタジアムに間に合わすために
午後3時過ぎに柴犬レディアの散歩に行って、晩メシも食わしてしまった。



  2010年J1第21節

  浦和レッズ      1-1      鹿島アントラーズ   (埼玉スタジアム2002)
         (前半  0-0)
         (後半  1-1)



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 心配だったのは、フィンケ体制になってから
毎回「同じパターン」で負けているということ。


 ボールポゼッションを「させられ」パスを見きられ、
ブロックから奪ったカウンターで効率よく得点されていた。



 しかし、始まってみると今回はレッズのサッカーは変わっていた。



 逆に鹿島がボールキープをし、レッズのラインは深く、
横パスを減らして縦パスやドリブルで前方に仕掛ける。


 パススピードも意図的に早くしているようだった。



 しかし、その分、受け手が処理しきれずチャンスをつぶす場面がしばしば。



 鹿島は相変わらず、展開力、守備の連携などはすばらしいが、
やはり本調子では、ないという感じ。



 いつもと違うレッズに戸惑いも見せていた。




 全体に双方が「負けないサッカー」をしようという感じだった。



 そして前半を0-0で折り返した後半にPKをくらう。
(遠くてよくわかんなかった。)



 最初は小笠原が蹴りそうだったが、マルキが、交渉して権利をもらったようだった。



 復帰したマルキーニョスは前半から強引なシュートを打っていたが、
明らかにコンディションは良くない。


 実は、焦るマルキがあのコースに蹴って、山岸が止めるのでは、という予感がすごくあったのだ。
(ホントだよ。)






 で、残り10分でのポンテのゴールは、うれしくてうれしくて。



 泣きそうで「ロビー、ビッテゴール」がうまく歌えなかった。






 ・・・・・しかし、ロスタイム。



 スローインがあそこにこぼれた時に、
これはもう、ほぼ5万人が失点の予感を感じただろう。




 うーーーーーーーーん。




 またまた「負の遺産」をため込んだレッズだが、
今回は下を向いてはいけない。

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 相手のコンディションが悪いとはいえ、
この2年、歯が立たなかった相手に勝利までもう一歩まで行ったのだ。



 首位を狙い勝ち点3を奪いにきた相手から、
勝ち点2を失わせたのだ。



 しかも、今後のブレイクスルーを予感させる、
フレキシビリティのあるサッカーの片鱗も見せた。


 今後、この「負けなかった」3連戦が、
復活のきっかけだったなー、と思えるといいんだけど。



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 ちょっと、続く。





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「見ザル」「聞かザル」「言わザル」そして・・・


 先日、某製薬会社のMRさんの「エリリン竹居」ちゃんと話していたら、
夏休みは友人と日光に行ってきたそうだ。


 お前は小学生か、と思ったが、
東照宮に行って、あの有名な三猿を見てきたが、
ガイドさんに意外な説明を聞いたという。



 もともと猿は、3匹ではなく4匹いたという。



 それが、中国から伝わる時に一つはちょっと卑猥なので、
割愛されたそうだ、というものだ。



 ホンマかいな。



 彼女は山梨出身なので東照宮は初めてらしいが、
この私、栃木県に生まれ育って50年、
そげな話は初めて聞いたとです。



 「見ザル」「聞かザル」「言わザル」のほかに「せザル」がいたというのだ。



 何を「せザル」かって「エッチをしない」ってことで、
なんと「股間」を抑えてるらしい。




 んな、あほな。


 やや「天然」入ってる彼女の事だから
きっと、からかわれたんだろうと思ったら、
実はそうでもないらしい。



 実はネットでこんな画像が。

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 マ、マジすかー。



 しかも、このサイトには「世界の三猿」と称して、
日本、中国、その他アジアの諸国はもちろん、
イギリスやフランス、スイスなどヨーロッパの三猿が数多く紹介されてる。



 これによると三猿はインドが発祥らしい。
(他にもエジプト説や中国説もあるらしい。)



 おお。


 で、世界中に広がったと。




 でも、良く考えると、「さる」と「Don't~」の「~ザル」をかけられるのは、
日本語だけですよねー。



 だから私は、三猿はずっと日本がルーツだと思ってました。

 

 かの有名な「Intel Inside」を「インテル、入っテル」って訳したヒト
私は常々天才だと思いますけど、
この場合はもともとはそういうのが無くて、
たまたま、日本語でうまく「言葉がハマった」んですかね。





 なんとなく、不思議だなあ。



 ちなみに世界的にも「三匹」が主流ではあるようです。


 「せザル」は、あとからしゃれでついた可能性が高いみたい。



 でも、良かったですね。




 もし、東照宮に「せザル」あったら
小学生が学校の遠足で行った時、
先生やガイドのヒトは、子供たちに対して説明に困るだろうからなあ。


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続・歌舞伎な耳鼻科



~前回からの続きです。



 そんなわけで、「歌舞伎見物」とあいなったわけだが、
私も、妻も歌舞伎は初体験。


 誰か知ってるヒトの案内なら勝手がわかるが、
いきなり「無作法」をしちゃいけない。



 何事も「しきたり」とか「マナー」とか「常識」「不文律」みたいなものはあるわけである。



 例えば、埼玉スタジアムのレッズのホームゲームで、
闘莉王のグランパスのユニなんか着てていいのは、
アウェイ側ゴール裏だけである。


 メインスタンドでもホーム側ではかなりマズイ。


 本田や遠藤の代表ユニもどうかと思う。



 歌舞伎に行く時、まさか女性は着物でないとダメ、ということは無いだろうが、
ジーパンはどうだとか、上着はいるのかとか、ちょっと気になる。



 最近はインターネットという便利なものがあるので、
ある程度の予備知識を仕込んで、会場に向かった。


 別にジーパン、Tシャツでいいみたいだったけど、
念のため「浮かないように」上着着て行った。
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 席は2階席でこんな感じ。
やっぱ、「お茶漬け海苔」や「歌舞伎揚」げでおなじみの「あの柄」なのだ。
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 3階まで席がある。
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 さあ、どんなかなー。


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 上演中はもちろん撮影禁止です。


 実は強い味方がこの「イヤホンガイド」。
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 これを耳に入れとくと解説がナレーションではいるわけだ。

「と、そこに登場したのが先ほどの直助、演じるのは中村獅童です。」

 とか

「この当時江戸ではもっぱらこのような風習があり・・」

 とか

「ここからせりふの無い演技が続き、これをだんまりと呼びます。」

 などと、わかりやすい事この上ない。




 さて、実は楽しみにしてたのが「幕間の食事」だ。


 これも、あらかじめインターネットで「調査済み」なのだが、
歌舞伎は原則的に幕間に「食事タイム」がある。


 この時食べるのが「幕の内弁当」の名前の由来だ。



 お弁当を買って席やロビーで食べてもいいし、
外で買って持ち込んでもいい。


 食堂もいくつかあり、予約もできる。


 ネットでは館内は割高だと書いてあったが、
せっかくなので食堂を予約しておいた。



 時間は30分なので、そんなに余裕は無い。


 インターネットで予約しておくと、こんな札が立っている。
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 これが、ホントの「幕の内」。
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 3000円は高いけど、まあ、場所代ですか。
スキー場のカレー、ホテルのビールみたいなもんだ。




 その後、また2幕あり、休憩を入れて3時間40分ほど。


 いやあ、すっかり楽しめました。



 思ったほど難解ではなかったし、まあ、大衆芸能ですからね。

 演目が「怪談もの」なのも、正解でした。

 幽霊が飛んだりとか、早変わりとか「仕掛け」も多彩で。




 妻が言うには「歌舞伎はミュージカルだ」と。



 なるほど、あのセリフ回しは「歌」なんですね。
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 たまにはライブの「歌舞伎」もいいもんだ、と思ったのでした。


