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「耳鳴りがぴたりと止まった」などというタイトルのブログを書くと

 いやー「耳鳴り」の記事書いて、
この下に広告出るよ、きっと、と書いたら、
出るわ出るわ。


 やっぱ、耳鳴りって治んないのが多いから、
こういうビジネスって、成り立つんだ。


 それにしても、広告の中にあった
「耳鳴りが治る無料雑誌を先着20名様」、
っての、ちょっと気になるなー。



 だけど、この広告って前も見たことあって、ずっと
「先着20名様」
で出てるけど、
まだ20名に達しないのかしら。



 「無料」ってとこが、ちょっとコワイです。




 しかし、他にも難聴が治るトレーニングとか、
いろいろあって、ビックリですね。




 そーいや、「健康雑誌」っていう、怪しいジャンルの不健康な雑誌がいくつかあって
良く新聞広告に
「○○で、がんが治った」
とか
「△△で、糖尿病が完治」
なんてのもよくありますね。


 まあ、すべて「インチキ」とは言いませんが、
「誤解」や「偶然」は、多いでしょうねー。


人間の体は「免疫」という
「自分で病気を治す力」
がありますから、何かの拍子に
「治らないはずの病気が治る」ことはあります。


 しかし、われわれ医者は、症例を積み重ねて、
何パーセントくらいの人に効果がある、ってことで治療方針を選択するので、

「ある方法が一人の人がうまくいったのでそれが他の人にも通用する」

というわけにはいかないのです。



 そもそも、治ったのは別の原因で、
その方法で治ったわけではないことの方が多い場合、もあるので。


 治った時にたまたま、これやってた、みたいな。


 試合前に「タコライス」食べたら、試合に勝ったので、
また食べたら、また勝ったってのがあったな、そういや。


 そうすると、あっ、オレもあの時「タコライス」食べた、

 なんて、「同意」の意見が掲載されたり。


 ああ、こんなに何人も「タコライス」食べて試合に勝ってるんだ、なんて。





「センセさ、近所の○○さんがオグラ先生のとこに行って、耳の遠かったのがすぐ治ったので、
あんたも耳遠いから行ってみれば、って言われてきたんだよ。」


「・・・・そうですか。診てみますか。」


「うーん、やっぱりあなたの難聴は治りませんねー。」


「なんで、○○さんは治ったのに、ワシは治らねえんで。」


「いやー、あなたの耳はきれいですけど、
○○さんの場合は耳の穴に 小指くらいのでっかい耳垢 が詰まってましたからねー。」



 まあ、この手の話、実際に多いです。




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プロフィール

おぐぐー

Author:おぐぐー
昭和60年群馬大卒
開業医4人を中心としたロックバンドC.R.P.のリード・ボーカル&ギター担当
浦和レッズ・オフィシャル・サポーターズ・クラブ会員
家族:妻(耳鼻科医)1男1女1犬(柴犬)
http://ogujibi.com/

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