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今年もお世話になりました。



 さて、本日30日で当院の定例の業務は終了。



 1月4日までお休みです。



 診療は5日(水)からなのでお間違いないよう。




 普通、29日までで仕事納め、3日まで休んで4日から仕事始め、
という病院がほとんどだと思いますが、
ウチは年内は1日長く仕事して、
その代わり1日長く休む、
ということになってます。




 以前も書いたけど、どうしても病院が閉まっちゃうというと、
心配してちょっとのことでも、病院にかかっときたくなるもの、
いざ、年が明けちゃえばいつでもかかれるという安心感から、
それほど焦らない、という患者さんの心理を汲んでのモノです。





 年末に駆け込みで、鼓膜切開や、チューブ留置をして新年を迎えるヒト。




 はたまた、
んー、こりゃ、年越しだね、
正月休みで、良くなってることを祈る!なんて言われちゃったヒト。




 ちょっと、心配だけど、まあ、休み中なんかあったら電話してね、
でも、なるべく電話しないでね、
なんてビミョーな事を言われちゃったヒト。





 皆さん、お大事に。





 それにしても、いやあ、今年一年もいろいろやりましたなあ。





 仕事も忙しく、何人も何人も鼓膜に穴をあけたり、ふさいだり、
何人も何人も鼻汁を吸引したり、あびたり・・・・。





 インフルエンザを治療したり、自ら罹ったり・・・・・。





 バンドも、フットサルも、浦和レッズも、
犬の散歩も、スイミングも、ダイビングも、
クラシックも、歌舞伎も、スキーも、
ハイキングも、バーベキューも、ワールドカップも、
学会も、勉強会も、講演会も、
そして、飲み会も・・・・。




 公私において、たくさんの人と出会い、
多くの貴重な体験、楽しい経験をさせていただきました。





 つくづく、周囲の方々のおかげで、良い1年が過ごせたと思っています。





 また、常に私を支えてくれた、妻と、息子、娘にも大変感謝しております。






 あんまり、こんなことたくさん書くと、
来年あたりポックリ死んじゃいそうなので、
この位にしときますが・・・・。






 ともかく、皆さま、よいお年をお迎えください。





 さあ、これからお飾り買ってきて、年賀状書かなきゃ。




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年末の「ド定番」



 クリスマスパーティーの翌日、
前夜の疲れをモノともせず、東京渋谷は「NHKホール」に向かった。



 目的はコレである。

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 今年、数多くのクラシック・コンサートに足を運び、
にわかクラシックオタクになりつつある私が、
日本におけるクラシックの「ド定番」である「年末の第9」を外すワケにはいかぬ。
(もちろんナマの第9は、はじめて。)



 で、どうせなら、最も「ベタな」N響のNHKホール、ということに相成ったのだ。





 天皇杯の決勝やW杯の最終予選などで、
普段サッカーを、見に来ないヒトもチケットを求めるように
年末のN響の第9となると、クラシック・コンサートに普段行かないヒトも、
これだけは「年中行事」にしているというヒトも多いだろう。




 ということで、チケット発売日に速攻インターネット予約で、
15列目を何とか確保。




 何せ、NHKホールはクラシックのコンサートにはややデカイので、
2階や、まして3階では音的にもの足りず、
なるべく前の方の席のチケットをゲットせよ、
と、モノの本に書いてあったのだ。




 開演前にチラッと隠し撮り。
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 本番では、オーケストラと合唱団がぎっしり入ってこのようになる。
(演奏中にはもちろん写真撮れません。)
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「第9」はご存知のように90分近い長尺で、
もちろん「ハーフ・タイム」なんか無いので、
開演前にトイレで入念に膀胱をカラにする必要がある。




 ということは、第1楽章から、ずーっとスタンバって、ひな壇にならんでる
合唱団の人たちもトイレ行けないんだなあ。
始まる前、みんなで一斉にトイレ行くんだろうが、
楽屋のトイレって何個あるんだろう、長蛇の列になるのかしら。




 などとくだらないことを考えてるうちに、
曲が始まった。




 曲自体は、やっぱり、年末に盛り上がるなあ、
という感じの名曲であるが、
これも有名な話だが年末に第9をやるのは日本だけの風習なのだ。




 なにしろ長いし、こんだけの合唱団のセッティングも必要なので、
海外でもおいそれと頻繁に演奏される楽曲ではない。




 CRPでいうと「ジーザス・オブ・サバービア」みたいな曲なのだなあ。
(一部のヒトにしか、わからない例えですが・・・。)





 それにしても、ソプラノのこのオバサン、
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 年齢はわからないけど、経歴としては
2004年になんとかコンクールで優勝、
からの記載なので、かなり若いヒトみたいだけど。
(じゃあ、オネエサン、なのか・・・。)


 しかし、この体格、ゆうに100キロはありそうだが、
やっぱり、声楽は体が楽器だなあ、と思わせる歌いっぷりでした。





 一方指揮者は、このおじいさん、77歳ということで、
歩くとヨボヨボなんだが、
指揮は、素晴らしかった(ように思う。)



 ともかくこの90分近い「第9」を、
ほぼ4夜連続で振るたあ、大したもんだ。
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 やはり「ライブは体力だ」。



 オレもがんばらねば。





 ところで、この「NHKホール」、
あと数日すると、例の国民的ライブ番組「紅白歌合戦」の舞台になるのだ。





 そう思って会場を見渡すと、
また別の感慨が・・・。





 このハコ、クラシックにはでかいけど
紅白やるにはちょっと小さいなあ、という感じ。




 今度は「紅白」もナマで見てみたいなあ。


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楽しいクリスマス2010


 先週土曜日は、恒例「CRPクリスマスパーティー」でした。

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 今回司会は、この2人。
秋田から来たサンタクロース?「メタボ高橋」と「エリリン竹居」。
見た目は決まってますが・・・。
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 さて、余興の第1弾は「OVERDOSE」だ。
まことに危なっかしい演奏でスイマセン。
しかし、実は、本番が一番いい出来だったのだ、あれでも・・・。
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 続いては「The Same Stars」。
あれほど、飲み過ぎるな、と言っておいたのに・・・。
今後、もしこのユニット出る場合は、出番は「乾杯前」にします。
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 さあ、そして、お待ちかね「CRP」の登場だあ。
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 オープニングは「21st. Century Breakdown」。
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 どんどん行くぜー。
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 ノリノリの「おぐじび軍団」。
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 そして、これまた恒例「年末メンバー楽器シャッフル大会」
今回はベースの前原先生がギター&ボーカル、
ギターの土井先生がベース、
ドラムの野口先生がギター、
そして私がドラムに挑戦、というわけなのだ。
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 熱唱する前原先生。
しかし、どの写真もドラムのオレが全然写ってねー。
譜面台ジャマだー。
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 表情や動きに全くヨユーの感じられない野口先生。
ギターは何故かエクスプローラー(!)なのに。
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 そして、ロックンロール・ショーはさらに続く。
サンタ姿の「NOG's・デルマ・ガールズ」のコーラスもありがとう。
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 今年も楽しいパーティーができ、皆さんに感謝です。
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  ・・・・・・・・・