 
 これで「クラシック」に続き「歌舞伎」の扉も開かれた。



 日本の夜明けも近いぜよ。





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歌舞伎な耳鼻科

 実は、先日、生まれて初めて「歌舞伎」というものを見た。



 このオレが「歌舞伎」なんて、
昨年、初めて「クラシックコンサート」に行ってから、
ペリーの黒船来航後のごとく、
一気に「開国」に向かってるかのようだ。



 ただ、まあ、「ロックな耳鼻科医」としては、
クラシックに比べれば、「歌舞伎」はまだアリかな
などという考えも無きにしも非ず。



 「アリス・クーパー」や「キッス」や
「カブキ・ロックス」なんちゅうバンドもあったしなあ。




 前々から「カブキ」はちょっと興味があったのだが、
先日、うちのバンドのドラムの野口先生が、
「能」を見に行ってハマった、というブログを読んで、
思い切って「チケットぴあ」のサイトを開いたのだった。



 実は、昨年のうちから「歌舞伎」のチケットはチェックしていた。




 ちょうど「歌舞伎座さよなら公演」だったのだが、
なんとなくムズカシソウ、と二の足を踏んでいたのだ。




 そこに、今回、「これだ!」という演目があった。





 さて、少し話が横道にそれますが、
古今東西の歌舞伎に登場するキャラで、もっとも有名なのは誰でしょう。




 実際に、東京で若いギャル100人に訊ねたデータがある。



 歌舞伎に出てくるこのヒト、知ってますか、という。



 「源義経」は100人中52人、
「弁慶」は48人、が知っている。


 ほぼ50パーセントの認知度だ。



 それにしても今どきのムスメは「義経」、「弁慶」のこと半分しか知らねえのかよ。




 「忠臣蔵」の「大石内蔵助」にいたっては2人だったそうだ。





 そんな中、なんと認知度100パーセントの超有名登場人物は誰でしょう?




 答えは 「お岩さん」 なのだ。





 そう、今回「コレダ」と思った演目は「東海道四谷怪談」だったのだ。



 なんか、これなら歌舞伎シロートでも何とかなるのでは。



 いや、もう、これしかないでしょ、真夏だし。


 気持ち的には「浅草花やしきのお化け屋敷」に行く気分。





 ってことで、行ってきました「新橋演舞場」。



 さてさて、その首尾や、いかに?



   ~ってことで、ビミョーに「歌舞伎調」で、後編に続く


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美黒の夏

 

 この夏は天候に恵まれ、
外来に来る子来る子が、みーんなイイ色に日焼けしていて、
本当に気持ちいい。


 やっぱり、夏の子供はこうでなくっちゃねー。


 冷夏でみんなナマっちろい年もあるが、
かわいそうだよね。





 以前、私が、小学生の頃は、
夏の終わりに学校で「日焼けコンテスト」みたいなのがあった。



 確か、小学校5年生の時、クラスでやった記憶がある。



 学校のプールでやったんだから、
9月の初めだろうか。



 いや「日焼けコンテスト」ではなく確か
「黒んぼ大会」(!)といってたような。




 今では、人種差別反対団体から総攻撃を受けそうな、
ヤバいネーミングだわ。



 この辺、単民族国家のKYぶりが、
まあ、ある意味のどかな時代だったのかも。




 実は、私、かなり黒かった。



 当時は、塾もゲームもないし、
家族旅行も、キャンプもなく、
ひたすら、学校のプールに通っていた。



 家にクーラーなど1台もないし、子供部屋には扇風機すらなかったから、
プールでも行ってないと暑くてしょうがない。



 ほぼ毎日プールに通ったせいで、
元来の「地グロ」も大いに手伝って、
サヌやエジミウソンもかくやというほど黒かったはず。
(当時ならペレやジャイルジーニョ、ですか。)



 水泳大会では優勝できそうにないので、
実はこの大会でひそかに優勝を狙っていた。
(いや、結果的に黒くなっただけで、
最初から優勝を狙ってプール通いしたわけではモチロンありません。)




 しかし、結果は、惜しくも準優勝。


 
 優勝は、女の子だった。



 どこで、本人や知り合いがこのブログを読んでいるやもしれんので、
ここでは、特に名を秘す。


 
 一緒に学級委員やったこともある成績優秀だった彼女は
もともとはるかに私を上回る「地グロ」であった。




 その後「美白」のイイ女になったのかしら。




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コメント欄のご質問にお答えします。

 ブログのコメントコーナーにこんなコメントをいただきました。

お忙しい中ありがとうございます
あの…前にも聞いてもらったんだけど…
いま、あたしは20代で…今年の4月から看護学校へ入学したため地元を離れて暮らしています
滲出性中耳炎でおととしぐらいから、月に2~3回ぐらい耳鼻科に通ってました
左耳は全く聞こえないわけじゃないけど…あまり聞こえません…
鼻から空気を入れる治療?を先生からすすめられたんだけど…
スッゴく痛くて怖くて、イヤで…
鼓膜切開をしてもらって耳にチューブを入れてもらってました
抜けたりしたんで耳鼻科に通い出して3年ぐらいの間に3回チューブを入れてもらってました
その時はよく聞こえてたんだけど…学校入学する前の3月頃にチューブが外れて…そのまま地元を離れてしまい…7月まで耳鼻科には通っていませんでした…
夏休みに入り…今は地元に帰ってるので耳鼻科に行ってます
先生にまたチューブを入れてほしいと頼んだんだけど…
今は耳には水がたまってないって言われて…鼓膜の傾きがキツイから耳が聞こえにくくなっていると言われて…
痛いけど我慢して…週に2回通い…鼻から空気を通してもらって治療をしてもらっています…
もうすぐ夏休みが終わり…地元を離れるんですけど…場所が変わってもやっぱり定期的に通院したほうが良いですよね?
1番悩んでるのが…交通の便が悪くて病院(クリニック)が遠いことなんです…
学校がある場所が田舎で本当に交通の便が悪く…耳鼻科に通うのが大変なんです…
痛いうえに通院が大変になってくると…耳鼻科に通うのがが苦痛で仕方がないんです…
右耳は普通に聞こえるから…生活には支障はないんだけど…
正直いつまで通院すれば良いのかがわからなくて…
鼻から空気を通してもらって治療をしてても…その時は聞こえるけどまた聞こえにくくなって…
完治するのは難しいんですよね?
やっぱり…定期的これからもずっと通う必要があるんですか?
学校の近くに大きな病院があり…
学校が休みの土曜日も診察しているので…
その病院なら近いから通院はしやすいから…受診してみようか考えてるんだけど…
大きな病院だから…受診をためらってます…
滲出性中耳炎で…大きな病院を受診しても良いんですか?
まだ3年学校へ行くんで…学校がある場所でも耳鼻科に通院して…ちゃんと治したいとは思ってるけれども…
完治するのかしないのか先が見えない…
定期的に通院するとなったら、病院(クリニック)が遠いから月数回であってもしんどい……
それなら近くてすぐ通える大きな病院に行きたいけど…大きな病院だから迷ってます…
自分で言ってて…本当に勝手なわがままな患者だなあって思うけれども…
悩んでます…



 と、こんな内容です。


 「・・・・・」が多いところが、相当悩まれてる感じです。



 実際に診察してないので、正確なお答えはできませんが、
少し検討してみましょう。


 「手掛かり」がいくつかあります。


①3回くらいチューブを入れたが外れてしまった。
②通気した時は良いが、また戻ってしまう。
③今、水はたまっていないが、鼓膜の傾きがキツイ、といわれている。
④今、20代である。



 知りたいことが4つあります。

①小さい頃、中耳炎を繰り返したことは無いですか。
②小さい頃、副鼻腔炎、蓄膿症などと言われたことは無いですか。
③アレルギー性鼻炎、花粉症などはありませんか。
④自分の声が響いたり、鼻をすする癖はありませんか。




 お話を伺うと、なんとなく鼓膜の所見が浮かんできます。



 おそらく、いわゆる「アテレクティック・イヤー」気味の耳なんでしょうね。


 アテレクティック・イヤーとは何か。




 鼓膜は「太鼓」の皮みたいにピンと張った状態が正常です。


 それが、長く滲出性中耳炎が放置され、
中耳に水がたまった状態が続くと、
鼓膜の皮が薄くなってぺナぺナになってしまいます。



 「鼓膜の傾きがキツイ」というのは、
おそらく鼓膜が、向こう側に接着するほど「内陥」しているということだと思います。
(私はこれをいつも「ボディコンの鼓膜」と呼んでましたが「ボディコン」が死語になってしまった。)


