週末はアレルギー関係の研究会で東京に行ったが、
ついでに、銀座の伊東屋で買い物をしてきた。
この店は好きでときどき覗く。
万年筆やなんかも殆どココで買ってるし、
毎年この時期はシステム手帳の来年分のリフィルを買ったりする。
文房具は、基本的に好きなので今回もあれこれ見ていたのだが、
ふと目に止まったものがあった。
「老眼鏡」である。
数年前から近くのものが見づらくなり、
新聞や文庫本は読めるのだが、時刻表とか辞書がよく見えない。
薄暗い場所では、さらにダメ。
特に、ポケット版の地下鉄路線図や、地図関係が困る。
先日、北海道に行った時、
ガイドブックの「ラーメン・マップ」なるものを携帯して行ったのだが、
これが、夜、路上が暗いこともあって全然見えない。
地図上のラーメン店の番号が⑥なんだか⑧なんだかわかんないわけだ。
何となく「老眼鏡」必要かなーと思ってはいたが、
ともすれば、今まであえて避けてきたものだ。
そもそも「老眼鏡」という名前がイヤだ。
なんか、
ひなびた老人がお茶すすりながら、
縁側の碁盤の前で囲碁かなんかの本読んでるみたいだ。
しかし、伊東屋で目に留まったのは
「シニア・グラス」
しかも「ドイツ製」!
形もなかなかシンプルでカッコいい。
イメージ的には
ショーンコネリーがスコッチ片手に、
暖炉の前でチェスの手を考えてる感じになってる。
おお、いいかも。
鏡の前でつけたりはずしたりしてたら、店員さんがチェック表を持ってきました。
いろんな大きさの字が並んでいて、その横に
40代、50代、60代などとおよその目安が書いてある。
やはりチェックすると40代と50代の間らしい。
で、ついに買っちまいました。
あー、オレもついに老眼鏡オーナーになってしまった。
落胆と安堵が入り混じった複雑な気持ちで店を後にしました。
ほいでもって、帰りの電車の時刻表、すごく見やすかったです。
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