 そして、舞台は2次会に。
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 ああーやっと飲めるぜー。
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 盛り上がりまくる「OJB48(?)」
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 「キューティー・バービー」。
「バビー・フラッシュ!」
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 謎の覆面ユニット「あずさ1号&2号」。
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 いやー、夜遅くまで、皆さんご苦労様でした。




  A very Merry Xmas
   And a happy New Year
    Let's hope it's a good one
      Without any fear
        War is over, if you want it





 パーティーにご協力いただいた皆様、
まことにありがとうございました。


 どうぞ、よい、お年をお迎えください。




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 実は、ちょっとしたおまけが、この下に・・・。


続きを読む »

BSメダカの天皇杯


 今年は、曜日の関係で外来がバラけてるせいか、
最後の土曜日だったが100人ちょっとでたいして混雑もせず無難に終了。



 よし、いいぞ、さあ、天皇杯だ。



 準々決勝に勝ったら、次はどうしよか、静岡行けないかなあ。



 いやいや、それより、もう元日のチケット買っておいた方がいいかも。



 なんてことを考えながら、BSを。




 ところが、冬休みで娘とその友人がリビングを占拠しており
大画面テレビが見られない。



 仕方なく、自室のちっこいアナログテレビで見るはめに。


  第90回天皇杯全日本サッカー選手権 準々決勝

  ガンバ大阪    2-1    浦和レッズ   (万博記念競技場)
      (前半   1-0)
      (後半   0-1)
(延長前半   1-0)
(延長後半   0-0)





 ガンバのサッカーはレッズの選手が言うように「大人のサッカー」だった。



 就任8年の長期にわたり、日本のファーガソンかという西野監督の安定感は
就任2年で結果を出せずチームを離れる監督の采配とは
チームの一体感という面で雲泥の差が見えた。




 残念ながら、何回戦ってもガンバに勝てない、
今のレッズの現実なのだ。





 それにしても、峻希の突破や、岡本の成長など
ところどころにキラリと光る「原石の予感」みたいなものはあるし、
今日のスーパーなシュートに象徴される宇賀神の台頭は、
今季の大きな収穫であった。




 しかし、オレの部屋のBSは受信状態が悪く、
ずーっとばちばちいう「メダカの大群」を通して見てたので、
宇賀神のシュートも実ははっきり見えなかったんだけど・・・。





 苦労して見てたけどそのうち、ほとんどまったく
メダカだらけで見えなくなっちゃったんで、
何とか、娘に頼んで見せてもらおうと階下に行ったら、
もう友達、帰ったあとで、
じゃあ、もっと早く言ってよ、って。(涙)




 おかげで、延長戦、宇佐美のゴールはバッチリきれいに見えたんだけど・・・(泣)。






 まあ、これで、終わった。





 雑念も消えた。
(臨時休診、ありませんよー。)




 また来年も元日のスケジュール帳の記入は「初詣」だけになった。




 来年に、期待しましょう。



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忘年会時代(第4話)

 第1話、2話、3話からの続きになっておりますので、そちらからご覧ください。



「それでさあ、セーラームーン、ウケたわけよ。」



「ふーん、そうなの。見てみたいわね。」



「いやあ、見ない方がいいって、ビデオとかもないし。」



 家に帰って、妻に忘年会の話などする。




 当時、妻は、4月の予定日の第1子の出産を控え、
前橋から実家である博多に里帰り出産する準備中であった。






 年も明けたある日、病棟の看護婦さんが、
「ああー、センセイ、この間のセーラームーン、良かったわあ。
何回見ても笑っちゃうのよねー。」





 あ、ビデオあるんだ・・・・。





 で、家に帰って何気に

「こないだのあれさあ、ビデオ看護婦さんが撮ったらしいよ。」




「え、見たーい、見たーい。」




「・・・・やっぱりね。じゃあ、今度借りてくる。」





 何となく気が進まなかったが、
まあ、あんまり見たがるんで看護婦さんにビデオを借りて
帰宅後、夜一緒に観賞(?)した。




 もちろん、私自身も初めて見る映像である。




「いやあ、こりゃヒドイなー。」




「あははは、でも、すごーい、おもしろーい。」



 妻も、もうずいぶん大きくなったおなかを抱えるようにしてウケていた。




 大いに盛り上がって、さて寝よう、とベッドに入った。




 ・・・そして深夜。




「ねえ、ねえ、なんかおかしいの。」



 トイレから戻った妻に、起された。



「水が、出るみたい・・・。」




 すわ、赤ちゃんの一大事と、車を飛ばして病院に。




 担当の産婦人科の先生を呼んでもらい、診察。





 診断は「切迫早産、前期破水」。




 予定日は4月だからまだ4ヶ月もある。




 一瞬、頭真っ白になった。




 しかし、即日入院となり
感染予防と、ウテメリンの点滴で治療、
2月中旬に無事長男を出産。





 里帰り出産の飛行機や向こうの病院もすべてキャンセルしたが、
母子ともに健康で出産でき、ホント、良かった。




 産婦人科のセンセイ、ありがとうございました。





 やっぱり、直接の原因はセーラームーンだろうか。





 全く、あんなビデオ、見せるんじゃなかった。




 ホント、お仕置きされちゃいました。




 以後、女装してません。
(いや、それはフツーだけど。)




   ・・・・・・・・・


 さて、この「忘年会時代」の第1話をアップした時に
「我々の鉄骨娘の写真を見たい」
というコメントをいただきました。



 残念ながら、私の手元には幸か不幸か「鉄骨娘」をはじめ、
毎年の宴会芸の写真は一切ありません。



 しかし、たった1枚だけ、
件(くだん)の「セーラー・ムーン」の写真 が現存しています。




 御覧に入れようかどうしようかズイブン迷ったのですが、
スキャナーで取り込んだスナップ写真を、ここに特別公開いたします。




 この下にありますが、
妊娠中の方は危険ですので、
なるべく見ない方がいいです。





 その他の方も
部屋を明るくして、
画面から充分離れてご覧ください。






 それでは、どうぞ。


   ↓



   ↓



   ↓



   ↓


EPSON001_convert_20101222180820.jpg
 左から、オレンジ色が耳鼻科のT先生、同じく耳鼻科のN先生、私セーラームーン、
受付のAちゃん(彼女だけ女性)、そしてセーラージュピターのT先生なのだ。


