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「耳鳴り」の悩み

 今年はスギ花粉が記録的に少なく、
季節性インフルエンザの流行もなかったため、
花粉症時期の患者さんの数は、例年に比べてかなり少なく、
200人を超える日は数えるほどしかなかった。


 しかし、4月の異常気象のせいか、連休前後はなんか混んでましたねー。


 連休明けもすごかったけど、連休前の30日がピークで、250人近く。


 たぶん、いつもはインターネットで待ち人数を見て、
受付やめるとかの人も多いのだろうが、
「連休だ」ってんで、来院しちゃったんでしょうね。


 それでも結構「キャンセル」いましたけど。


 しかし、そんな日に「何年も前から耳鳴りがして」なんていう方が来られたりするのだ。


 「耳鳴り」



 これが難しい。


 一般的には「内耳性難聴」つまり音を聞き取る神経が機能低下してると、
起こることが多い。


 壊れたマイクが、がりがりノイズを発するみたいなものが耳鳴りだ。


「内耳性難聴」は、発症してすぐならば回復する場合も多い。


「突発性難聴」などは、その代表だ。



 しかし、その「突発性難聴」にしろ、約1ヶ月以上経過したものは、
回復は難しい。


 音を感じ取る神経が、死んじゃってるためだ。


 体の細胞はかなり「再生」する。


 傷だって治るし、骨だって折れてもまたくっつくし。


 でも、神経細胞はそうはいかない。



 失明しちゃった人は見えるようにならないのと同じだ。



 そんなわけで、
「難聴のある耳鳴りは残念ながら治りません」
ということを、時間をかけて説明して、納得していただくわけだ。



 これがなかなかツライんです。


 説明に時間もかかるけど、
何とかして欲しい、
という患者さんの期待にこたえられないところが。



 いや、世の中に

「適応症に耳鳴りのある薬剤」

はあるが、

「耳鳴りが治る薬」

は今のところ無いのが現状。



 古ーい薬で「ス○ミ○A」なんて薬があって、
市販薬の「小○製薬」の「ナ○ピ○ン」も同じ成分だけど、
今、臨床試験したら保険の適応症通るかどうか・・・。



 まあ、「効くと思って飲めば効くかも」というレベルなので、
神社のお守りみたいなもの。



 ちょっと私はそれを売る自信ないので、
処方したことは、ありません。



 鼓膜に注射して、薬を入れる、
なんてのも以前は結構やりましたが、
やっぱ、よくなる率は、お守りと同等かそれ以下なので、
最近は、やっていません。




 「耳鳴りの特効薬」できればノーベル賞もんだが。



 まあ、「治る耳鳴り」もありますし、
「耳鳴り」が「重大な病気の前駆症状」なんてこともありますので、
「耳鳴り」の方は、やっぱり一度は病院、かかってくださいね。




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 オレも相談してみようかなー。
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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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