 イメージ的にはやけどのあとの水疱を針でついて潰した状態とか。


 汗をかいて、シャツごしに「胸ポチ」がわかっちゃう状態とか。
(どうしてもエロ路線に行ってしまう・・・・。)


 ともかく鼓膜がペチャンコで向こう側にはりついちゃってる状態です。




 耳管といわれる耳と鼻をつなぐ管の機能異常からおこり、
耳管狭窄症でも鼻すすりタイプの耳管開放症でもなります。



 鼓膜はペチャンコなので聞こえが悪く、
通気にて一時的に良くなっても、
またすーっとしぼんでしまいます。



 耳鼻科で通気直後に患者さんにハナすすりをしてもらい、
その様子をファイバーで観察すると、わかります。


 普通はチューブが自然に外れてしまうことは少ないので、
この方のようにすぐ脱落しちゃうのは、
鼓膜に「コシが無い」ことに起因する場合が多いです。




 さて、では治療方針です。



 一般に「耳管機能」は幼小児では悪く、
成長とともに成熟してきます。



 20代、ということであれば、今後加齢による耳管機能の改善は望めません。



 耳管機能は、鼻の病気によって悪化しますから、
アレルギー性鼻炎などの鼻の病気の治療によって、
鼓膜の状態の改善が期待できます。



 アレルギー性鼻炎などがあれば、自覚的な鼻詰まりが無くても、
そちらの治療をしてみるべきです。




  しかし、鼻も悪くない、アレルギー性鼻炎もない、といった時には
事態は深刻です。



 まずその場合、耳管開放症の有無が最も問題になります。


 先ほどの④の質問はそこなのですが。



 それがあれば、そちらの治療ですが、
一応「自分の声が響く」という記載がないので、
耳管狭窄症のみだと考えられます。



 耳管開放症の治療は、またまた難しいので、
別の機会に説明します。




 さて、鼓膜が変化してしまった以上、
通気のみでは治りません。
(もちろん、程度によっては徐々に治るものもないわけではないですが・・・)



 チューブ留置は検討されるべき治療です。


 鼓膜がある程度チューブに耐えられれば、
水がたまっていなくともチューブ留置をすべきです。


 ただし、鼓膜が極端に薄いと脱落、そしてその後の穿孔を残す恐れがあります。


 鼓膜に極端に薄い部分がある時は、比較的厚い部分との境に切開を置き、
厚い部分に「あごを乗せるように」チューブを入れると安定します。




 その辺は、実際に診ないと分かりません。




 では、通気は意味がないのかというと、そうでもありません。



 鼓膜の鼓室への癒着を防ぎ、慢性中耳炎、癒着性中耳炎、真珠腫性中耳炎への移行を
阻止するため、定期的な通気は必要です。



 しかし、週2回は必要ないでしょう。


 具体的な頻度は難しいですが、
乾いている耳ならば大人であれば1~2カ月に一回くらいでいいのでは。



 ただしこれは「完治」を目指すものではなく「増悪、進行を防ぐ」行為です。





 大きな病院は、いろいろですね。


 大学病院とかでは、相手にされないでしょうからやめといた方がいいですね。
そもそも大学病院の先生は「滲出性中耳炎」はあまり詳しくありませんし。



 
 常勤の先生が毎日外来やってる病院ならまあ、大丈夫でしょうが
曜日変わりでパートの先生が来てる病院は
こういう「慢性の経過」をとる病気は、やめといた方がいいかも。




 なかなか、これ以上は実際に診てないのでわかりません。



 セカンドオピニオンとして、
いくつかの医療機関で意見を聞いてみるのもいいかもしれませんね。



 その際、診断、ではなく、
「長期的な今後の見通し、方針」をしっかり聞いてください。




 通気して、また来週来てね、では意味無いですから。



 では、お大事に。

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順位と勝敗

 平塚からは、どうやっても終了後足利まで帰ってこれないので、
またまたスカパーのお世話になる。


 昔は泊りで行った覚えがあるが、あれはもう9年も前なのか。



 2010年J1第20節

  湘南ベルマーレ    1-4     浦和レッズ  (平塚競技場)
        (前半    0-0)
        (後半    1-4)



 試合前に画面に現れた両チームの前節までの勝敗。


 に、似とる、そっくりやんけー。


 ワールドカップ明け後、
湘南は1勝2分け5敗、浦和は1勝1分け5敗。


 日程の関係で湘南が1試合多いが、
1勝をあげた相手がともに最下位京都、というとこまで一致してる。



 かたや湘南は、その最下位の「1コ上」。



 いや、ここまで落ちてるか浦和レッズ。



 ということで、例によって前半は0-0のイヤな展開。



 でもやはり状況を打開するのは「得点」だ。


 スピラノビッチの今季初ゴールが
チームに大きな力と勇気を与えたのは間違いのないところだ。



 そして、セルの追加点。



 下位チームはこれでがくんと来る。



 ちょうどあの京都戦と同じムードになり
ゴールも同じ、4点まで積み上げた。
 


 ただ、1点取られたのは、相手が最下位の「1コ上」だから?



 そういう目で見ると、ここんとこのスコアは非常に「几帳面」だ。


 最下位京都に4-0と完封するが、

その1コ上湘南に4-1と失点を許し、

その1コ上仙台には1-1でやっと引き分け、

その1コ上の神戸には0-1で負けてしまう。



 勝てるゾーンが狭すぎっ。



 うーん、じゃあ、今後はもう勝てないってこと?


 少なくとも今の実力は「降格ゾーン」なのか。



 次節、アントラーズ戦、
もちろん「勝ちを信じて」埼スタに行きます。



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耳鼻科勤務医の夏



 以前も書いたけれど耳鼻科は夏はヒマだ。


 昨日なんかは、来院患者さんも久々に100人を下回り、
こうなると「待ち人数ゼロ」の時間も出てくる。


 自動ドアーの開く音がして、誰もいない待合室に小さい子が飛び込んでくると
「ナニー、これー、チョー空きすぎー。」
などと歓声を上げるのが診察室にも聞こえたりする。





 じゃあ、耳鼻科がみんなヒマかというと、そうでもない。



 この時期ヒマなのは「開業医」の耳鼻科で、
「病院勤務医」の耳鼻科はそれこそ1年中で一番忙しいはず。



 風邪や中耳炎などの患者さんはほとんど総合病院の耳鼻科には来ません。



 主として、入院、手術が中心でその関連の方が主体です。




 夏休みは、子供の「扁桃腺」や「アデノイド」などの手術が、
数多く「予約」で入り、病院はごった返します。



 夏休みは、通常「手術日」を拡大して手術するのですが、
「予約」は「夏休み期間の沖縄便」並みに6月中には埋まってしまいます。



 それらが通常の業務に乗っかってくるので、
夏休み期間中は大忙しでした。



 もちろん病院は「お盆休み」はありませんから、
働き通しです。


 入院患者さんがいるので、日曜日も少なくとも隔週で出勤です。



 私が2年目で行った病院で、上の先生からもらった夏休みは「1日」でした。



 「非番」の日曜日と続けて「2日間」休んでよいと。




 同じ病院で内科や小児科の先生は交代で1週間も夏休みとるというのに・・・・。





 しかし、数年して今度は自分が「医長」になったら、
7、8月の夏休みは「ゼロ」になっちゃいました。



 通常の手術日以外にも毎日数件の手術してるので、
部下は休んでも自分が休むわけにはいかないのだ。



 まあ、9月になって2,3日休みとりましたが。



 夏の間は毎日午前中外来やって、午後手術。


 お昼食べてる間が無いので、オペ室に運んでもらい、
1件目の手術が終わって麻酔覚ましてる間に食べる、
なんてこともあったなあ。



 手術が終わって病棟に回診に行くと、
病室の窓から「花火」が見える。



 前橋の花火大会は毎年8月15日でした。




 病院が川沿いなので、良く見えるんです。



 まあ、そこでずっと見てるわけにはいかないけど。
(病棟だからビールも飲めんし・・・。)






 あの頃はよく働いたなー、などと思いながら、
午後の時間が過ぎていく・・・。



 もう、今日は来ないかねえ、なんていうと、
受付終了間際になって、どどど、って来たりするのだ。


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久米島のおまけ




 実は先日久米島に行った折、
珍しい現象を目にしました。


 昼食の帰り、空にこんなものを発見。

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 雲の一部が虹のように色づいているのがわかるでしょうか。

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 サングラスをかけると、より鮮明に見えます。



 皆さん、ご存知でしょうか?