 やっぱ、こりゃ、シラフじゃグロいわ。




 くれぐれも、良い子はマネをしてはいけません。




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忘年会時代(第3話)


 第1話、第2話の続きなのでそちらから先にお読みください。





 耳鼻科の忘年会芸は、毎年人気を呼んでいたが、
毎年、キャッチーなネタを考えれるのがまたキビシイのであった。



 今年は、どうしようかなあ。

 去年の「M.C.ハマー」は、良かったが、
顔、真っ黒くしちゃって、あと大変だったなあ。
全員で、トイレで顔洗ったけど、なかなか落ちなくてなあ。

「ハマー・タイム!」mc-hammer_convert_20101221215754.jpg





 ああでもない、こうでもないと思い悩む毎日・・・・。




 と、ある日、外来の女の子供の患者さんのシャツを見て
「今年は、これだ。」
とひらめいた。



 それは、当時女の子の大人気だった
「美少女戦士セーラームーン」。




 言わずと知れたこれである。
月に代わってお仕置きよ!2328_key.jpg




 早速、秘密裏に準備を始めた。



 そんな頃、耳鼻科外来に小児科のTセンセイがやって来た。



 この先生、私より10年近く上で、
小児科のナンバー2だったんだが、
結構仲良かった。



「あのさ、オグラ先生、お願いがあるんだけど・・・。」



「また、子供の気管切開ですか、やだなあ。」



「いや、そんなことじゃないよ。」



「じゃあ、どんな?」



「ねえ、忘年会、セーラームーンやるんだって?」



( げっ、ど、どっからそんな情報を・・・。)
・・・いや、手加減しませんからね。」


「そうじゃなくってさ、僕も入れて欲しいのよ。」


「!」



 そういやあ、この先生、酔っぱらうとオネエ言葉になるし、
そっちの趣味あるというウワサも・・・。


「・・・・ううう、まあ、いいでしょう。その代わり、一つ条件があります。」


「おう、どんな?」


 「セーラー・ムーンはボクがやります。
先生は、セーラー・マーズか、セーラー・ジュピターです。」



「ああ、じゃあ、僕、ジュピター で。」



「いいでしょう。じゃあ、頑張りましょう。」(握手!)



 などというような、患者さんのお母さんが聞いたら
ドン引きするような「密談」が交わされたのだった。




 ということで、話がまとまり、
T先生も一緒にやることになった。




 年末の忙しい合間を縫って、
各色のカツラなど、小道具を高崎まで買いに行ったりした。




 衣装作りももうお手の物だ。





 そして、本番、前橋「ミヤマ会館」だ。





 結果は予想以上の大成功で、
終わって、トイレで着替えていると
隣りの広間でやはり忘年会やってた「東京電力」のヒト(実はオレが見てた患者さんだった)が

「いやあ、センセ、スゴイですね。
あとで、我々も使いたいのでその衣装、貸してください。」

といったほどなのだ。
(実際、後日、病院まで借りに来た。)





 もう、ずいぶん昔だなあ。





 実は、このセーラー・ジュピターことT先生、
いまやG中央総合病院の 病院長 なのだ。
(ばらしちゃったけど、もう20年近く昔の話なので。)





 さて、しかし、このあともう一個、タイへンな後日談が・・・。




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忘年会時代(第2話)


続きですので第1話からお読みください。





 さて、「ネタ」はどうするか?



 「忘年会」なので、なるべくその年を象徴するネタがいいなあ、
ということで、雑誌やらテレビやら見ていたが、
ある日、
「これだ!」
というものを発見。



 その年、1990年に大ブームを呼んだ
「鉄骨飲料」

演じるは「鷲尾いさ子と鉄骨娘」 


 これである。
washio1.jpg



 さっそくCDを購入、コマーシャルをビデオに撮り、
準備に入る。



 昼間はできないので、
オペが終わった夜の外来で、
部下のN先生と受付のAちゃんと毎晩猛練習。




 「鉄骨飲料。鉄骨、鉄骨、鉄骨飲料、
     陽気に鉄分カルシウム、毎日こつこつ鉄骨飲料、
         いづれ血となる。骨となる。
               そーれそーれ鉄骨飲料♪~」





 衣装はそれっぽい生地で、3人分のミニスカワンピースを、
外来ナースのヒトが作ってくれ、
ナースストッキングをはいて本番に臨んだ。





 結果、本番の「ミヤマ会館」では
小児科男性ドクター5人による「白鳥の湖」をおさえて
堂々の初出場、初優勝を飾ったのだった。



 耳鼻科外来は一夜にして「宴会王」になったのだ。
(なんだそら)




 しかし、それ以後、毎年、秋になると、
ネタ探しに悩まなくてはならなくなってしまった。



 しかも、病棟の看護婦さんからは、
「今年は、耳鼻科、ナニ?」
と、再三の探りが入るようになった。





 そのうち、順位付けは無くなってしまったが、
(耳鼻科独走のせい?)
毎年、練りこんだネタで、大ウケを続けていたのだ。




~次回に続く



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忘年会時代(第1話)


 先日赤ぺケ病院耳鼻科の忘年会に行って、
まあ、いわゆる「演芸大会」みたいなもんを見て、
ああー、懐かしいなあ、と思ったものだ。



 私も勤務医時代は「忘年会」と言うと燃えたなあ・・・。



  ・・・・・・・・・・・・



 今を去ること20数年前、
私は、新たに耳鼻咽喉科の科長として、
部下のN先生とともに大学から
G中央総合病院に赴任した。



「ねえ、センセイ、忘年会あるけど、どうする?」


「どうする、って・・・・。」



 実は耳鼻咽喉科の属する5病棟は、
小児科、眼科、歯科口腔外科との混合病棟で、
病棟ナースと、各科外来スタッフと、各科のドクターでの合同忘年会なのだった。



 そこで、毎年、演芸大会で優勝、準優勝など各賞を競う、
という趣向だった。



 耳鼻科の私の前任者はそういうことに興味がなく、
ついでに仕事にもあまり興味がなく、
院内では耳鼻科は「どマイナー」な存在だった。



 私が赴任して、耳鼻科の手術件数は倍増、
外科や整形に乗っ取られていた手術日もすべて取り返し、
最近は他科の手術日も時々食い荒らしている状態。



 もちろん、外来、入院とともに患者数は大幅に増えた。



 ここはひとつ、忘年会でも、耳鼻科の存在をアピールしたい。
(っていうより、この手のモノがもともと好きだ、ってのが本音であった。)




