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連休、急患です。

 昨夜は、モヤモヤ気分のまま飲み会に突入し、飲みすぎで本日は二日酔いです。

 お昼過ぎにやっと回復してきた頃、急患の電話。

 中学校の教頭先生からで、生徒がサッカーの試合中に鼻骨骨折したとのこと。
病院にいったが、レントゲンで骨折は確認できたが、
耳鼻科医がいないので手術できないといわれたとのこと。

 緊急で手術ということになりました。

 そこに、急性副鼻腔炎の小学生の急患からの電話があり、やはり診察しました。

 以前も、ブログに書いたように、急患は原則的に診ます。

 電話は自宅のリビングと寝室で病院の電話番号で鳴ります。
小倉弘之名義の自宅の電話番号もタウンページに載ってます。
(多分市内では、ウチだけです。)

 急患は、開業した時に、「診なければいけない」、と決めてました。
と、いうより当然「診るもの」と思ってました。

 それは、死んだ親父の影響です。

 57歳で急死した父は耳鼻科医でした。
電話は、今の小倉耳鼻咽喉科と同じ21-2600ですが、当時は自宅の電話番号も共通でした。
自宅と病院の切り替えスイッチがあって、診察から帰ってくると父はそのスイッチを
病院から、自宅に切り替えます。

 夕食後、テレビなど見てると、たまに電話が鳴り、
「やれやれ、急患だ。」
といいながら、白衣を羽織って、病院に行っている姿を見てきました。

 時には、我々子供が寝てから電話があったようで
夕べは夜中に大変だった、などということが朝食の話題となることもありました。

 今、当院に来られている患者さんでも、以前父に急患で診てもらい、大変助かった、という話を聞くこともあります。
40年も前のことでも、覚えているものなのですね。

 そんなわけで、急患は開業当初から診られる体制になってます。
(でも、ホーム・ページに緊急時の対応法が書いてあるので、
すぐ電話せずに、まずはそっちを見て、試してみてね。)



 今日の患者さんは、中学校のサッカー部のゴール・キーパー。
ボールを抱えにいって鼻を蹴られたという。
なるほど、しっかり折れてました。

 当院の内装を見て
「浦和レッズ、好きなんすか?」
と、訊かれたので、
「そうだよ、好きなチームとかあるの?」
と訊いたら
「鹿島アントラーズっす。」
とか言うので
「あー、俺アントラーズ嫌いなんだよねー。治すのやめちゃおかなー。」
とも言いましたが、
もちろん、ちゃんとキレイに整復しましたよー。

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コメント

耳鼻科、ポリープについて検索していて
たどりつきました。
先生の温かさが伝わってくる素敵なブログですね。
ここでうかかうようなことではないとは思うのですが
・・
数年前に上顎洞ポリープと診断され、
根本手術にはまだ早いから
経過観察ということになったのですが
最近、同じ側の耳の閉塞感があり、
ポリープが大きくなってきたのではないかと
心配しています。
数年前はポリープは目元にあり
歯茎の上を切る手術しかないといわれたのですが
上顎洞ポリープの場合
現在もそのような手術になるのでしょうか?
内視鏡で取り除くということもできるのでしょうか?

突然のへんなコメントで大変申し訳ありませんm(__)m

ポリープは

上顎洞内にあるのなら、耳閉感はおきません。
成長して鼻内に出てくるようなら、内視鏡でわかります。大きさによっては治療が必要な場合があります。
手術はやはり歯茎の上を切る手術ですが、洞内にある限りは、まず手術する必要はありません。
風邪を引いたりして、濃い鼻汁や、鼻がのどに回る感じが多ければ耳鼻科で治療してください。
こんな感じかな。

丁寧なご回答、どうもありがとうございました。
勇気を出して、受診してみようと思いますm(__)m

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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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