 この現象、「彩雲」といいます。




 雲が太陽のそばを通るとき見えることがあるもので、
珍しいといっても気をつけてると時々遭遇します。



 私も以前、何回か見たことがあります。



 雲の水滴による太陽光の分光スペクトルで、
原理的には「虹」や「プリズム」とまったく同じです。



 古来から「吉兆」とされるようですが、
今回の旅行が上手くいったのもこのせいだろうか。





 さて「彩雲」といえば、「海軍オタク」の私としては
旧日本海軍の艦上偵察機「彩雲」を思い出さざるを得ない。




 太田の中島飛行機が送り出した、
太平洋戦争中日本軍最速の航空機。



 2000馬力の「誉」エンジンの強烈なトルクを打ち消すため、
垂直尾翼がわずかに右に傾いてる とこなんか、
オタクゴコロをくすぐりまくりの「名機」です。

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 艦上偵察機なので、武装は一切「なし」。



 そのスピードで敵機(F6F)を振り切り
「我に追いつくグラマンなし」
と打電したのは有名な話で、
子供ゴコロに、カッコええー、と感動したもんだ。



    * * * * * * * * * * * * *



 ちょっと、話、それましたが、
こんな光景を目にできたのも、休暇でのんびり空を見てたせい、ですかね。


 普段忙しくて、外出てもあまりノンキに空を見ることはありませんから。



 たまには、ぼんやり空を見るのもいいですね。




 「彩雲」はもう飛んでないけど「彩雲」は見られるかも。




 でも、沖縄と違って暑いのでこっちでは熱中症にご用心。
(いや、沖縄、日差しはきついが、暑さは関東の方が全然強烈ですぜ。)


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「真夏のオリオン~久米島旅行記第2弾(グルメ編)」



 せっかく久米島に来て、
ホテルでフレンチや懐石のコースではつまらんし高いので、
夜は近くの居酒屋に食べに行く。


 幸い、久米島は歩いて行けるところに沖縄料理の店がいっぱい。



 もちろん、まずは「オリオン生」です。
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 そして、この手前の「海ブドウ」。
海藻の一種だが食感がプチプチしてイイ感じ。
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 後ろに写ってるのは言わずと知れた
「ゴーヤーチャンプルー」。


 最近はこの辺のスーパーでも売ってるが、
苦みを抑えて一般向きにしているきらいがある。


 本場の「ゴーヤーチャンプルー」は正しく苦いのだ。


 もちろん、出来立てがウマイのはいうまでもない。



 そして、何といっても「海の幸」が豊富。

 「島イカのバター焼き」。
その日採れたものでプリプリである。
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 沖縄県は「クルマエビ」の生産量では日本一、
しかもその3分の1は久米島産だそうだ。
この唐揚げも最高でした。
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 そして、沖縄に来たらこれは外せない「グルクンの唐揚げ」。
どこの店にもありますが、店によってビミョーに味わいが違ってまた楽しい。
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 これは別のお店の「グルクンの唐揚げ」。
おいしいので毎晩食ってる。
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 これは「チーイリチャー」といって、
豚肉や野菜をナント「ブタの血」で炒めたもの。
レバー炒めみたいで、いかにも鉄分豊富って感じです。
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 この他にもいろいろ食って、がんがん飲んでも、これが相当安い。




 んで、このあとホテルに戻ってまた「久米仙」なんすけど。





 さて、ランチ編だ。


 

 通常どこでもダイビングは1日に2本ないし3本だ。


 ボートダイブといってボートに乗ってポイント(潜水地点)まで行って潜るものと、
ビーチダイブといって浜からそのまま海に入っていくパターンがある。


 
 沖縄あたりはほとんどサンゴ礁なので、ボートダイブがメインだ。


 今回久米島もボート100%だったが、ポイントが近いので、
午前中に2本潜り、希望者はまた午後に、というパターンだった。


 ダイビングのランチはほとんどボートの上で「ほか弁」というパターンが多いのだが、
今回はホテルに昼過ぎに戻るので、ランチも陸で食べられてラッキーだった。
(それにしても「ほっともっと」は石垣島だろうが宮古島だろうがちゃーんとあるのだ。)



 で、ダイビングが終わってこの1杯。(こればっかし。)
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 なんといっても沖縄で飲む「オリオンビール」はサイコー。



 味的には、さらっと軽く、
「クアーズ」とか「バドワイザー」に似たアメリカン・テイストだ。



 これが一日の仕事を終えて、さあ、飲むぞっ、というときには、
多分ちょっと物足りないかもしれないが、
ともかく暑い昼下がりから、すいすい飲むのには最適なビールなのだ。


 いわゆる「リゾート気分」のビールといえる。

 「島ラッキョウ」などをつまみながらランチを待つ。
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 フツーのラッキョウよりかなり小さく、細く「ねぎ」のような食感がある。
これはキムチ和えだが、しょうゆでカツオ節もオイシイ。




 で、お昼や場合によっては「シメ」で食べるのが「ソーキそば」。
「そば」といっても蕎麦粉は入っておらず「うどん」に近い食感。
「蕎麦」にいろいろあるようにこれも島によってビミョーに違う。
「沖縄そば」「八重山そば」「宮古そば」などあり、これはもちろん「久米島そば」。
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お好みで「島唐辛子」を入れて食べます。


 2日目はまた別の店にお昼を食べに行ったのだが、
息子が頼んだのがこれ。
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 一見、「廃油(!)」みたいに見えるが
「イカスミ汁定食」。


 見た目はグロいが、味は上品、とのこと。


 そして私が頼んだのが「アバサー汁定食」。
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 「アバサー」って何ですか?とお店の人に尋ねると、
ナント、「ハリセンボン」 のことなのだ。

 お店にもぶら下がってるぞ。
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 よく見ると、確かに、ヒレや目玉がわかるし
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思わず2時間前に見た「ハリセンボン」君の事が頭をよぎる。


 「ふぐ」の仲間ですので、味は似てますね。

 毒はありません。(その分、トゲトゲになってるわけだ。)



 しかし、初めにこういうもんを食ってみようと思ったヒトは、スゴイよなあ。





 そんなわけで、いっぱい潜って、ウマイもん食って、
天気にも恵まれた久米島ツアーでした。
ついでに、4日間で文庫、新書あわせて4冊と、本もいっぱい読めて大満足。
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 また、来年、来られるように1年頑張るぞー。


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↓続きもあります。お読みください。

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「真夏のオリオン~久米島旅行記2010第1弾(ダイビング編)」


 先日のお盆休みは年に一回の家族旅行。


 恒例の南の島ダイビングツアー。


 今年は・・・・・

 久米島っ!


 シーサーと
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 美しいビーチと
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 真夏のオリオン?!
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 離島は、那覇から乗り継いだり、さらに石垣から船便などが多いが、
久米島は羽田から直行便があるのでラクチンだ。




 そして、ダイビング!




