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コンビニとスーパー

気温の変化が激しくて大変です。
また、風邪引きが増えるのではないかと心配です。

 今日来た患者さんでこんなことがありました。
副鼻腔炎を治療中のお子さんです。

「うーん、もう少しかなー。まだハナでるねー。」
「あれっ、そういえばお薬終わっちゃってます?」

「ええ、先週熱が出たので、小児科にいったので少しこちらの薬中断してました。」
「えー、ホントにー・・・・・。」

 まだ、たまにこういう患者さん、いるんだー。

 風邪の時に小児科にかかるな、とはいわないが、
耳鼻科に通院中なのにわざわざ小児科に行くってびっくり。

 最近減ったけど
「風邪でも耳鼻科かかっていいんですか。」
とか、
「生まれたばっかりなんですけど、耳鼻科かかれますか。」
なんて、とんちんかんな質問する人もいる。

 生まれる前や、死んだあとなら別だけど、この世にいる人なら年齢性別を問わずかかれます。
大体、風邪で耳鼻科にかからなくてどうする。

 内科、小児科開業医ってのはいわゆる一般医(ジェネラリスト)だから、いわばコンビニみたいなもんだ。とりあえず、何でもそろってる。手軽だ。
 それに対して、耳鼻科や眼科、皮膚科なんてのは専門医(スペシャリスト)だから、専門店ですね。

 だから、キャベツ買うとき、急いでいればコンビニってことも、ないとは言わないが、
やっぱスーパー行くでしょ。
風邪の時に、内科小児科にかかるって、コンビニでキャベツ買うみたいなもんです。
スーパーではいつもお魚とお肉は買ってるんだけど、野菜はコンビニで、って人いないでしょ。
耳鼻科でいつも副鼻腔炎と中耳炎の治療してるんだけど、風邪ひいたので小児かかかりました、と同じです。

 もちろん、きちんとした内科、小児科医なら患者さんによって
「これは耳鼻科にかかった方がいいから、行ってみてください。」
とアドバイスできるのだが(今日、そういう方も来院されました)、そうでない医者も多い。

 特に小さい子ほど一般医では難しい。
自分から、症状を訴えないから情報をなるべく集めなきゃならない。
本人に訊いても、答えてくれないし。

 その点、目で見て診断する耳鼻科は圧倒的に情報量が多い。
鼓膜はもちろん、鼻だってのどだって、口の中もハロゲン光源でよく見える。
単3電池のペンライトで、溶連菌診断するのはやはり難しいだろう。
そもそも両手にペンライトと舌圧子もって、どうやって検体取るの?

 あと、内科小児科が苦手とするのがインフルエンザの診断ですね。
検体を鼻の一番奥の上咽頭ってとこからとらなくちゃならない。
耳鼻科医にとっては、楽勝だけど、特に小さい子供の診断は出来ないでしょうねー。

 だから、皆さん、風邪を引いたらちゃんと耳鼻科にかかりましょう。
といっても、ただでさえ忙しいのに、みんな来ちゃったら困るので
患者さんには「熱が出るような風邪は、耳鼻科にかかってください。」と、説明しています。
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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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