「よし、参加しよう。
しかし、出るからには優勝を狙う。」



 私の、芸人魂に火がついた。






 実は、私には「勝算」があった。




 その2年前、F赤十字病院の医長として初めて赴任した時、
そこでも、同じような忘年会があった。



 そこは、耳鼻科、脳外科、麻酔科、泌尿器科と病棟の忘年会だった。




 その時、耳鼻科は一人常勤だったが、
耳鼻科外来のナース、事務のお姉ちゃんの勢いがすごく、
彼女らに主導されるまま、
私も、ミニのワンピースに網タイツを履いて
ピンクレディーのUFOを踊り、
見事特別賞をゲットしたのだった。



 しかし、その後酔っぱらった脳外科の部長ドクターに、
網タイツの中のパンツにビールをぶち込まれたが・・・・。



 ともかく、その時、つかんだのは
「宴会芸は、おバカさと健康的なお色気だ。」
という、法則。



 やはり、オレだけ網タイツでもキモいだけ。



 若い女の子がやると可愛いけどインパクトに欠ける。



 で、これらを一緒にやると、
女の子がより魅力的に、オレがよりおバカに見えてウケる、
という論理である。




 こうして書くと、あほくさいなあ。




 さて、ともかく、戦いの幕は切って落とされた。


  ~第2話に続く。



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深夜のバンド・オヤジたち

 インフル騒ぎでバンド練習のスケジュールに穴をあけてしまい、
そのしわ寄せで、木曜日「OVERDOSE」、金曜日「CRP」と、
夜毎のバンド練習連チャンになってしまった。



 また、カラダ壊すぞ、おい。



 とは言うもののの来週末は、忘年会を兼ねた「CRPクリスマスパーティー」なので、
休んでるわけにもいかず。



 昨年までは一般の方も見においでいただけたのだが
諸般の事情から今年より内輪のパーティーになりましたのであしからず。



 つい、この間、ミュージック・アシストでライブをやったばかりだが、
今回の演奏曲、その辺の使い回しを考えていたが、
メンバーから選曲に対し希望・要望が飛び交い、
結局、決定した曲はこの間とダブる曲は、
今回の予定13曲中、1曲のみ。
(この間も15曲もやったのにー。)



 ううむ、サービス精神、旺盛というか、
自らの首を絞めてるというか・・・・。




 特に、クリスマスパーティーでは恒例の「楽器パートシャッフル大会」がある。



 これは、毎年一曲だけ、メンバー全員が、
原則、自分の担当楽器以外の楽器を演奏し
曲を披露するというモノ。




 今年は
普段はベース担当の前原先生:リード・ボーカル&ギター
   ドラム担当の野口先生:ギター
   ギター担当の土井先生:ベース
んで、ボーカル&ギターのオレがドラム叩くという
キワモノ企画なのだ。


 まあ、ベースはギターやってればある程度は弾けるし、
前原先生は楽器なんでもできるのでギターなんかオレより上手かったりするわけだが、
今年の注目はこのサイド・ギターだな。


 野口先生、コードはロー・コードが3つだけだからねー。
(土井、前原両コーチにギターの手ほどきを受ける野口氏)
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 かくいう私も、ドラム、大変だあ、汗だくだあ。
コーラス入れると手が動かん。
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 まあ、こうして、
他メンバーの業務を体験して、
ああ、普段みんな、こんな大変なんだー、
と、お互いにリスペクトするわけです。





 何となく、奥さんが風邪ひいて寝込んでしまい、
お父さんが食事の支度、洗濯、皿洗いなどして感じるみたいな・・・。




 ・・・・ちょっと、違うけど。




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試合観戦のマナー


 クラブ・ワールドカップは、
南米のインテルナシオナルがアフリカのチーム(名前忘れた)に敗れ、
決勝はインテル対インテルになんなかったですが、
いっそ、アフリカがインテルにまた勝っちゃうと、おもしれえんだがなあ。


 大会の権威は落ちてしまうのか、
はたまた(サッカーの)第3世界であるアフリカの株が
どどーんとあがり、
主に商業面からFIFAとトヨタは喜ぶのか?



 ちょっと決勝見てみるかという気になって来た。






 妻が先日、ヤフー質問箱に面白いのがあったよ、と言って来ました。


 「浦和レッズファンの彼女と、試合に行った彼氏の相談だよー。」



 検索してみました。

これだな」←クリックすると読めます。


 ふむふむ、ナニ?


 ゴールが入って彼女が知らないヒトと抱き合って喜んだから
ドン引きしただと?


 なーに言ってんだよ、ゴール決まれば喜ぶの当たり前じゃん。



 埼スタでジュビロ相手に3点つーと、
昨年11月の「この試合のことですね」←クリックすると読めます。



 いやー、これか、これもし現地で見たら、
抱きあって当然の試合展開だな。


 レッズのゲームならゴール裏でなくても、
見知らぬ人とハイタッチは当たり前、
ゲーム内容や、アウェイなんかだったら抱き合っても当然。



 かくいう私も、そーいった時は、
スタジアムで見知らぬ人と抱き合ったこともあります。
(この試合は行ってませんので、私はその「おっさん」ではありません。)




 ウチの妻も、全然フツーなのにねー、
ということで私に教えてくれたわけだ。




 大体、男がお菓子なんか食いながら試合見んなよ。





 しかも、なんでこれがベストアンサーなんだ。



 一つ言えるのは回答者はレッズの試合を観たことがないと。





 私の回答としては、
うーん、まあ、レッズのスタジアムはそういうところで、
「郷に入っては郷に従え」
ということだと思うんだがなあ。



 彼女も相手がお菓子ばっかり食ってるんで、
こうやって楽しむのよー、とのアピールもあったかもしれないし。



 ホントは一緒に抱き合ってほしかったんだろうしね。




 まあ、シチェーションによって、
いろいろなマナー、流儀があるわけだ。




 例えば、クラシックのコンサートで立ったり、音をたてたりするのはマナー違反だが、
ロックコンサートで、静かに座って見てるのは、やはりマナー違反だ。





 そういえば、日韓ワールドカップの頃に
「相手チームのメンバー紹介の時のブーイングは相手に失礼だから何とかなんないのか。」
などとコメントしてる、バカテレビ司会者がいた。



 相手チームへのブーイングは、実は相手チームに対する
「礼儀」であり、「敬意」の証拠であって、
ブーイングもされない相手では、ダメダメ、ということなんだぞ。




 

 まあ、このカップル、その後1年たってるわけだが、
どうなってるでしょうね。





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「タミフル」様のおかげです


 
 突然の急病で各方面にご迷惑をおかけしましたが、
もう大丈夫、完全復活です。


 しかし、体調は回復したものの体力は落ちていて、
今朝の犬の散歩は息切れしたっす。



 さて、今年からインフルエンザの薬は3種類あります。
おなじみ内服薬「タミフル」と吸入の「リレンザ」の他、
一回の吸入で済むという「イナビル」がある。
(厳密には注射用点滴製剤を入れて4種類だが、
これは通常入院患者さんしか使わんだろうから。)




 妻に検査を依頼し、持ってきてくれたのは
おなじみ「タミフル」でした。




「すぐ反応出て、看護婦さんもびーっくりするくらい濃かったわよー。」




 通常迅速検査での反応時間と反応の強さは
ウイルス量に比例すると考えられるので、
相当「濃く」インフルエンザに冒されたと考えられるわけだ。




 もちろん症状も強く、発熱も月曜、朝の38℃から、
38.4℃⇒39.0℃⇒39.3℃と1時間単位で上昇し、
お昼にはついに39.5℃まで上昇。




 しかし、これは40℃までいっちゃうのでは、
と思ったあと、午後3時ころから、急激な発汗が始まり、
今度は1時間ごとにパジャマがびしょびしょになって、
着替えを繰り返す。
(その数10回以上!)