 妻と息子と娘です。(どれが誰かわからん)
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 うれしい!(オレです)
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 妻はオレ以上にダイビング好き。
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 こっちを見てるのは、今年もおなじみ、クマノミ達。
(赤いのは水中カメラのキャップです)
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 ハタタテハゼのペア。
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 カスミチョウチョウウオ。
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 さて、これはナンダ?
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 お昼寝中のハリセンボンでした。
よく見ると、小さいコバンザメ付きです。
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 ちょっと失礼、とちょっかいを出すと、たちまち怒って膨れます。
(しかし、コバンザメ君はしぶとく付いてるなあ)
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 もうプンプンです。
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 放すとまた昼寝に戻って行きました。
全く、妨害しやがって
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 それにしてもきれいな海。


 洞窟の中は神秘的です。
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 家族全員で撮ってもらいました。
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 そして、ボートの上では昨年に続きイルカも見ました。
見にくいですが先行するボートの前に3頭がジャンプしてます。
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 その後こちらのボートの前にも来ましたが、
いつジャンプするかわからないのでシャッターチャンスが合わず、
写真は撮れませんでした。




 この岩は、久米島の代表的なポイントの「トンバラ」。
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 しかし、当日は、潜ったら激流のような流れが来ていて、苦労しました。




 あーあ、潜った潜った。
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 ホテルのお風呂から。
遠くに先ほどの「トンバラ」が見えます。
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 さて、次回は「久米島旅行記第2弾・グルメ編」をお届けします。



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上に12、下に9


 ホントは夏休みの旅行記を早くブログにアップしたいのだが、
いわゆる「避けては通れぬネタ」というのがあり、これを書かねば。



(避けて通りたいけど・・・・。)


 実際には「中2日」だが、旅行の関係で
連日テレビ観戦でした。


 火曜日の7時半ってビミョーだ。


 何で、水曜日じゃないの?


 水曜なら行けるのに。



 まあ、休み明けとはいえ、夏なのでそれほど患者さんも多くなく、
テレビは楽々、生で間に合いました。



 2010年J1第19節

   浦和レッズ     1-1     ベガルタ仙台   (埼玉スタジアム2002)
      (前半     0-0)
      (後半     1-1)



 サヌをあっち持ってたりこっち持ってきたり、
フィンケも迷ってるなあ。


 試合開始後、すぐ気付いたのは、
今日はミドルを打っていこう、という指示か申し合わせがあったようだ、
ということ。



 まあ、当然だ。



 オレが考え付くくらいのことはもっともっと早くやってもらわねば困る。



 しかし、攻め続けて得点が入らなければ、
悪い流れになるのは同じ。



 それにしても、ここのところ気づくのは、
レッズの獲得するコーナーキックの多さとオフサイドの少なさ。


 これは、多分リーグ1,2を争うくらいじゃないだろか。



 このことの示すことは、
ウラをとる動きが少なく、ゴール前でパスをカットされてるってこと。



 じゃあ、それならそれで、このコーナーが得点につながらないものか。



 何本も蹴るけどちっとも得点のニオイがしない。



 (去年までは、点取ってくれる人がいたんだけど。)


 セットプレーの練習ってどんだけやってんだろか。



 今年は左キッカーもいるし、193センチの選手もいるわけだから、
コーナーキックのパターンを3つ4つ作って、
きっちり練習すれば、もっと得点が楽に取れるのでは。




 やっぱり、ワールドカップを見てると、
コーナーやフリーキックで得点できるとすごく有利だ。
(いや、魔法のようなブレ球でなくていいので、サインプレーのような約束事をね)





 今回は、先制されたが、負けなかったこと、
選手たちの危機感、打開しようとする試み、最後まであきらめない姿勢、
が、感じ取れたのは非常に良かった。



 反面、降格圏のチームから
ホームで勝ち点3を奪えない今のチーム力という課題もまた鮮明だ。




 次、行けるのは、月末のアントラーズ戦なんだけど、
そこまでに何らかの光明が見いだせるのか。





 現在、首位とも最下位とも勝ち点差が「14」で同じ。



 しかし、ACL圏内の3位とは勝ち点差「12」だが、
降格圏内の16位とは勝ち点差「9」しかないのだ。





 ってことは、もう、下を気にして戦うってこと?




 フィンケの顔がア・デモス(ア・デモス←知らないヒトはクリックしてね)
に見えてきませんように。



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 次回は、旅行の話、書きますねー。

やっぱり、このヒトにやられた


 夏休みの旅行から帰って来てまずすることは、
蒸し風呂のようになった室内を早くエアコンで冷ますこと。


 そして、次に録画したこの試合を見ることだった。



 2010年J1第18節

  名古屋グランパス    3-1    浦和レッズ  (豊田スタジアム)
         (前半    0-0)
         (後半    3-1)



 竜宮城のようなサンゴ礁の南の島から、
また、一気に現実の世界に帰って来てしまった。




 フィンケの続投が決まり、再出発の意識を持って臨んだ試合。



 しかし、この結果は今の両チームの状態を考えると
至極妥当な結果とはいえる。



 相変わらず、ボールをポゼッションし、パスをつなぐレッズ。



 しかし、パスは足元に入るため、
次第にコンタクトのきつくなるゴールに近づけば近づくほど、
受け手は次のアクションができなくなる。



(エジミウソンが体勢を整える前に足元から強引に打ったシュートは、惜しかったけど。)



 ワンタッチ、ツータッチの素早い崩しも、
ゴールに近づくと、徐々に精度にブレが出てシュートに至らない。





 唯一、ワクワクしたのが、柏木が自陣から、
右サイドを長い距離ドリブルで駆け上がったシーン。



 カウンターが見事にはまり、得点にはならなかったが、
久々に興奮した。



 もっとこういうスタイルを取り入れてもいいのでは。



 すべてカウンターサッカーに戻れとはいわないが、
相手や時間帯によっては攻めさせて、カウンタ-を狙うような、
サッカーを織り交ぜる必要があるだろう。



 考えてみれば、実力が上のチームからカウンターをくらって失点したシーンは、
開幕の鹿島戦を含めけっこう多い。




 カウンターとミドル、スペースへのパス、
この辺だと思うんだけどなあ。





 それにしてもお盆のこの時期、
交通機関の混雑と猛暑の中を名古屋まで行かれたサポの方、ご苦労様です。



 ああ、この試合で「あいつ」にヘッド決めれれるのだけはカンベンだなー、
というサポの思いに、御約束のごとく(?)答えてくれるレッズ。




 宇賀神のシュートだけが、心の救いですね。


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8月13日から16日まで休診です。



 今年も8月13日から4日間、お盆休みをいただきます。


 16日まで休み、17日火曜日よりは通常通り診療いたします。


 また、年に一度の家族旅行でダイビングに行っちゃうので、
急患の電話出られません ので、悪しからず。



 耳鼻咽喉科救急の対処法は当院ホームページに書いてありますので、
参考にしてください。



 日赤や地方の公的病院は通常お盆休みはありません。



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「レディア」もこの時期、残念ながら動物病院にお泊りです。

「さびしいよー。」





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串かつ食べたい


 暑くて毎日ビールがうまくて助かる。



 アルコール類の中ではやっぱ、ビールが一番だなあ。



 椎名誠さんの本の中で、
「究極のビールのつまみは何か」
というテ-マの話があった。


 その中で、椎名さんの知り合いに
「串カツが一番」
というヒトがいると書いてあった。



 私、かなり同意です。



 確か、学生の頃、前橋のどっかのデパートの屋上の「ビヤガーデン」で
串かつ、食ったなあ。





 さて、ここで「串かつ」の話である。



 大阪方面で「串かつ」といえば、
あの「ソース2度づけ禁止」の
肉だけでなく野菜や魚介類を小さく切って串にさして揚げたもの、
のことですよね。



 我々関東の人間は、あれは「串揚げ」と呼びます。
(そもそもタケノコやイカはカツじゃなくフライだろ。)



 我々が「串かつ」というものは、
豚肉とタマネギが交互にさしてある揚げ物 だ。



 もちろんソースは「かけて」食べる。


 肉の部分が少ないので「貧乏カツ」という表現もあるようだが、
このタマネギとの一体感が、焼き鳥の「ねぎま」にも似て、
「おかず度」より「おつまみ度」の方が高くなってるわけだ。




 で、この「関東風」串かつを無性に食いたくなったんだけど、
これが意外とスーパーでは売ってないのだ。



 コロッケやメンチや、ハムカツ、エビフライなんかは、
どこでもあるのだが、タマネギ入りの串かつ、なかなかないんだわ。




 そこで、ふと、思い出した。



 以前よく出前とってた食堂に確か「串かつ」あったはず。



 かつて、土曜の午後も診察してた頃は
よく出前とってた「三田屋」さん。



 一人前出前とるのも申し訳ないので、
直接行って食べてきました。

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 おお、これこれ。


 ちなみにここの串かつは
肉⇒長ネギ⇒肉⇒タマネギ の順だった。




 旨かったっす。

 ああ、満足。






 しかし・・・・・



 昼間の定食屋でビールは頼みづらく、
「串カツ定食」だったので、
よく考えると、やっぱ、本来の目的を達したわけではなかったのだった。




 ううむ。

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にゃんにゃん物語5



 さて、その後、ニャンコ達はどうなったの?


