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助けて、プーさん



 手袋で蒸れたのがいけなかったのか、はたまた連日の不摂生が祟ったのか、
あるいは、この体、すでに免疫不全状態にあるのか、
件(くだん)の指の傷が化膿してしまった。



 火曜日の未明午前3時、指の痛みで目が覚めた。


 しばらく半覚醒でガマンしていたが、一向に改善しないので
ごそごそと起き出し、痛み止めを飲んでまたベッドに。

 それでも、1時間ほど苦しんで寝られなかった。


 朝になり診察室に行って見てみると、どう見ても膿んでる。

 あいにく、火曜日は「かめいクリニック」は休診。
どうしようかと思ったが、結局CRPの野口先生に電話で相談した。


「あー、そりゃ、オグラさん、開けるしかないですよ。
糸抜いて、出るたがってるモンを出してあげて、
できれば、消毒綿でそこグリグリするんですね。」

「グリグリ?で、できない、できない。」

「じゃあ、消毒液でジャブジャブ洗うんですね。」

「・・・・ワカリマシタ。」

ってことで、妻に抜糸してもらって、洗浄する。


これが、痛いの痛くないの。


「ちょ、ちょっと待って。
な、なんか、こう、つかむものある?抱きマクラとか。」

「先生、これどうですか。」

って、ことで看護婦さんが渡してくれたのが外来にあるでっかいプーさんのぬいぐるみ。

「あ、ああ、サンキュー。」

プーさんにしっかりしがみついて洗ってもらう。

「行くよー。」
「くーーー、うおーーー。」


そういえば、スパイの拷問かなんかで
指の爪の間に竹の串かなんかを差し込むのがあるときいたことがある。

「た、助けてください、も、もう、何でも白状します。」

「はーい、がんばってー、もうちょっとよー。」

心なしか、副院長も看護婦さんもニコニコしている。


ぐーーー、プーさーん、助けてくれーーー。

抱きしめられ変形しながら微笑んでる(だろう)プーさん。


しまいには、トナリのベッドで点滴してた若者がカーテンを開けて
「先生、大変そうですね。おかげさまで僕は大分よくなりましたけど。」

こいつめー、昨日は扁桃周囲炎で痛みに苦しんでたのにー、
このー、う、うらやましい。
早くオレも良くなりたい。




 そんなわけで、夜に予定してたフットサルは中止になり、
各方面の皆様に大変ご迷惑をおかけしました。



 
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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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