 とともに、どんどん体が楽になり、
熱も38℃台後半から前半へと下がってゆく。



 夜風呂入って、ケンチキのチキンポットパイ食べて寝たら、
その晩はほとんど起きずに翌朝は平熱に下がっていた。



 翌朝、妻が
「あー、やっぱり、新型はタミフル効くわねえ。」



 そうなのだ、忘れてたけど2シーズン前にやはりインフルエンザになった時、
「タミフル」飲むも一向に熱が下がらず、大変な思いをしたのだった。
クリックして参照してください⇒「2009年インフルエンザ闘病記





 あの時は今思えば、旧型である「Aソ連型」の最後っ屁。
ばりばりタミフル耐性だったが、
今回の「パンデミック2009」いわゆる「新型インフルエンザ」は、
若くて勢いはあるが、まだまだ「タミフル様」にはかなわないのだ。


 しかも、これ読むと前回は39℃は超えてないみたいだし、
今回の方が感染としてはむしろ強かったのかも知れぬ。



 今回も、タミフル以外には抗生剤や風邪薬はもちろん、
解熱剤も一切使ってないから、
「タミフル」効いたんだなあ。



 タミフル開始して、半日くらいで効いてきて、
24時間たらずで解熱してるわけだ。





 ・・・待てよ、ウチの奥さん、
ひょっとしてそれ確認したくてオレに「タミフル」持ってきたのか?




 何で、一番新しい「イナビル」持ってこないか、ちょっと気になってたが、
熱も高いので、あれこれ質問する気にもならず
とりあえず飲んでたけど・・・・。





 実験だったのかっ。






 そんなわけで、みなさーん、
今年のインフルエンザは、前のソ連型の時タミフルが効かなかったヒトでも、
ちゃーんとタミフルが効くことが実証されましたのでご安心を。




 ・・・・・・・・・・・・・・・・・




 あー、これ見ると、前回のブログにも
今後は摂生して、マスクして、なんて書いてるなあ。



 やっぱ、オレゃあ、ダメ医者だなあ。


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小山実稚恵さんのピアノ・リサイタル


 インフルエンザ発症にさかのぼる、 
前日の土曜日は足利市民プラザで小山実稚恵さんのピアノリサイタルを聴いて来ました。




 最近はオグラんちは誘えばクラシック来るだろう、と思われて、
薬局のショーグンの誘いでしたが、
あいにく、妻は私用で行くことができず、
こいつと男二人でピアノを聴きに行くのはいくらなんでもキモ過ぎるが
アヤちゃんと旦那が行くというので、
ご一緒させていただきました。




 小山実稚恵さん、はよく知らなかったが
日本を代表する名ピアニストらしい。




 このヒトです。
996.jpg
 さて、帰ってから、インターネットで調べてわかったのだが、
この方、1959年5月3日生まれ、
ってことは51歳、っていうか、
オレと(もちろんショーグンもだが、)同い年じゃん。



 しかもオレの誕生日が1959年5月13日だから、かなり、近い。
(ちょっとだけ、お姉さんです。)



 やるなあ、若いです。




 ピアノ・リサイタルってもんは初めて聴きましたが、
なかなか素晴らしいものでした。




 オーケストラやバンドと違って、
休んでる間は全くないわけだから、
かなりの体力と集中力を必要とするはず。




 定番のショパンから、ラフマニノフ、超絶テクのリストまで、
たっぷり堪能しました。
(しかし、リストってホント、マイケル・シェンカーみたいだわ。)





 で、終わって、ロビーに出ると
「サイン会」でサインを待つ観客の長蛇の列が。



 いやあ、あんだけ、ピアノ弾いて、手を使ったあと、
また、こんなにサインしなきゃなんないのかあ。





 プロは大変だあ。
(オレなんかライブ終わると楽器片付ける前に、スイマセーン、ビール、となるのだが)




 お相撲さんみたいに手形かなんかじゃダメなんだろうか。

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医者の不養生、ついに発病


 連日の過密日程で、日曜日も朝から宇都宮。



 午前中の補聴器講習会を聴き、弁当を食って
午後、地方部会学術講演会を同じ会場で。




 しかし、なんとなく調子悪いので、
半分くらい聴いたところで、早退。




 帰って、ともかく体が冷えてしょうがないので、
早めに風呂に入り、
夕食を摂って、10時前にはベッドへ。




 しかし、夜半、体調が急変。




 全身に悪寒、戦慄と体の痛み、
鼻は詰まるわ、出るわで大変。




 激しい頭痛と朦朧とする意識の中、
これは、来ちまったな、と。




 朝までベッドで苦しんで、朝になり妻に鼻腔から検体をとってもらい、
検査すると、案の定、インフルエンザでした。




 ああ、カッコわりー。




 タミフル飲んで、闘病1日半、やっと解熱しました。




 やはり、ここんとこのハードスケジュールで、
かなり体力落ちてたからなあ。



 今後は診察時に、マスクくらいして予防に努めようか。
(でも、マスク嫌いなんだなあ、顕微鏡くもるし。)



 いや、その前に、言い逃れせず、予防接種受けるべきでした。
(毎日、いや、今日飲み会だから、今晩フットサルあるから、と逃げていた。)





 うーん、我ながら、同情の余地、ないなあ。



 多くの方に多大なご迷惑をおかけし、反省しております。




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学問と勉強

 先日広島に学会に行った折ある本を読んだ。


 電車に乗ると本がいっぱい読めるのがうれしい。


 広島だと新幹線で4時間、1時間寝てても3時間はバッチリ読書できる。



 さて、そこで読んだ「数学」の本だが、

「学問は役に立たないほうがエライ。」 

という趣旨の対談であった。



 おお、なるほど。



 化学や、物理学や、医学・生理学なんかに比べて、
数学や文学は(その数学者の対談の相手は作家であった)
すぐ役に立たないから、
学問として、よりピュアである、と。


 確かにそうかも知れんなあ。





 私がまだ研修医で大学にいたころ、
先輩の先生に声をかけられた。
「オグラー、ちゃんと勉強してる?」
(ちなみにその先生、女医さんなんだが女子医大の山岳部出身で、ともかく豪快なのだ。)

