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突発性難聴の話

 エレファントカシマシとかいうバンドのヒトが
突発性難聴で休業だそうだ。



 実はこのバンド名前以外はほとんど全く知らないんですが、
突発性難聴について少しお話をします。



 突発性難聴はある日ある時突然に片耳の聞こえが悪くなる病気で
原因は不明です。



 というより、原因不明のものにこの病名がつきます。



 原因が分かっているものは「騒音性難聴」とか
「ウイルス性難聴」とか「薬剤性難聴」の病名がつくわけだ。



 難聴と同時に耳鳴りがおこり、
場合によっては難聴が自覚されず
耳鳴りだけが唯一の症状である場合も
少なくありません。




 音を感じ取る神経細胞の障害で
感音性難聴に分類されるが、
その中では比較的治ることの多い疾患です。






 程度は様々で、ごく軽度の難聴から
ほとんど聾になってしまうものまであります。



 頻度的には比較的多く、
当院のような個人の診療所でも週に何人かは初診の方がいます。



 原因は不明ですが、
治療はほぼ手順が決まっており、
中心となるのはステロイド剤です。



 通常は内服で経過を見ますが、
場合によっては入院加療をすることもあります。



 治り方も様々で、
薬もなにもなくても治っちゃう人もある一方、
どんなことをしても聴力が回復しない人がいます。




 4割は完全治癒、3割は改善、残り3割は聴力の改善なし、
と言われますが、ワタシの感触ではもっと治癒率は高い印象です。




 まあ、開業医には救急車で搬送されるような重症例が少ないので、
全体としてはこんなものかもしれませんが。




 確実に言えることは、
発症から治療開始が早いほど治る確率が高く、
逆に1ヶ月以上経過したものは一般的には治りません。




 植木鉢のお花がしおれた時点で水をやると復活しますが、
完全に枯れてしまうと戻らない、
という感じです。




 めまいを伴う例もあり、
めまいにとらわれて内科、脳外科などで治療を行い
耳鼻科的な診断が遅れると難聴が残ってしまう場合があります。




 もちろん当初の内耳のダメージが強く、
早期からきちんとした治療をしても
聴力が戻らない方もあります。




 人間の体の様々な組織は再生能力がありますが、
神経細胞は再生しないので
一旦死んでしまうともう戻らないのです。




 ステロイドが奏功しない場合は高圧酸素療法や
星状神経節ブロックなどの補助的療法を追加することもありますが、
あくまで補助的療法であって、
これやれば絶対治る、
という治療法は今のところありません。




 浜崎あゆみさんや元ウインクの相田翔子さんも
突発性難聴だったときいています。




 ただ、今回のエレファントカシマシの方は
入院して手術までされたとか。




 突発性難聴の手術ってあまり聞いたことないのだけれど、
何やったんでしょうか?



 ワタシが不勉強なだけなのか?




 ともかく、お大事に。


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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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