 という質問を、あるブログ読者の方から受けました。


 実は・・・・。



 まさに前回、「にゃんにゃん物語4」を上梓した直後から、
「コシャム」の行方が分からなくなりました。


 だいぶ活動範囲が広くなり、しばしば裏庭から外出していたのですが、
ある日をきっかけに帰らなくなりました。




 餌を食べるようにはなっていましたが、
まだ、母乳も飲んでいたので、
独り立ちしたとは考えにくい。



 カラスに襲われたか、人間にさらわれたか、交通事故か、
まあ、そのどれかでしょう。




 誰かに連れ去られ、飼いネコとして可愛がってもらえていれば、
それは一番幸せな道なのですが、
不幸にして、もうこの世にいないのかもしれません。



 その後も「かあちゃん」と「シャム」は裏庭にいたので、
どこかで子育てしている可能性はまず、無い、と考えられました。



 一方、その後「かあちゃん」は、
落ち着いていましたが、半月ほど前から急に食欲が増しました。



 一日に何回も網戸をがしがし上って来て、我が家の様子をうかがい、
餌をねだるのです。

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 何で、こんなにハラすかしとんじゃ、と思っていたら、
ある日、ビックリ。
なんと、またまた子ネコを産んでいた。
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 しかも3匹。
「どうだ、まいったか。」
という表情の「かあちゃん」。

「まいりました。」




 みんなシャム柄なので、区別できず、とりあえず
「ココシャム1号、2号、3号」というコードネームをつけました。
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 今度は、本当に生まれたばかり見たいで、
まだ目も開いてない状態です。




 しかし、その後梅雨明けとともに、
猛暑になっちゃったので、
我が家のネコ小屋では危険、と判断した「かあちゃん」が、
わずか数日でどこかへ運び去ってしまった。





 その後、2週間近く、やはり消息は不明だが、
「かあちゃん」は毎日、何回も網戸をがしがし上って餌をねだり、
その後どこかに消えていくので、
どこか涼しいところで子育て中だと信じたい。




 秋になる頃、連れて来てくれると嬉しいのだが。



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負の遺産は生かされず



 結局負の遺産は生かされず、
人類はまた同じ過ちを犯していくのだった。



 いや、核兵器じゃなくて・・・・。



 2010年J1第17節

  ヴィッセル神戸    1-0     浦和レッズ   (ホームズスタジアム神戸)
      (前半     0-0)
      (後半     1-0)




 もう、ダメ。


 サヌを1コ前で、サイドバックに宇賀神っていうのは、
おそらくここのとこ待ち望んでいたシステムなので、
おお、フィンケもやっと気づいたか、
とひそかな期待をしていた。



 しかし、前節、1人少ない大宮に点が取れずに負けたあと、
監督からはどんな指示、打開策が提示されたのだろう。




 チーム力から見て引いてくるであろう神戸に対し、
何か具体的なプランを持って臨んだのだろうか。




 それとも、ここのところ大量失点の続いている神戸だから
なんとなくダイジョブかも、なんて気持ちだったのだろうか。





 降格圏を上下するチームに、2試合連続で
前半から数的有利な状態から敗戦。



 しかも今回は、相手がひとり減ってからの失点。




 まあ、監督解任の理由ができた?



 私は、何でもかんでも、フィンケやめろ、という一部のサポに、
批判的な意見だった。




 レッズがさらに上のステージに行くためには、
パスサッカーが必要とも考えていた。




 でも、ここに来て、進歩が見られないばかりか、
相手がレッズのサッカーを見切ってしまい、じりじり後退している。




 今日も失点したあとも全く攻撃のスタイルが変わらなかった。




 ついに、限界、かも。






 と、ここまで書いてテレビを見ると、
名古屋がロスタイムに1点取って、
FC東京に勝ったようだ。




 解説によると、試合内容は圧倒的にFC東京が攻め込んでいたが、
終了間際の93分、サイドからのクロスを
闘莉王がアタマで押し込んでの劇的勝利。





 ああ、こんな選手がウチにもいればなあ。


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足利花火大会

 8月の第一土曜日は伝統の足利花火大会。


 1903年に始まったというから、もう100年以上なんだなあ。
(途中、戦争などで中断もあって、今年96回だそうです。)



 私が小さい頃は、親戚縁者がこの日はウチに集まって、
我が家の物干しから花火見物した。



 当時は高い建物もなかったし、打ち上げ場所も現在よりずっと西寄りでウチに近かった。




 確か昨年は見に行かなかったかも。



 今年は、天気も良さそうなので行って見ることにした。



 友人と見る、と一人で出かける娘を送って、
長男は疲れたと家で寝ていたので、
妻と二人で花火見物に出かけた。



 途中のスーパーでビールと枝豆を買って、歩いて行くが、
・・・・・・やっぱ、遠いなあ。



 この辺で、もういいや、と腰を下ろす。
下の河川敷にはずらりと屋台が軒を連ねている。
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 昨年までは、この堤防がコンクリの段々だったので、
座って見るのに都合良かったのが、
今年から芝生になり、しかも「立ち入り禁止」なので、
見る場所があまり無い。


 下に行くと混んでそうなので、一番上の「路肩」で見ることに。


 ・・・・・でも、ちょっと遠い。
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 昔は「ほぼ真上で上がる」のが、足利の花火の魅力だったのだが。



 とりあえず、雨にも振られず、それほどの猛暑でもなく、
コンディション的にはこの数年ではベストだったのでは。



 友達と駅で別れた娘を迎えに行って、
一緒に家まで帰ってきた。


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 来年あたり、フンパツして子供のころからの「夢」である桟敷席を購入しようかしら。
昔、友達のウチが桟敷席で見ていて、すっごくうらやましかった記憶がある。


 でも、そんな年に限って夕立にあったりするんだよなあ。




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資生堂パーラー




 修理に出していた万年筆が直ったとのことで、
妻と東京に行く用事のあるときに、銀座伊東屋まで品物を取りに行った。


 せっかくだからお昼食べようとのことで、ランチを摂ることに。


 妻の希望で「資生堂パーラー」に行くことに相成った。



 そもそも私は「和食党」しかも「粗食党」なので、
定食屋や大衆食堂、牛丼ファーストフード大好きなのだ。



 だから、「高級レストラン」は苦手なのだが、
まあ、「フレンチ」ではなく「洋食屋」なので、いいか、ということで、
妻のリクエストに答えた。



 洋食屋といっても、一皿1万円以上のカレーライスがメニューにある店なので、
なかなかに「高級」だ。



 頼んだのは、ビールとサラダと「名物」オムライスだけど。
このオムライスも2800円だったか。
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 薬味の福神漬やラッキョウの容れ物も「威圧感」がありますね。
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 実は私はすっかり忘れてたのだが、妻が明かした事実。