「はあ、はい。
この間も、○○症候群の疑いの患者さんがいたので、
図書館で文献を山ほど読んで、コピーもまとめました。」



「あのなあ、オグラよ(繰り返しますが女医さんです)、
そーいうのは勉強って言わないんだよ。
疾患がわかんなくて調べてんだろ。
そりゃあ、仕事、仕事だよ。
勉強ってのは、目の前の問題を解決することじゃあないのよ。」






 もう、25年も前に言われた言葉です。




 そうだよなあ。




 んで、新幹線でその本を読んだあと学会場に行って、
これが専門医講習会っていう学会で、
耳鼻科の各分野の一流の先生たちが、
最新の疾患概念や診断法、治療法などを講演してくれるわけです。



 毎年、いつも、勉強になるなあ、
と思って聞いてましたが、

 今年も開会のあいさつで座長の先生が、
「臨床医の先生方がすぐ明日から役立つような最新の知識をお伝えします。」
と言ってるのを聞いて、


「ああ、これは、学問じゃあないのだなあ。」


と思ったのだった。





 そもそも、医学なんてのは実学の最たるもので、
「学問」としては下の下なのだなあ。


 もちろん、だからダメ、とかじゃなくて。




 また、今週末は補聴器相談医講習会で
宇都宮まで行って、仕事のために学習(?)してきます。
去年も大変だった⇒昨年の補聴器相談医講習会の記事



 なかなか、真の勉強はできないのだ。



 必要に迫られて、一生、こんな、仕事のための学習をしてんだろうなあ。




 でも、仕事は大事なので。


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マルシオ・クルンデス

 クラブワールドカップ、昨日、開幕ですかあ。


 J最終節から天皇杯準々決勝まで、やけに間があると思ったら、
これだったか。


 しかし、盛り上がんねえだろなあ。



 日本勢出てねえし。



 これはもともと「トヨタカップ」だが、
かつては、ヨーロッパのクラブチームの試合が生で見られる、ってんで、
サッカーファンはこぞって注目してたし、
私も毎年、楽しみだった。



 しかし、今やスカパーやBSで、各国のリーグ戦が生中継されちゃう時代なので、
第3国でのヨーロッパ王者対南米王者、ってもあまり視聴率はとれんだろうなあ。
(明石屋さんま、解説するんだろか。)



 オレもチャンピオンズリーグの決勝トーナメントや、
この間の「バルサ対レアル」(凄かったね、バルサ、)なんかだったら
わくわくして観るけどなあ。



 順当で行けば決勝は「インテル対インテルナシオナル」という
面白いゴロの組み合わせになるんだけど。
「インテル」も「インテルナツィオナーレ」で、
どっちも英語では「インターナショナル」だから、同じ名前のチームなんだがな。





 さて、同じ名前と言えば、レッズの次期監督は「ゼリコ・ペトロヴィッチ」氏になったが、
これも広島の「ミハイロ・ペトロヴィッチ」と同じ名前で、
ひょっとして、レッズのフロントは、広島の監督いいなあ、
で、思いついたんじゃなかろうね。




 または、グランパスが「ストイコヴィッチ」監督で
優勝したもんで、同じユーゴスラヴィアの「ヴィッチ」つながりで
決めてたりして・・・。




 いずれにせよ、現役時代は、ストイコヴィッチより「アツイ」と言われた、
ゼリコ・ペトロヴィッチに、大いに期待だ。




 思えばペトロのラストゲーム、駒場ホームで大宮相手に
まさかの敗戦で、雰囲気がぶち壊しになったんだった。




 あん時、そーいや、J2だったんだよなあ。




 でも、浦和を「愛してくれる」ペトロのことだ、
きっとこのチームを立て直してくれるだろう。





 そんな、今日、新潟からマルシオ・リシャルデス獲得のニュースが。





 もう天皇杯から、この布陣でやりたいよお。
(もちろん、ポンテは出てもらうが。)


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恐怖の一発録り


 こないだ月曜日は、ハード・ロックバンド「オーディオメトリー」の練習。


 っていうかレコーディングなのだ。


 実は、足利市民プラザで2月にアマチュアバンドのイベントがあり、
これに出ようと、言いだしたのがドラムのコージー鈴木。



 まあ、まだ間があるし、いいんじゃないとみんな受けたのだが、
先週になり大変な事実が判明。



 ぬわんと、エントリーにはデモ・テープを添えて、とあるのだ。
今まで、ライブ経験のあるバンドなら、
過去に録画・録音してあるものの中から
できのいいのを選んで送るわけだが、
「オーディオメトリー」はまだ2回スタジオでやっただけ。


 それもまだ。メンバー全員がそろったことがない、
というトンデモナイ、バンドなのだ。


 しかも申し込み締め切りが12月15日。


 あわてて、メンバーのスケジュールを調整したが、
みんな、忘年会やら、別のバンドの練習やら、学会・研究会で
全く調整がつかない。



 唯一、あったのが、今週の月曜日の夜10時からで、
その時もドラム、ギターの2人は直前まで、もう一個のバンドの練習だった。



 10時まで「KADOWAKI-BAND」でコグレBスタで練習の後、
そのまま10時からCスタで「Audiometry」のレコーディングという、
売れっ子スター並みのスケジュールだ。



 録音機器を持ってきてねー、と言うので、
我が家のCDラジカセを持ってたんだが、カセットがなかなか見つからねえ。



 もうカセットテープなんて何年もいじってねえわなあ。



 さて、ラジカセを据えて、いっちょ録音してみっか、
と演奏し、再生して聴いてみようとするのだが、
全然、聴こえない。



 ???操作が違うのかなあ?



 あれこれやって、はっと気付いた。



 このラジカセ、マイク付いてないかも!




 やはり、そうだ。




 かつてはすべての機種についてたはずの内蔵マイクだが、
きょう日のラジカセにはついてないんだ。



 そういや、内蔵マイク使うことなくなったしなあ。




 いつから消滅したんだろう、時代の流れだなあ、うーん。





 そんなのんきなこと言ってる場合ではない。




 残り時間20分しかないではないか。





「しょうがない、これで録りましょう。」




 コージー鈴木がポケットから出したのは、
これまた ふた昔前の新聞記者や予備校生が持ってたような
ハンディカセットコーダー。



 んで、とりあえず、赤い録音ボタンを押し、演奏。



 巻き戻し、再生し、ナントカ入ってることを確認。


「しかし、これ、ちょっと早いね。」



 焦る気持ちからか、大分走ってしまった。
(「走る」とは、音楽用語で、基準のテンポより早くなっちゃうことだよ、エリリン。)


「よし、今度は、落ち着いていこう。」



 そして、再生。


「あれ、これ、さっきのじゃあ?」



「おかしいな。」



「あ、動かねえ。」



「動かねえ、って壊れたの?」



「・・・・壊れたようだ。」





 ということで、不可抗力によりレコーディングは強制終了。




 もう時間がないので、この「偶然の一発録り」でテープ審査に臨むという、
トンデモナイ事態になってしまったのだ。




 やれやれ。




 これで、運良く通ったらお慰み、です。




 審査員の皆様、是非この状況を酌量して下せえ。



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「コメット」の真実

 先日、このブログで話題にした「コメット」。


 ついに真相(?)が判明しましたー。



 教えてくれたのはこのヒトたちです。
先日、CRPのライブに来てくれました。

別にお笑いコンビではありません。
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 でも、ちょっと、近いです。


 それは、グレーのヒトは「大阪人」だから。


 「大阪人」を見ると、ほぼお笑い芸人に見えてしまいますのは、
関東人の習性でしょうか。



 ちなみに「黒のヒト」は、関西人ではありません。
足利のヒトです。



 しかし、こうして並べると、
グレーがボケで、黒がツッコミにしか見えへんなあ。




 ええ加減にしなはれ、もうええわ。




 ということで、話題がめっきりそれました。



 そう、このグレーのヒト(名前聞いたが忘れた)が大阪では、
「クラッカーのことをコメットという。」 
という証言をしてくれました。


 その由来は「コメット」というクラッカーの商品名があり、
それがめちゃくちゃメジャーだからだそうな。




 つまり、ポータブルカセットヘッドホンステレオを「ウォークマン」といったり、
マジックインキ、セロテープ、ジープ、カットバンみたいに商品名が一般名化した例らしい。



 しかも、シニア世代は「クラッカー」といい、
その下の世代は「コメット」というが、
さらに最近の若者は再び「クラッカー」が多い、
という、大変興味深い情報を得ました。



 「コメット」社は一世を風靡したらしいが、最近はすたれたのか?



 ともかくこれで、「コメット」に関してはすっきりしました。



 しかし、「旗ざお」の謎は、
まだ完全に解明されてはいない。



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小倉と言えば・・・


 私、名字が小倉ですので、小さいころから
「小倉アイス」とか「小倉パン」などとよく言われました。


 私自身はあんこをはじめとする甘いものは苦手なんですが、
この間、何かの話題で、
そういえば、最近は「小倉アイス」なんて、少ないんじゃない、
などと、妻と話していました。


 すると、妻が不意に
「何で、小豆の粒あんのこと小倉っていうか知ってる?」
と訊ねてきました。



 「うっ・・・。」



 なんか聞いた覚えがあるようなないような。



「私、知ってるよ。」



「むむむ・・・。」




「雑学ものしり博士」を自負する私としては、
妻が知ってて、私が知らないのはヒジョーに悔しい。




「ちょっと待ってて、聞いたことあるような・・・。」




「ふふふ・・・。」




「うーん、小倉と言えば、まあ、小倉山でしょ。」




「そう、当たってるすごい。」




「で、小倉山と言えば『小倉山 峰のもみじ葉こころあらば・・』で知られる
紅葉の名所だ。」




「おお、やるねー、そうそう。」




「んで、紅葉と言えば、・・・やっぱり鹿だな。
花札もそうだし『奥山にもみじ踏みわけ啼く鹿の・・・』だし。」




「そう、鹿、鹿、すごーい、当たりだよ。」




「んで、鹿と言えば・・・。」




「ふんふん、鹿と言えば?」





 ここで、頭にピンとひらめいた。





ふふふ、この勝負、もらったぜー。





「鹿のフンがアズキみたいなんだー。」



「(がくっ)大外れー。
鹿の背中の白い斑点をアズキ粒に見立てたのよー。」





 そうかー、そうだった気もする。




 何より風雅な平安貴族が食い物をウンコにたとえることは無いなあ。



 でも、鹿の斑点、白いし、鹿のフンの方がゼッタイイメージ近いのにー。





 しかし、ウチの奥さん、いつ、どこで知ったんだろう。



 ひょっとして結婚して名字変わるので、
その時調べでもしたのだろうか。
(鹿のフンだったら結婚断られてたとか・・・。)





 ところで、名古屋には小倉トーストなるものがあるらしい。
クリックして参照⇒名古屋小倉トースト




 いかにも名古屋らしい、めちゃくちゃなセンスの食いもんだが、
名古屋で小倉と言えば
元グランパスの小倉隆史は、これ食べてたんだろうか。




 名古屋の「小倉君」は「トースト」なんてあだ名ついてたりして。





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ABCとCRP~ウインターライブ2010


 この間の土曜日は太田「ミュージック・アシスト」で
「CRP Winter Live」でした。


 オープニングアクトは、今をときめくぢょしこうせいバンド 「The ABC」。
 いやあ、オレ、このバンド、好きっす。
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 オープニング・チューンはニルヴァーナでっせ。
レパートリーがウチとかぶってますなー。


 そして、ゼップのリビング・ラビング・メイド。
アルバム通りにハートブレイカーの最後のとこチョロッとやってからはいったのも、ニクイ。
(それにしても、この曲、かつてブログで触れたあのバンドもやってた。
何かガールズ・バンドに響くモノがあるのだろうか。
男もすなるロックというものを・・・」←クリックしてお読みください。)


 驚きはジューシーフルーツの「夢見るシェルター人形」。
ご存知フランス・ギャルの「夢見るシャンソン人形」のカバーで
まさか21世紀になってこの曲をライブで聴けるとは思わなんだ。
(1982年の曲、私、当時レコード買いました。まだ、どっかあるはず。)


 だから、この曲で歌われている「核ミサイル」は、今ある「中距離核ミサイル」や
「巡航ミサイル」ではなく「ICBM」すなわち「大陸間弾道弾」のことなのだ。



 女子高生諸君、これを機会に「東西冷戦」とか「キューバ危機」とか
「ソビエト連邦」「ワルシャワ条約機構」などを勉強するのだぞ。


 さて上の写真で気付くかべーシストの足元に何やら光る物体が。



 よく見るとこれがベースのボリュームノブなのだ。
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 そうだ、ノブなんてカンケーねえぞ。


 RAFターゲットマークのギターはまるでポール・ウエラーのような音で、
ブリティッシュしてましたなあ。


 今回はオリジナルもあり、タイトルは「1969」ですと!
実は1969年はロックという音楽にとっては1977年と並んで非常に重要な年なのだ。
しかし、彼女たちが生まれる25年も前の話ですぜ。



 最近のJポップだの全然知らない私が、
この子たちの演る曲みんな知ってるちゅうのは
どーゆーわけじゃい。



 お父さまお母さまの良い影響を受けてるとは思うが、
実に「正しいロック道」を歩んでおるなあ。



 そんな、若い勢いにパワーチャージされ
オジサンたちも 「正しいロック・オヤジ道」 を突っ走ってしまうのだ。
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 グリーンデイ、ザ・フー、ドアーズ、ストーンズ・・・。
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 ロックは世代を超える?