 かつて、結婚前、ということは今を去ること20年ほど前。



 我々2人は銀座でデート(?)の後、この資生堂パーラーに入ったのだという。



 改装前の今とは違う店だが、やはりランチを食べに入ったのだ。


 しかし、メニューを見てあまりの値段の高さに、
ソーダ水だけ飲んで出てきたそうな。



 そういえば、そんなこと、あったかもなあ。



 何とも、ナサケナイが、
 あの頃は、金、無かったからなー。





 やっとこの歳にして2800円のオムライス、食える身分になったか。






 しかし、隣のテーブルの、20代半ばと思しきカップル、
一人5400円のランチコース、食べてたぞ。



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夏に増える耳鼻科の病気



 一般に耳鼻科は夏はヒマな科なのだが、
2つだけこの時期に増加する耳鼻科の病気がある。



 一つは慢性中耳炎、もう一つは外耳炎だ。



 どちらも、耳の外から感染が起こるので、
同じような時期に増えるわけだ。



 急性中耳炎は鼻からの耳管を経由した感染なので、
別にプールや海に入ったからなる、ということは無い。



 ところが、慢性中耳炎は鼓膜に穴があいてる状態なので
普段は乾いていても、プールやシャワーなんかで水が耳に入ると、
感染をおこし、耳だれが出ます。



 夏場は汗かくことも多いので、その辺から感染する場合もある。



 まあ、これはある程度ショウガナイ。





 一方、外耳炎も外耳道経由の感染だが、
ただ、普通に耳が水が入っただけでは、
外耳道に感染をおこすことはまず無い。



 この原因は90%以上が「耳かき」「耳そうじ」です。




 そもそも人間の耳は掃除する必要ない。



 耳かきでも綿棒でも耳そうじによって外耳道の皮膚はダメージを受けます。



 それは、外耳道には皮下組織、すなわち脂肪や筋肉などのクッションが無いから。



 しかも皮膚の上にはもともと「細菌」が常在するわけで、
そのダメージによってそれらが繁殖しやすくなるわけです。



 まあ、硬い地面には草は生えないが、耕すといっぱい雑草が生えてくる、ってイメージだ。





 なかなか、この辺誤解していらっしゃる方が多い。


「耳そうじしてますか?」

 と訊くと、胸を張って、

「一生懸命、毎日お掃除してますよ。」
  
 などと言うヒトがいる。

 まるで、

耳そうじを怠ってたみたいに思われるなんて、心外だなあ、


 という感じで。





 それがダメなんです。




 しかも、毎日のごとく耳そうじすると、だんだん知覚がマヒしてくる。



 耳の半分から奥は、痛みの神経がいっぱいで、
鼓膜なんかは触っただけで飛び上るほど痛いものだ。



 もちろん、損傷を避けるためで、鼓膜破けちゃうとマズイので、
「痛くしてある」わけだ。




 これが耳そうじによって、だんだん鈍麻してしまう。



 鼓膜やその近辺を処置しながら、

「ここ、痛いですか?」

 と訊ねると、誇らしげに

「いやいや、全然。気持ちいいくらいですよ。」

 と、余裕のスマイルで答える人もいる。





 それが、ヤバいのよ。





 そういったヒトビトに、

もう耳そうじは一生禁止です、というと、


多くは

「私から耳そうじを取り上げるなんて・・・・。
   人生の楽しみを返して。」


 などという反応を示しますが、


 ダメなものはダメなのだ。







 でも毎年夏になると、


「先生にダメって言われてたんですが、・・・・・また、やっちゃいました・・・・。」



 と、同じ患者さんが来るんだなあ。





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早起きのご褒美



 夏になり、暑いので朝の犬の散歩も30分から1時間スタートを早くした。


 早い時間に行くと思わぬものに遭遇することがある。


 先日、羽化中のセミを発見した。
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 なかなか見ることのできない神秘的な光景だ。


 何で、こんな間近で見られるかっていうと、
この下は御覧のように2メートルちょっとある崖になっている。
セミ君はえっちらおっちら上って来て、
もういい加減上っただろうと思ったら、わずか地表30センチだったという。
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 実は、発見した時はカメラを持ってなくて、
あわてて犬ごと家までとってかえし、カメラを持って戻って撮影、だったわけだ。


 最初見た時はは羽根はまだ丸まっていた。


 それにしても、この時は危ないですね。
いかにも無防備で、鳥やなんかの格好の餌食になりそうだ。

 だから羽化の時は危なくてウカウカしてられない。
(って誰がオヤジギャグをかませと言った?)

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 私はしばらく見ていたが、レディアの方は不満だ。

 一度家に帰って、さあ朝飯だと思ったらまたすぐ引き出されて、
今度はなかなか動かないし・・・・。
とうちゃん、何やってんだよー。
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 そんなわけで、飛び立つまでは見届けられなかったが、
翌朝、「抜け殻」だけが残ってたので、鳥やアリなどにもやられず、
無事羽化に成功したようだ。
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 じゃあ、ひょっとして、ここで啼いてる、こいつかなあ。
(ちょっと見にくいけど、赤矢印の先にミンミンゼミがいます。)
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 他の夏を知らないキミにはわかるまいが、
今年出てきたのは「アタリ」なのだよ。




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ビキニと長門~負の遺産、その2



 昨日、浦和レッズの「負の遺産」なんて記事を書いたら、
テレビでびっくりするようなニュースを目にした。



 ご存知のかたも多いでしょう。



 あの「ビキニ環礁」が世界遺産に登録されました。




 美しい太平洋のマーシャル諸島のビキニ環礁は
世界自然遺産ではなく世界文化遺産として登録されたのです。




 1946年のアメリカの原爆実験によって、
美しい南の島は破壊されました。



 第2次世界大戦後の冷戦の開始を告げる出来事でした。



 それから、66回にわたり核兵器の実験が続けられたという。



 そのうち1954年の水爆実験で日本の第5福竜丸はその「死の灰」をあび、
原水爆禁止への更なる運動のきっかけともなりました。



 避難の指示が無かった付近の島民も多く亡くなったり、白血病等を発症した。



 ビキニ環礁の島民は、強制移住させられ、
いまだに帰島できない状況だという。




 1946年の実験では艦船に対する威力を調べるため多くの艦が爆心地に浮かべられた。
連合国の戦艦アーカンソーや空母サラトガなどの退役艦とともに
連合艦隊の象徴とも言える戦艦長門も沈んでるんだよなあ。


 そのほか、戦後復員船として働いた軽巡酒匂とか、
ドイツの重巡プリンツ・オイゲンも確か一緒だった。


 子供の頃、アーカンソーや酒匂などは一瞬で沈んだが、
長門だけは数日間浮いていた、という記事を読んで、
大和より長門が好きなオレとしては、やっぱ、長門はすげえ、と思ったものだが。
(爆心地からの距離の関係もあったらしい。)


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 ともかく、おろかな原水爆の開発競争に対する、
「戒め」としての「負の遺産」なわけで、
人類が、これを再び認識するのはおおいに意味がある。



 しかし「遺産」という言葉に「歴史上の過去のもの」
という、ニュアンスが汲み取れるとすれば、
現在も核を保有する大国が世界を牛耳り、
また核開発をもくろむ国々が地球上に存在する以上、
この「遺産指定」がちょっとビミョーと感じてしまう。





 ところで、この「ビキニ環礁」のビキニが、
水着の「ビキニ」の語源だって知ってる人、意外と少なかったりして?
(我々もと軍艦オタク少年の間では常識なんですが。)



 ビキニは、そのデザイナーが水着発表直前にあった原爆実験をイメージして、
それくらい「爆発的にインパクトがある」という意味で命名した、
けっこう不謹慎なネーミングなのです。
(「ヒロシマ」とかだったら、どーすんだ。)


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負の遺産



 そんなわけで、埼玉スタジアムに行かず、
新宿で飲んでた私。



 同窓会ではトモちゃんに、
こんなとこで飲んでちゃダメじゃん、
と言われちまった。



 もちろん、ひそかに下着は「浦和レッズパンツ」はいてたのだが。




 2010年J1第16節

   浦和レッズ    0-1    大宮アルディージャ  (埼玉スタジアム2002)
       (前半   0-1)
       (後半   0-0)