 「The ABC(+DE?)」のメンバー。
また、オヂサンと遊んでね。
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 最後にライブにお越しいただいた皆様に厚く御礼申し上げます。



 次回は来春、3月頃かな?
(花粉症で、仕事が大変そうだが。)


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  今回続きがあります。

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波乱の(妥当な?)最終戦


 いやーY瀬君、スマン。


 まったくもってふがいない。


 来年は味スタに行けなくなりました。
(でもそっちが京都に負けるってのもなあ。)


 2010年J1最終節

  浦和レッズ     0-4     ヴィッセル神戸  (埼玉スタジアム2002)
        (前半  0-1)
        (後半  0-3)



 夜のライブがあるため、埼玉スタジアムには行けず、
テレ玉での生観戦という大変珍しいことになった。


 ここ数戦負けなしで、奇跡の残留に向かって突き進む神戸は
さすがに気合が違った。



 それは、球際の当たり、一歩先んずる動きに顕著で、
レッズはその気迫に完全に気圧されていた。



 一方、レッズの今季はまあ、もう終わっていた。


 今日の勝敗で順位が大きく変わるわけでなし、
監督は退団が決まり、ロビーも退団。




 しかしなあ、ホームだよ、最終節だよ、
プロがこんな試合でいいのかよ。




 監督はともかく、ロビーの最後のレッズのリーグ戦がこれでいいのかよ。




 しかし、こういうのがレッズだった、といえばそれまでなんだけど。





 ともかく神戸はうれしかったろうなあ。





 むかしむかしのホント弱かったころには、逆に
「ホーム最終戦だけは負けない」
なんていうジンクスもあったが、
昨今はむしろ最終節でいい試合を観たことがないなあ。



 2006年のガンバ戦での歓喜の初優勝を最後に
降格の横浜FCに負け、9割がた手中におさめていた優勝を取り逃がし、
マリノス相手に1-6で大炎上し、
最もキライな鹿島に優勝をプレゼントし、
またまた今年は、神戸に最高の歓喜を与えてあげるという・・・・。




 来年はいい年末が、迎えられますように。
なんか、これ昨年も書いたような・・・。



 ん?いやいや、去年は無かったけど、今年はまだあるぞ、天皇杯、天皇杯。



 これとって、一発逆転、タイトル奪取、ACL獲得なんて、
ドリームジャンボ宝くじみたいなのが、残ってるじゃん。
(当選確率もドリームジャンボ並みだったりして・・・・。いや、そんなことないぞー。)




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旗ざお、コメット


 ああー、やっと看護学校の試験の採点が終わった。


 全員合格ですので安心してくださいねー。



 それにしてもオレの講義で一番インパクトあったのは、
「外耳道異物のゴキブリの話」だったみたいねー。



 それは、看護師資格試験には、きっと出ませんからね。



 まあ、楽しく授業受けたみたいで良かったです。



 答案に、センセイのライブ見たいです、なんて書いた生徒多かったが、
明日だからな、みんな来いよな。
(タダだし。)




 ところで、話は変わるが、先日、学会で広島に行った折、
新幹線のホームでこんな看板を目にした。

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 なんすか、こりゃ。


 そもそも、「コメット」って何?


 もちろん、「Comet」とは英語で「彗星」のこと。


 「コメット」といってアタマに浮かぶのは、
旧ドイツ空軍のロケット戦闘機「メッサーシュミットMe163」
(もっともこいつはドイツ語で「コメート」だけど。)
me163-2_convert_20101203143851.jpg

 旅客機にも「コメット」っていうのあったなあ。


 あとは「コメットさん」??
(私、世代的に大場久美子ではなく九重佑三子さんですが。)
images.jpg

 いろいろ調べると「コメット」は
パーティーなんかで使う「クラッカー」のことらしい。


 初めて聞きました。


 中国地方特有の言い回しなんだろうか?



 新婚旅行の見送りなんかでホームでバンザーイってして、
クラッカー鳴らすのかなあ。
いまどきまだそんなのあるのか?



 じゃあ、旗ざおは??



 サッカーじゃあるまいし、瀬戸内海だから 大漁旗?



 瀬戸の花嫁かっ?
10911.jpg
(今日は全体にネタが古いなあ。)



 広島、謎多し。


 知ってる人いたら教えてください。




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オラペネム耐性インフルエンザ菌

 ついに出た、といってもあまりありがたくないものが出た。


 オラペネム耐性のインフルエンザ菌である。


 6か月の赤ちゃん、急性中耳炎で鼓膜切開したが、
耳だれが止まらず、培養結果出る前だったが、
抗生剤をメイアクトからオラペネムに変更。



 しかし、それでも一向に良くならず、
昨日菌検査の報告が来て上記が判明。



 感受性を見て抗生剤をオゼックスに変更して、
本日はかなり良くなっていた。


 やれやれ。


 MRSAやアシネトバクターでは耐性菌でもどうってことないが、
インフルエンザ菌は、困るなあ。



 あ、誤解ないように。



 インフルエンザじゃないよ。



 よくわかんないヒトは私の過去の記事
インフルエンザではありません」←クリックして参照してください。




 そもそもオラペネム、オゼックスは
近年の乳幼児の中耳炎の難治化に問題を感じた学会側が、
メーカーに働きかけて「出してもらった」新しい抗生剤である。


 メイアクト、フロモックス以降、長年にわたり抗生剤の新薬が出ず、
小児科医、耳鼻科医の抗生剤の乱用、
必要ない病態に対しての垂れ流し的使用によって
巷にはすっかり耐性菌が蔓延し、
幼小児の中耳炎の難治化が耳鼻科医の間で問題になっていた。


 そこで現れたこの2剤は、メーカー側もお医者さんに
「なるべく使わないでくださいね。」
という売り方をする珍しい薬なのだ。



 当院でも症例を限ってなるべく使わないようにしてるのだが、
早くも耐性菌が出てしまっているとは。



 しかし、どんな抗生剤にも耐性菌は存在し、
それは、薬ができる前からあるというが。
(この辺の話、難しいけど面白いのであとでこのブログで解説しますね。)



 ともかく、これからますます気をつけて行かないと。




 しかし、インフルエンザ菌も生き残りをかけて必死なのだなあ。

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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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