 録画で見て・・・・


 うーん、書きたくない。



 一応、レッズの公式戦については、
すべて記事を書いてるので、今回も避けられないのか・・・。



 いや、別に誰と約束したとか、
どこと契約したとかいうわけではないので、
書こうが書くまいが勝手ちゃあ勝手なんですけどね。


 しかし、まあ、現実は直視せねば。



 0-1で負けてて、大宮の選手が退場したとき、
普通なら、ラッキー、勝てるぞ、と思うものなのだが、
多くのレッズサポの心中には、
いやな予感が芽生え始めただろう。




 かつての数多くの「思い出したくない過去」というか「苦い経験」というか。




 しかし、いったいこのチームはこの手の「負の遺産」が多すぎだな。




 連敗ストッパーとか、
 ロスタイムの失点とか、
  3-0からの逆転負けとか、
  トーナメントで格下相手に不覚とか・・・・。





 0-1や0-0の場面で相手が退場して、
あまりいい思いをした記憶が無い。
(FC東京とのナビスコ決勝とか2007年の鹿島戦とか・・・・・。)




 しかし、点差や人数や時間帯が変わっても、
攻撃のパターンがずっと同じ、ってのは問題だ。




 相手も攻められ慣れてきちゃうし。




 パスサッカーもいいけど、膠着したら
ミドルをバンバン打つとか、
前線に高い選手を入れて、アーリークロスを入れてみるとか、
変化や工夫がないとなあ。



 攻めてる時間の割にシュート数も少なすぎ。



 ともかく、ドン引きされたら、パスできれいに崩してシュート、
ってのはかなり難しいから、
ともかく打ってみれば、跳ね返ってチャンスになるかもしれないし、
誰かに当たって入るかもしれないし。



 今回も予感どおり(?)になり、
また「負の遺産」に、実績が加わった。




 最下位には勝ったけど、その1個上にはもう勝てない、
ってんじゃあ、3位以内どこじゃないですね。




 トモちゃんのご主人、スタジアムから無事お帰りになられたでしょうか・・・・・。


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同窓会2010夏

 先日は、我々群馬大学昭和60年卒の「非公式」同窓会でした。


 我々の同窓会は一応「六和会」なんて、もっともらしい名前がついてるが
運営はかなりアバウトだ。




 先月、私の妻の同窓会が前橋であった。



 妻は同じ大学の一級下の学年だが、
同窓会の連絡は1年以上前から数回にわたって案内があり、
当日は、来られないヒトの近況報告から全員の連絡先まで網羅した資料が渡され、
おまけに当日の会の模様を記録したDVDが、即日焼きでお土産についたそうな。



 まあ、そっちは「公式」だが、こちらは「非公式」なので基本「飲み会」なのだが、
それにしても、去年などは、10日くらい前に突然電話があり、
いついつ空いてる?などといきなりなアポをとられた。



 今回は2~3か月前にメールがあったが、
その後連絡が無く、数日前に電話があって、
「オグラ、でるんだっけ?」。



 場所と時間を聞いたら、去年と同じ、もうメンドクサイからずっとそこ、
というなげやりな返事だった。



 えー、去年、どこだったんだっけ?



 しかし、あとで確認したら、第2弾のメールが実は届いてて、
私が開封しそこなっていた。(スイマセン・・・・・。)



 昨年とはビミョーに異なるメンバーが集まった。



 会場は去年と同じ「何でもアルコール飲み放題コース」。


「へー、ナカムラ、今何やってんの。おれ同級生のサイトウだよ。」
「知ってるよ、当たり前だろ、同窓会なんだから。」
サガミ「・・・おれがあいさつしてるの聞けよ。」
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 カズモトともちゃんのダンナはレッズサポで今日も埼スタ行ってるという。
「ダメじゃん、オグラ君、こんなとこいちゃあ。」(スイマセン。)
「ヤマグチです。脳外科なのでアタマ大きいです。」
(いや、そんなことは言ってなかったけど。)
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 ピンクのヒトは大工の棟梁みたいだけど、
「おっぱい専門」のうらやましいクリニックをやってるスガマタです。
オクデラ君、店員のお姉さんをナンパしないように。
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 ナゼカペンギンのポーズのナカムラ氏。
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 このヒト、当ブログにもたびたび登場の、皇太子妃の主治医だったミユキちゃんです。
手前マツカワ教授「お、おいしそうだねえ。いっただっきまーす。」
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 相変わらず良家のお嬢様っぽいキョーコちゃんです。
マツカワ教授「うんうん、こりゃうまいわー。(ぱくぱく)」
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 こちらオオツカ教授。「いや、いや、わたしなんて、まだまだ。」
マツカワ教授「あー、おいしかった、トイレトイレ。」
おい、マツカワ!
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 不妊外来をやってるイトウ君のおなかは、妊娠希望の女性患者さんにとって、
羨望の的であり、プレッシャーの源であろう。
 手前、何とまだ0歳児の父だったりするヤスハラ君と、
奥は、もとイリタマことイリサワタマキ、今はワカタマさんですね。
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 アナーキーな元軽音楽部コンビ、イシダ、オグラとそれをクールに垣間見る元バドミントン部のイデ隊員。
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 そして、残ったメンバーは2次会で、さらに居酒屋で、飲みまくる。
まだ、飲むのかよ。
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 ナゼカ、横顔だと真面目なイシダ君。


 サノ君の頭はズラではありません。
理科の実験してるみたいです。
10パーセントの水溶液を作っています。
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 ってなことで、今度は「公式」な会もやるって言ってたけど。




 どうなることやら。


 

 東京支部幹事のサノ君、みゆきちゃん、ご苦労様でした。



 またよろしく。




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8月2日のメモリー(最終話)



 前々々々回の続きです。
順番にお読みください。





 フェリーでの一夜が明け、広い船室の中でも次第に人々が起き始めた。




 夏休みなので大広間に雑魚寝状態の2等船室は
ほぼ満員状態だった。



 そこかしこで、グループや家族連れが、徐々に荷物の整理などを始めていた。




 さて、もうすぐ九州か、と思った頃、
ざわつく船内に呼び出しの放送が流れた。




「前橋からお越しのT内様、お電話が入っております。
船内受付までお越しください。」




「あれ、今、前橋って言ってた?」


「えっ、T内ってことはウチらのこと?」



 良く耳を澄ますと、やはり我々に対する呼び出しだ。



「なんで、ここまで電話が。」


「事故の件で、警察かなんかから自宅に連絡がいったんじゃないの。」


「ああ、そうかも。」


「心配ないって言っとけよ。」





 仲間の声を背に、T内君は一人で船内受付に向かって行った。





 そして、数分後、帰って来たT内君の顔は真っ青だった。




「おお、どうだった。」


「それが・・・。」


「なんだよ、帰って来いってか。」


「いや・・・、それとは関係ない。」


「じゃあ、どうした?」


「みんな、落ち着いて聞いてくれ、昨日、H田が死んだ。」


「死んだ?H田って、あの、サッカー部の?」





 なんと前橋からの電話は同級生の突然の訃報を伝えるものだったのだ。





 話によると、H田君はこれまた同級生のU波君と、
 谷川岳に登山に行っていたそうだ。




 登山の得意なU波君と二人で登山中、岩場で滑落。




 頭部を強打して即死に近い状態だったらしい。






 「昨日の、ご、午前中か。」

 
 「ああ、そうらしい。」



 昨日の午前中といえば、
オレたちが事故った時間と何時間も違わない。




 「・・・厄日だ。」




 誰かがつぶやいた。




 まかり間違えば、その日、オレたちを含め、同級生一挙4人が死んでたかもしれなかった。





 前日の事故の後、死んでたかも、といいながらも、
それほど重くは受け止めていなかったオレたちに、
そこにあった死への可能性が、急に現実的なものとして実感された。






 人間の生死の危うさを肌で感じ、我々は背筋に冷たいものが走る思いだった。






   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





 あの夏から、27年。




 そんなわけで、今年もやってくる8月2日。





 毎年、この日が来る度に、生と死について考え、
また、不慮の死を遂げた同級生の冥福を祈る気持ちがよみがえる。





 そしてまた、オレたちは、医師への道半ばにして夭折したH田君の分まで、
精一杯、医者としてのつとめを果たさねばと心に思うのだ。





 今年も、あの年みたいな暑い夏だ。



       ~完~



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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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